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これほど多様化した時代に世界の共通認識だの常識だのというのはありえないのだ。違いますか?
まず、本書冒頭にある「最初のテスト」を使って自分の“常識度”を知ろう。
「常識人」だと言われている貴方、意外と成績が振るわなかったんじゃありませんか?
逆に、「あなたって非常識」と言われることが多い方、きっと高得点を叩き出したことでしょう。
いずれの方も、本書を最後まで読んでください。
高齢者は尊敬すべき存在か? 筆者は言います。「いくら年輪を重ねても、ちっとも円熟せず、分別もない人が多すぎないか?」(72 ページ)。
友だち親子は良い関係か? 「友だち親子の親の場合、子供と同じように自分も子供にべったりとなり、時に子供の存在に依存し、親としての権威がないだけではなく、大人として精神的に未成熟な親であることが少なくない」(94 ページ)。
日本人は国際感覚に長けているか? 「日本人が『アジア(人)は』という時、上から目線になっていることがおうおうにしてある」(161 ページ)。
要は、「常識」は時代や場所で変わるもの。よって、「常識」に固執して自説を通そうとすることは、「暴力」以外の何ものでもないのです。
では、巻末にある「最後のテスト」をやってみましょう。常識度は上がりましたか?
■メーカーサイト⇒ 内山安雄=著/扶桑社/2010年06月発行 常識人の99%は非常識である
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