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本書を読むと、現代ほど「悪の支配者」にとって暮らしにくい世の中はないということが分かる。私も「世界征服」を目指しているわけだが、たしかに「辛い」。足かけ40年――世界征服の進捗は思わしくない。
本書によれば、私がタイプとするところの支配者は「黒幕」である。フリーザ様のように部下をこき使い、惑星の売買をする商人である。それはともかく、作者のオタキングによれば、「その時代に信じられている価値観に反対すること」(183ページ)が「悪」の定義である。これは歴史的にも正しい。価値観に逆らう者は「悪人」である。
その意味では、私は清く正しく「悪の道」を歩んでいる。にもかかわらず、なぜ世界征服が叶わないのか――本書でも述べられているが、悪の組織でも人材は重要な要素だ。私にも「ギニュー特戦隊」のような部下が必要なのである。社内公募をかけてみるか――。
■メーカーサイト⇒ 筑摩書房 「世界征服」は可能か?
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