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危険を完全に排除して、子どもたちを無菌状態で育てるのは、未来の大事故の準備をしているようなものです。
著者は 2007 年に 危険学プロジェクト を立ち上げ、危険学から社会を見る活動を続けている。
「遊び場からの撤去が進んでいる遊動円木、箱形ブランコ、回旋塔の三つは、危険ではあるものの、子どもたちにたいへん人気の高い遊具」(159 ページ)だったとしたうえで、「危険を完全に排除して、子どもたちを無菌状態で育てるのは、未来の大事故の準備をしているようなもの」(164 ページ)と指摘する。
私も、危険回避というのは、実際に体験してみなければ分からないものだと思う。
子どもの時、じゃれあったり遊びあう流れの中で、相手を怪我させないような力加減を体験していく必要がある。中途半端なところで大人が割って入ってはいけないと思うのである。
■メーカーサイト⇒ 畑村洋太郎=著/講談社/2010年04月発行 危険不可視社会
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