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私は、コンクリート構造物が一斉に壊れはじめる時期が、30年後よりもはるかに早い2005~10年頃までにやってくる可能性が高いと考えている。
コンクリートはなぜ固まるのかといった理論から、コンクリート建築の手順、劣化のメカニズム、現存するコンクリート建築の問題点などを具体的にわかりやすく説明した本。
阪神大震災で、山陽新幹線のコンクリート橋脚の内部から「鉄筋の切れはし、空き缶、角材(木材)、発泡スチロールなどじつに多彩なもの」が出てきたという下りはショッキングである。著者によれば、「山陽新幹線の高架橋は列車の走行によって、ある日突然、床板が破壊するという危険にさらされている」そうだ。
さらに、マンションのコンクリートの安全性を調べる手順も紹介されている。
1970 年代以降に施工されたコンクリートは、とくに品質が悪いそうである。注意されたい。
■メーカーサイト⇒ 小林一輔=著/岩波新書/1999年05月発行 コンクリートが危ない
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