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カテゴリ： → 読んだんよ ←
無人島（瀬戸内海の真ん中にあるＳ島）にある別荘へ。
喫茶店・北斎屋の慰安旅行は、客を引き連れて。
それはひどく生ぬるい夏だった・・・
さてさて、定番である！この舞台に参加するのは…
総勢８名のご一行様。
北斎屋店長の、あやめ（本名ではない）。一緒に店をはじめた、なつこさん。
なつこさんの恋人・椋くん。常連さん・うさぎくん（本名ではない）、の彼女、友人。
詩人・矢島鳥呼（本名ではない）とその妻。
そして当然、登場人物たちには、ひとくせふたくせ。
んで、事件がおこってしまう・・・（まぁー、そりゃそうだー）
と、おちゃらけましたが、そんなに楽しいものじゃーない。
あやめの視点が、この話の雰囲気をつくりだしている。
暗いというか気だるいというか、どっちともちょっと違うというか。
隠された感情と、鬱とした重々しさ。
詩人が織り成す世界は、好き嫌いが分かれそう。
舞台が舞台なだけに、お決まりの展開（必ずしも悪いことではないと思う）もある
が、
最後までしっかりと引っ張って読ませる。謎解きだけでは終わらない。
なんだかひどくバランスが悪そうで危ういんだけど、それでもなんとか立ってるよ、
という感じ。嫌いではないけど、続けて読むのちょっと辛いかな。
第四回鮎川哲也賞受賞作。
『凍える島』 近藤史恵 創元推理文庫 （1999年9月初版）
喫茶店・北斎屋の慰安旅行は、客を引き連れて。
それはひどく生ぬるい夏だった・・・
さてさて、定番である！この舞台に参加するのは…
総勢８名のご一行様。
北斎屋店長の、あやめ（本名ではない）。一緒に店をはじめた、なつこさん。
なつこさんの恋人・椋くん。常連さん・うさぎくん（本名ではない）、の彼女、友人。
詩人・矢島鳥呼（本名ではない）とその妻。
そして当然、登場人物たちには、ひとくせふたくせ。
んで、事件がおこってしまう・・・（まぁー、そりゃそうだー）
と、おちゃらけましたが、そんなに楽しいものじゃーない。
あやめの視点が、この話の雰囲気をつくりだしている。
暗いというか気だるいというか、どっちともちょっと違うというか。
隠された感情と、鬱とした重々しさ。
詩人が織り成す世界は、好き嫌いが分かれそう。
舞台が舞台なだけに、お決まりの展開（必ずしも悪いことではないと思う）もある
が、
最後までしっかりと引っ張って読ませる。謎解きだけでは終わらない。
なんだかひどくバランスが悪そうで危ういんだけど、それでもなんとか立ってるよ、
という感じ。嫌いではないけど、続けて読むのちょっと辛いかな。
第四回鮎川哲也賞受賞作。
『凍える島』 近藤史恵 創元推理文庫 （1999年9月初版）
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Re:『凍える島』 近藤史恵(05/07)
柊♪
さん
柊が『ガーデン』を読んだときに感じたような印象…かな？と
123maoさんの日記を読んでいたらそのときの雰囲気が蘇ってきました。特に、
＞暗いというか気だるいというか、どっちともちょっと違うというか。
隠された感情と、鬱とした重々しさ。
のあたり…。こういうのを続けて読むのは辛いと思って「凍える島」は何故か避けてたんですが、再びそういった近藤さんの世界に挑戦してみたくなってきました☆
（以下はお返事です）
＞こんなのでよろしのでしょうか？
＞と思いつつもトラックバックさせて頂きました。
恐れ多いことです。すっごく嬉しいです♪ありがとうございます！
柊自身再読したり、未読の作品を読んで感想をUPしなくちゃ、という励みになります。
これからもどうぞよろしくお願いします♪ (2004年09月27日 11時00分28秒)
123maoさんの日記を読んでいたらそのときの雰囲気が蘇ってきました。特に、
＞暗いというか気だるいというか、どっちともちょっと違うというか。
隠された感情と、鬱とした重々しさ。
のあたり…。こういうのを続けて読むのは辛いと思って「凍える島」は何故か避けてたんですが、再びそういった近藤さんの世界に挑戦してみたくなってきました☆
（以下はお返事です）
＞こんなのでよろしのでしょうか？
＞と思いつつもトラックバックさせて頂きました。
恐れ多いことです。すっごく嬉しいです♪ありがとうございます！
柊自身再読したり、未読の作品を読んで感想をUPしなくちゃ、という励みになります。
これからもどうぞよろしくお願いします♪ (2004年09月27日 11時00分28秒)
Re[1]:『凍える島』 柊♪さんへ
123mao
さん
＞柊が『ガーデン』を読んだときに感じたような印象…かな？と
『ガーデン』未読ですが、タイトルからして似たような雰囲気を感じますね。
ちょっと恣意的すぎますか（笑）
＞こういうのを続けて読むのは辛いと思って「凍える島」は何故か避けてたんですが、再びそういった近藤さんの世界に挑戦してみたくなってきました☆
確かに、同じような空気の作品だと続けては辛いかもしれませんね。
私も、少し経ってから『ガーデン』を読もうと思います。
＞（以下はお返事です）
＞すっごく嬉しいです♪ありがとうございます！
＞柊自身再読したり、未読の作品を読んで感想をUPしなくちゃ、という励みになります。
＞これからもどうぞよろしくお願いします♪
-----
いえいえこちらこそ。よろしくお願いします。
柊♪さんの各ページ、とても楽しみにしてます！
(2004年09月28日 00時15分29秒)
『ガーデン』未読ですが、タイトルからして似たような雰囲気を感じますね。
ちょっと恣意的すぎますか（笑）
＞こういうのを続けて読むのは辛いと思って「凍える島」は何故か避けてたんですが、再びそういった近藤さんの世界に挑戦してみたくなってきました☆
確かに、同じような空気の作品だと続けては辛いかもしれませんね。
私も、少し経ってから『ガーデン』を読もうと思います。
＞（以下はお返事です）
＞すっごく嬉しいです♪ありがとうございます！
＞柊自身再読したり、未読の作品を読んで感想をUPしなくちゃ、という励みになります。
＞これからもどうぞよろしくお願いします♪
-----
いえいえこちらこそ。よろしくお願いします。
柊♪さんの各ページ、とても楽しみにしてます！
(2004年09月28日 00時15分29秒)
Re:『凍える島』 近藤史恵(05/07)
七生子☆
さん
こんにちは。近藤史恵原理主義者の七生子です～（笑）。
近藤作品って「本格ミステリで謎解きの快感」と言うより、やっぱり「恋愛小説」ですよね（*＾＾*）。
『ガーデン』も同様に、体温低くて低血圧そうな主人公が登場します。
『凍える島』よりミステリと恋愛のバランスがアンバランスで、またそこに惹きつけられるんですが、maoさんが読まれたらどう思われるんでしょうか。楽しみです。
ひそかに近藤史恵を「邪悪なおねえさん」と読んでるんですが、結構、当たってると思いません？（笑） (2004年09月29日 10時43分47秒)
近藤作品って「本格ミステリで謎解きの快感」と言うより、やっぱり「恋愛小説」ですよね（*＾＾*）。
『ガーデン』も同様に、体温低くて低血圧そうな主人公が登場します。
『凍える島』よりミステリと恋愛のバランスがアンバランスで、またそこに惹きつけられるんですが、maoさんが読まれたらどう思われるんでしょうか。楽しみです。
ひそかに近藤史恵を「邪悪なおねえさん」と読んでるんですが、結構、当たってると思いません？（笑） (2004年09月29日 10時43分47秒)
Re[1]:『凍える島』 七生子☆さんへ
123mao
さん
＞こんにちは。近藤史恵原理主義者の七生子です～（笑）。
おっと、そうでしたそうでした。
「近藤史恵のことは、七生子さんに聞け！」ですね！
＞近藤作品って「本格ミステリで謎解きの快感」と言うより、やっぱり「恋愛小説」ですよね（*＾＾*）。
この作品は特に強く感じました。
後から振り返ると、しっかりミステリもしているのですが、【恋愛】の印象のほうが残っていますね。
＞『ガーデン』も同様に、体温低くて低血圧そうな主人公が登場します。
なるほどー、確かに、体温低そう（笑）
イメージがピタっと重なります。これはもうホントに『ガーデン』読まねば。
＞ひそかに近藤史恵を「邪悪なおねえさん」と読んでるんですが、結構、当たってると思いません？（笑）
-----
ははは、これまた（笑）
七生子さんがいうならきっとそうです。
私ももっと、近藤道に励まねばなりません。
(2004年09月29日 18時51分20秒)
おっと、そうでしたそうでした。
「近藤史恵のことは、七生子さんに聞け！」ですね！
＞近藤作品って「本格ミステリで謎解きの快感」と言うより、やっぱり「恋愛小説」ですよね（*＾＾*）。
この作品は特に強く感じました。
後から振り返ると、しっかりミステリもしているのですが、【恋愛】の印象のほうが残っていますね。
＞『ガーデン』も同様に、体温低くて低血圧そうな主人公が登場します。
なるほどー、確かに、体温低そう（笑）
イメージがピタっと重なります。これはもうホントに『ガーデン』読まねば。
＞ひそかに近藤史恵を「邪悪なおねえさん」と読んでるんですが、結構、当たってると思いません？（笑）
-----
ははは、これまた（笑）
七生子さんがいうならきっとそうです。
私ももっと、近藤道に励まねばなりません。
(2004年09月29日 18時51分20秒)
Re:『凍える島』 近藤史恵(05/07)
うっかりしゃちべぇ
さん
近藤作品は『スタバトマーテル』＆『カナリヤは眠れない』（だったかな？）
しか読んだことのないうっかりしゃちべぇです。σ(^_^;)?
『ガーデン』と『凍える島』読みたいと思ってるんですが…。
maoさんの感想や、柊♪さん、七生子☆さんのコメントを読ませて頂いて、
うんうん、そうそう！！と納得しまくりです。
低体温で低血圧そうで、どっちかというと無気力っぽい
（でもおそらく独特の魅力があるんだろうな、と思わせる）女性が出てきて、
彼女の心に取り込まれているうちに、ラストまでたどり着いて、
あ。そういえば、ミステリーだったんだっけ？となるような…。
少なくとも、わたしが読んだ２作品ではそんなイメージを持ちました。
確かに、続けて読むにはヘビィですね。
もうずっと読んでないので、そろそろ手を出してみたくなりました♪ (2004年10月04日 00時01分13秒)
しか読んだことのないうっかりしゃちべぇです。σ(^_^;)?
『ガーデン』と『凍える島』読みたいと思ってるんですが…。
maoさんの感想や、柊♪さん、七生子☆さんのコメントを読ませて頂いて、
うんうん、そうそう！！と納得しまくりです。
低体温で低血圧そうで、どっちかというと無気力っぽい
（でもおそらく独特の魅力があるんだろうな、と思わせる）女性が出てきて、
彼女の心に取り込まれているうちに、ラストまでたどり着いて、
あ。そういえば、ミステリーだったんだっけ？となるような…。
少なくとも、わたしが読んだ２作品ではそんなイメージを持ちました。
確かに、続けて読むにはヘビィですね。
もうずっと読んでないので、そろそろ手を出してみたくなりました♪ (2004年10月04日 00時01分13秒)
Re[1]:『凍える島』 うっかりしゃちべぇさんへ
123mao
さん
＞近藤作品は『スタバトマーテル』＆『カナリヤは眠れない』（だったかな？）
＞しか読んだことのないうっかりしゃちべぇです。σ(^_^;)?
書込みありがとうござます。
『スタバトマーテル』という本の存在をはじめて知りました（笑）さがそ。
＞あ。そういえば、ミステリーだったんだっけ？となるような…。
私は思いました（笑）で、振り返ると結構ちゃんとミステリしてたり。
＞もうずっと読んでないので、そろそろ手を出してみたくなりました♪
-----
私は“同じ作者を続けて読む”というのが苦手です。
で、とっかえひっかえ読むわけです（笑）
私もまたぐるぅと回って、近藤作品に帰ってきたいと思います。
(2004年10月04日 20時16分18秒)
＞しか読んだことのないうっかりしゃちべぇです。σ(^_^;)?
書込みありがとうござます。
『スタバトマーテル』という本の存在をはじめて知りました（笑）さがそ。
＞あ。そういえば、ミステリーだったんだっけ？となるような…。
私は思いました（笑）で、振り返ると結構ちゃんとミステリしてたり。
＞もうずっと読んでないので、そろそろ手を出してみたくなりました♪
-----
私は“同じ作者を続けて読む”というのが苦手です。
で、とっかえひっかえ読むわけです（笑）
私もまたぐるぅと回って、近藤作品に帰ってきたいと思います。
(2004年10月04日 20時16分18秒)
Re:『凍える島』 近藤史恵(05/07)
anna２号
さん
ようやく読んだので、TBさせてください♪
近藤さんの作品は”危うい”感じが多いですね。
登場人物の性格設定や、舞台設定など…。
『凍える島』はあやめさん以外にも、危うさがあって、
読みながらグラグラするお話でした。
続けて読むのは、確かにハードですね～。 (2005年11月30日 23時52分02秒)
近藤さんの作品は”危うい”感じが多いですね。
登場人物の性格設定や、舞台設定など…。
『凍える島』はあやめさん以外にも、危うさがあって、
読みながらグラグラするお話でした。
続けて読むのは、確かにハードですね～。 (2005年11月30日 23時52分02秒)
Re[1]:『凍える島』 近藤史恵(05/07)
123mao
さん
anna２号さんへ
＞ようやく読んだので、TBさせてください♪
どうもですー。
新しく書くのが少しシンドイので、過去のものを皆さんの新しい記事にＴＢさせてもらおうかなと思っています。
＞近藤さんの作品は”危うい”感じが多いですね。
＞登場人物の性格設定や、舞台設定など…。
“危うい”というのは魅力ですね。
たまに健全なものも読みたくなりますが（笑）
＞『凍える島』はあやめさん以外にも、危うさがあって、
＞読みながらグラグラするお話でした。
＞続けて読むのは、確かにハードですね～。
-----
私もグラグラしていた気がします。
この話を読んでいる時の心理状態は結構独特だったかも。
今でも、白黒なイメージです。
もうそろそろ一年経ったので（笑）ガーデンでも読もうかなぁ。
(2005年12月01日 09時06分38秒)
＞ようやく読んだので、TBさせてください♪
どうもですー。
新しく書くのが少しシンドイので、過去のものを皆さんの新しい記事にＴＢさせてもらおうかなと思っています。
＞近藤さんの作品は”危うい”感じが多いですね。
＞登場人物の性格設定や、舞台設定など…。
“危うい”というのは魅力ですね。
たまに健全なものも読みたくなりますが（笑）
＞『凍える島』はあやめさん以外にも、危うさがあって、
＞読みながらグラグラするお話でした。
＞続けて読むのは、確かにハードですね～。
-----
私もグラグラしていた気がします。
この話を読んでいる時の心理状態は結構独特だったかも。
今でも、白黒なイメージです。
もうそろそろ一年経ったので（笑）ガーデンでも読もうかなぁ。
(2005年12月01日 09時06分38秒)
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