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2004年03月16日
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と町の人がいう、尾張の大殿(シニョーレ)とは如何なる人物か?
外国人の船員の眼が捉えたその姿とは・・・


宣教師を送りとどけるのが役目だった、ある船員の報告。
その私信が伝えるのは、
16世紀末の日本、そして【織田信長】。

信長は、三好、浅井・朝倉により南北挟撃を受けていた。
一つの巨大な転回期にさしかかったこの国が辿る道。
“ただこの王国を大きな疾風怒濤が襲い、全体が鳴動し、激昂し、新しい時代を産もうと歯をくいしばっている・・・” フロイスの説明 

境。都。岐阜。安土の町々。
この時代、日本に生きたイエズス会聖職者たちと信長の交流。


さてさて。
学生の頃、『背教者ユリアヌス』を読んで以来の辻氏の作品。

語り手である船員は聖職者ではないし、敬虔さに溢れている人物というわけでもないのに、何だか身がスッと引き締まるような感じがしてしまう。信長に対しての描写がその思いをより強くする。オルガンティノらキリシタン宗門にみせる人懐っこさとは裏腹の、孤独の影と苦悩の刻印。

「事がなる」ために自分のすべてを犠牲にする。
「事がなる」ために他人に徹底的な献身を要求する。
何よりも大事なのは、「理にかなう」方法を遂行すること。


今更何を、と言われてしまうかもしれないが、
“信長”に対しての興味がフツフツとわいてきた。
信長を描いたもの、題材にしたものは、それこそ数え切れないくらいあるだろう。
そのうちの幾つかでも、触れてみたいと思った。

『安土往還記』 辻邦生 新潮文庫 (昭和47年4月発行)

・・・・・・・・・・・・・・・・・
何度も言っていますが私は日本史オンチです。

この時代、じっくり見れば見るほど面白くなりそう。

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最終更新日 2004年04月27日 07時06分47秒

テーマ変更の為更新(内容そのまま)





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最終更新日  2005年04月16日 01時23分23秒
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