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カテゴリ: カテゴリ未分類
浪人決定の那津は、母の頼みで行方不明の兄を探していた。

一方、山口の遺跡では有柄の細形銅剣が発掘されていた!

角川ホラー文庫。
とりあえず、タイトル通り 【7】 がキーワードとなる。
亜希子のバインダー(兄の荷物に残されていた)にはさまっていたレポート。

 『中国地方に多く見られる“七”にまつわる伝承。
  これは“北斗七星”と関係しているのではあるまいか。』

発掘調査で見つかった有柄の細形銅剣。それは【七星剣】だった!


茶髪に方耳だけ銀のピアスをした若者・知哉と
住職でもあるむっつりしたいかついおっさん・常元宗春。

那津が出会った似てない親子は、北辰(北極星)を守る二つ星だという。
兄を探すために亜希子と話をしたい那津は、成り行きからこの親子とともに、
レポートに記されている場所を訪れることにした。

そこで、剣に魅せられた亜希子と出会う。
正にも邪にもなるという【七星剣】は亜希子の手元で妖しく輝きだした!


うーん、これはちょっとなぁ。
話の導入部からして、イマイチ。(私のまとめ方を別にしても)
もうかなり強引です。人物の設定からなにから、無理がありすぎる気がします。
“バインダーに自分の名前と住所を書いたシールを貼る大学生”っているかなぁ?


実は【7】もそれほど意味があるわけでもなく(もう少し掘り下げてほしかった)
むしろ【北斗七星】≒北極星、こそが重要な鍵となる。
アヤシイ親子の使命と、巻き込まれた形(?)の那津。
七星剣の力とは?兄の行方は?三人の運命はいかに!というふうに進む。

那津本人もそうだが、この一家がどうもつかみにくい。

もう一組の親子二人はそれなりに面白いのに。
どうもパッとしない話だったなぁというのが第一印象。
怪しさ妖しさがあまり伝わってこなくて、ホラーという印象は全くありませんでした。
ホラーの定義はよくわかりませんが“怖さ”は全くなかった。
巨石をめぐる冒険(笑)は、なかなか面白かったけど。

“家庭はある種の密室だ”
というような表現があったり、所々に面白くなりそうな要素はあるだけに、あまり細かい設定を必要としない短編とかならいいかも。





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最終更新日  2003年10月19日 23時23分36秒
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