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メディアの上にコンテンツが乗り、「制作」と「製作」が分離した「ギョーカイ」において、次に何が起こるか、楽しみである。
自らの経験を書いている本は面白いし、迫力がある――本書の著者は、通商産業省(当時)に入省し、メディア・コンテンツや映画に係わる業務をこなし、現在は早稲田大学の准教授となっている。話のあちらこちらにアニメなどのオタクネタを織り交ぜているところが、いかにも同世代の人間である。
本書のテーマは、「放送と通信の融合が何なのか」という点に絞られる。残念ながら、これについては、ある程度の予備知識がないと、読んだ後でも「さっぱり分からない」という結果になりそうだ。だが、関心を持っている方が読むならば、これほど興味深い、舞台裏ネタに終始した本も珍しい。
メディアの上にコンテンツが乗り、「制作」と「製作」が分離した「ギョーカイ」において、次に何が起こるか、楽しみである。
■メーカーサイト⇒ 境真良/講談社/2008年4月 テレビ進化論
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