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世論が主体となって医療問題を考える時期に来た。
ミステリー小説「 チーム・バチスタの栄光
」に登場する厚生労働省の変人役人・白鳥調査官に取材するという形式をとり、 Ai(Autopsy imaging)
という新しい医学検査概念を説明していく。小説の登場人物による対話形式というのは、ブルーバックスとしても初めての試みだという。
著者の 海堂尊
*
は現役の病理医。「 チームバチスタの栄光
」に始まる連作を読んでいて感じたのだが、これらは単なるミステリー小説を超え、医療崩壊や医療過誤に関し、社会へのメッセージを発信していた。それを「小説」ではなく、解説書として著したのが本作品であるようだ。
ちょうど、映画「 チーム・バチスタの栄光
」が公開され、 時津風部屋の力士暴行事件
で解剖が後手に回ったことが社会問題となった。世論が主体となって医療問題を考える時期に来ている。
■メーカーサイト⇒ 海堂尊/講談社/2007年11月 死因不明社会
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