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カテゴリ: カテゴリ未分類
元マル暴刑事、今はしがないビル警備員・桃山。

男物のコート、汚れたスニーカー、顔には青黒い痣があり血が滲んでいる。
そして地階の部屋にはもう一人、更に傷付いた少年の姿が・・・
外では、ヤクザが人を探している!

刑事を辞め、無気力な世捨て人となっていた桃山。
そんなときに何処からともなくやってきた、少年と少女(保と葵)
この二人の正体は?自分の採るべき道は?

新興宗教団体・神泉教による地下鉄爆破事件。


舟木会“三日殺しの”金谷。謎の女・城崎涼子。
組織、工作員。テロ。警察、公調、内調 そして・・・

現実逃避から現状打破へ。 しかしその思いはエスカレートしてしまう。
価値観の喪失と希薄な個。 いったい、どこへ行けばいいのだろうか?

与えられた任務を拒絶しての逃亡。
新たに生まれた、完遂しなければならない任務。
一枚のフロッピー。【アポクリファ】→【アポトーシス】
かつては「命なんて安いもんだ・・・」と言っていた保の生きる意味とは?

 “あなたの目の前に川が流れています。深さはどれくらいあるでしょう?”
   1、足首まで 2、膝まで 3、腰まで 4、肩まで


いつものように、出てくる単語を羅列してみました。『?』ばかりだし(苦笑)


緊張感のある三人の出逢いから話に引き込まれていきました。
解説によると福井さんの実質上のデビュー作といわれるもので、
その後の作品(刊行は先だが)の基、ともいうべきもののようだ。

ヘリコプター、護衛艦、ミサイル、爆発。
こういったものは、これまであまり面識がなく(笑)

人物にそれぞれ存在感があって、全体的には読みやすかった。
桃山の内に潜む熱さ。自分の道を進みきるしかない保。
生き方にこそ違いはあるが、願うことは同じ。心をうちます。
最後の終わり方も、“らしさ”が出ていてとてもいい。
してやったり、というところ。読後感も悪くないです。

大作『亡国のイージス』も気になるところ。評判もいいですしね。
父も読んだようで、「これは良かったな」と言ってました。
歴史物以外でかぶるのは珍しい。(二人とも買ってしまったようです)
普段貸し借りなどはしないので、他にもダブリがあるかも(笑)






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最終更新日  2003年10月19日 23時30分31秒
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Re:『川の深さは』 福井晴敏(9/24)  
Re-ka  さん
だいぶ前の日記へのコメントで失礼します。<br>『亡国の…』を読んでとりこになったものの、この方のは大作が多くて二の足を踏んでる私です。<br>亡国の…のほうは、艦隊の詳細な文面に目が点になりながらも話の面白さに引き込まれて読み進むという状態でした。<br>高村薫さんを手本とされているという方だけあって、お気楽読書家の私にはつらい、けれども読みたい!そんな福井さんの本を見つけて立ち寄ってしまいました。こちらも面白そうですね♪<br>『終戦のローレライ』も読みたい!けれど手が出せず…とまだまだ私のジレンマの日は続くのでした~(笑) (2003年10月18日 23時54分06秒)

Re:Re:『川の深さは』 Re-kaさんへ  
123mao  さん
>だいぶ前の日記へのコメントで失礼します。<br><br>いえいえ。読んだのは少し前ですが、感想を書いたのは本当に最近です(苦笑)<br><br>>亡国の…のほうは、艦隊の詳細な文面に目が点になりながらも話の面白さに引き込まれて読み進むという状態でした。<br><br>私も兵器とか弱いのですが、この話はそれほど比重がなかったので入りやすかったです。次は、亡国~を読みたいと思っていますが、確かに大作ですね(汗)<br>高村薫さんも長いこと読んでいないので、そろそろと思っています。硬派な雰囲気が似ていますかね?(両方とも1冊ずつしか読んでいないので何とも言えませんが)<br><br>>『終戦のローレライ』も読みたい!けれど手が出せず…<br>とまだまだ私のジレンマの日は続くのでした~(笑)<br><br>わかります~。私も、読みたい本の量に対して、自分の能力やら時間やら足りないものが多すぎ!で困ってしまいます。<br><br> (2003年10月19日 23時30分31秒)

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