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今日は「防災の日」である。
それにしても最近、大地震が多い。そんな中発刊された本書は、30万部を超えるベストセラーとなった。
私は仕事柄、一定の場所で長期間作業するということがない。災害発生時には、首都圏のどこで仕事をしていても、家族を守るために家に帰る責任がある。そこで、店頭で本書を斜め読みしてみた。
第一印象だが――帰宅支援マップとしては大したものではない。だが、普通の地図として非常に役に立つ。それで購入した。
というのは、山手線の内側が4ブロックに分かれて掲載されているのと、山手線の外側が幹線道路に沿って掲載されており、これが意外と便利なのだ。たとえば深夜にタクシーで帰るとき、土地勘がない場所では、北が上になっている一般的に行政区分地図では帰宅経路がイメージしずらい。その点、この地図は、幹線道路の順番に地図をめくっていけば、自宅までたどりつける。
だから、この地図は細長い(縦210ミリ×横95ミリ)。地図の下から上へ向かって幹線道路がのびているので、かならずしも北が上とは限らない。カーナビ感覚で利用ができるので、自動車や徒歩で移動するときには役に立ちそうだ。
掲載範囲は、山手線を中心に、西は横浜、八王子、北は川越、上尾、東は柏、千葉に及ぶ。新宿スタートだと、八王子は箱根ヶ崎より遠いという事実にも驚かされた。
災害時に限らず、深夜タクシーで最短コースで帰りたいという人にもお勧めできる。
■メーカーサイト⇒ 昭文社 震災時帰宅支援マップ 首都圏版
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