田中およよNo2の「なんだかなー」日記

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2004年06月30日
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カテゴリ: 硬派
我々は人の悩みに無頓着になってしまう。


先日、女性弁護士の講演のようなものを聴く機会があった。
自然体の弁護士さんだった。

「なんとなく」国公立大学の法学部に入り、「焦って」結婚して子供を生んで、社会との接点が持ちたくなって育児をしながら、「高い志なく」司法試験に合格した、と。

本当に嫌味がないのだ。
きっと、努力はされても無理はされてないのだろうな。

最近は離婚の相談が多いとのこと。
そこで、ああ、そうかって納得したことがある。


なるほど、そうだ。
私だって大学を卒業するとき、「あー就職しんとなぁ」って思った。
さらに、一度会社を辞めたけど、「そのうち、働かないと」って思った。
つまり、そーゆーことだ。
日本に労働者の概念が生まれて以降、特に戦後、男の生き方にあんまり変わりはないよね。

でも、女性はどうだろう。
就職しても男よりも壁にぶつかるだろう。
結婚したら、出産っていう節目もあるだろう。
しかも、いまや働くことを続ける女性も多い。

なんだか、悩む場面が一杯だ。
男なんて、働いていればまあまあ、社会や両親から及第点をもらえる。



色んな人が色々いう。
さらに、時代によっての流行がある。

そして、その女性の生き方への定義には答えがない、ともおっしゃった。
結婚なんて従来の男社会への隷属よと拒否した女性がいまや、自嘲気味に負け犬と語る。

キャリアを選んでも、専業主婦を選んでも互いにイガミあった文句を言い合う。


そして、女性は結婚して失うものが多いのだとも。
恋愛を自由に出来る地位のみならず、家事に取られる時間や、経済的自立などだ。
たとえ、家族を愛しぬいても一抹の不安って、あるそうだ。

結局、多くの離婚はどの段階でそれがフキダシてしまうか、にもよるそうだ。

最後に、弁護士さんはこうもおっしゃった。
「どれを選んでも、悩みは深いのです。可能性があると、あきらめる覚悟って難しくなりますよね」
結婚しても仕事を続けられるかもしれないって、可能性があると失えないのだ。

そりゃそうだよね。
生きることは生きる定義つけよりも難しいんだから。
そして、生きることは限りなく中途半端な営為なのだ。
学者さんが定義できるほと単純じゃない。
ただ、男は会社があるために、単純化されているのだ。

…まあ、会社勤めもしんどいことあるけどね。

だからこそ、会社の価値観である給与という序列に男は犯されていると、私は思う。

薬剤師や医師といった高給の妻の旦那って、仕事を辞めることが多いらしい。
経済的に大丈夫というのもあるけど、無意識に妻が自分より給与が高いことが許せない。
だから、会社をやめ、ずっと「いい仕事を探す」モラトリアムに入り込む。
まあ、単にそれだったらいいのだけど、食わせてもらってるのに妻に「なんや、子供が病気でも休めへんのか。おかあさんやのに」といったりするようだ。

働く旦那に妻は子供が病気でも休めないのとは聞くだろうけど、お父さんのくせにとは言わないような気がする。

やっぱり、男と女の溝って、ルビコン川より広く深いのかなあって考えちゃう。
まあ、男と女って抽象的カテゴリー考えるからイカンのかな。

具体的な夫婦っつーのは、はたからじゃ分からない部分も多いからね。

僕と将来の妻の間には蟻も入り込む隙間だってないよ、きっと、たぶん。
う~ん、そうなればいいなぁ…





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最終更新日  2004年07月01日 22時19分53秒
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