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怪文書が多い業界は三つある。ひとつが銀行、二つ目が役所、そして全日本テレビである。
著者は、「タイス少佐の証言~湾岸戦争 45 日間の記録~」「埋もれたエイズ報告」などを手がけ、「プロジェクト X~挑戦者たち~」ではプロデューサーを務めた元 NHK職員。その後、万引きの嫌疑をかけられ、病気を理由に NHK を退職している。
本書は「全日本テレビ」という舞台をめぐる小説の形態をとっているが、その内容は現実の NHK に限りなく近いものだと感じる。だとすると、われわれはこんな会社のために受信料を払っているのか、という気分にさせられる。
社内の派閥闘争は大企業に付きものの病だが、それにしても醜すぎる。
■メーカーサイト⇒ 今井彰=著/幻冬舎/2010年02月発行 ガラスの巨塔
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