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輝かしい実績を残し、天下り先のポストに収まった元刑事部長。

警務部で人事異動の調整をする二渡(ふたわたり)は、何とか説得を試みるが・・・ 表題作他3編

各地の書店で【一押し】されている、横山秀夫。
(新聞にも、直木賞に対しての決別宣言みたいなものもあったし)
最近のハードカバー何作かも気になりますが、Re-kaさんのご忠告通りに、この本から手をつけました。

まず、警察小説である。しかし、ちょっとそこいらのものとは違う。
出てくる主な人物がいわゆる【裏方】さんたちなのである。
捜査一課とか、麻薬、防犯とかでなくて、警務部の人事、秘書、監察などが舞台となっている。


というわけで、いささか地味。この時点で「つまらなそう」という人も多いのでは?
でも、私には逆にそれが新鮮でなかなか興味深いものがありました。

なかでも気に入ったのは『鞄』。
【議会対策】を職務とする秘書課の警部の話。県議会での議員による一般質問に対して、あらかじめ根回して回答を用意し事前に本部長へ渡すことになっていた。しかし、ある議員の質問内容がわからない。それは警察にとって【爆弾】だという。果たしてその【爆弾】とは・・・

一つでも上のポストへ!という出世欲。組織の中での保身と競争。
私に一番遠いもの。どうもこういう意識は希薄だな。
このドロドロ感、自分にはついていけない世界という気もするが、こういう世界を読んでみたかったりする(笑)でも多くの場所で、実際こういうことは起こっていそうだけど。

前の会社でも死人のような顔をした管理職の人達を見て、「何の為に生きているんだろう」とか思ってしまう自分がいた。もっとも向こうから見たら、「お前に言われたくないよ」「わかってねぇな」という感じろうが。
そして、フィクションばかり読んで楽しんでいる自分がいる。
(まさしく 【逃避と娯楽のための読書】だなぁ)

話を戻して。

あとにいくほど、切れ者感が強く出てくるので、むしろ『陰の季節』でのうろたえぶりは面白いかも。(嫌な趣味だ、笑)『黒い線』の登場人物が後の作品にも出てくるとのことなので、そちらも楽しみ。

さらに話を戻して。
横山秀夫の名前は、それこそ書店で嫌になるほど見ていたが、なんか暗そうでパッとしない気がして(ごめんなさい)、読むつもりはあまりなかった。
ただ、『顔』のドラマの予告編を見て、興味がわいた。オダギリジョーは結構好きだし。仲間由紀恵は視聴率取れる!って話だし。面白そうだなぁとかなり思った。
でも案の定、ドラマは見てない(笑)なんせきちんと見た連ドラの最後って『イグアナの娘』だもんな。そういう習慣が全くないんだな。でもいつか見たい。いつだ?





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最終更新日  2003年05月14日 00時22分39秒
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Re:『陰の季節』 横山秀夫(5/7)  
☆かよ  さん
私も横山秀夫さんのって、何か暗そうで・・・って、思ってました。<br>この本読んで、裏方を見てみる面白さがありました。二渡さん冷たそうで、そうで無くって・・・だた様な。。。<br>「イグアナの娘」ですか?////<br>私も人の事は言えません「永遠の仔」位が最後かな~?ドラマをちゃんと見てたのは~?<br>最近、テレビつけっぱなし状態の時、妻夫木くんを何度か見ました。医者の物語だから「ブラックジョーに・・」という題名でしょうね、彼 良いですよね。窪塚くんは、反町くんと出てた頃(題名が出てきましぇん)は、可愛かったですが、今は== (2003年05月12日 08時52分32秒)

Re:『陰の季節』 ☆かよさんへ  
123mao  さん
>私も横山秀夫さんのって、何か暗そうで・・・って、思ってました。<br><br>やはり、私だけではなかったんだ(笑)<br>【エース】は特別な称号ですよね。自分で名乗るものではないですし。<br>だからこそ、二渡は雰囲気がありますね。<br><br>えーと、窪塚の評価は俳優として、というわけではないです。<br>かなり興味深い作品に出てますしね。是非見たいのですが。<br>と、毎回同じことを言っている気がする(笑) (2003年05月13日 01時31分03秒)

Re:『陰の季節』 横山秀夫(5/7)  
Re-ka  さん
日記に名前を載せていただいて光栄です♪でも忠告というより私のただの失敗談なんですけどね(^^;)<br>確かに暗いですよね♪この人の書かれる警察官たちってホントに出世しか考えてなくって、それが幸せで家族のためというような雰囲気。現実的にはまったく関係ない世界なんですが、気持ちが登場人物になりきって読めちゃう重さがなんとも言えず好きなんです。そして最後にちょっと軽くなるような明るさが見えることが多いのが「顔」なんですよね。<br><br>短編たちの中に一言あるかないかの二渡さんの登場なのに、冷静に全体を把握し、すべてを見通しているかのようなインパクトがすごいですよね。だからこそ慌てふためき走り回り、奔走させれる内容の最初の話が、1冊読み終えてからまた浮かんできたりしていた私です。 (2003年05月13日 22時36分16秒)

Re:『陰の季節』 Re-kaさんへ  
123mao  さん
いえいえ。こちらこそ勝手にお名前を使ってしまいまして。<br><br>>現実的にはまったく関係ない世界なんですが、気持ちが登場人物になりきって読めちゃう重さがなんとも言えず好きなんです。<br><br>自分と遠い世界を体験できるというのも読書の醍醐味ですよね!<br>しかも最終的には無関係だ、という安心感もどこかに。<br><br>>そして最後にちょっと軽くなるような明るさが見えることが多いのが「顔」なんですよね。<br><br>またちょっと感じが違ってそうですね。求む、早期文庫化!(笑)<br>二渡さんも、はじめにあの話をもってきているからこそ、後の作品で存在感が際立つ、ということもあるかもしれないですね。 (2003年05月14日 00時22分39秒)

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