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著者・編者 | 井上 智徳=著 |
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出版情報 | 講談社 |
出版年月 | 2012年05月発行 |
西暦 2036 年、お台場の原子力発電所で起きたメルトダウンにより東京は死の街と化していた。遺伝子操作によって放射能に対する抗体をもって生まれた高校生・コッペリオンたちは、自衛隊の一部隊として、生存者を救出するという困難な任務に立ち向かう。
本編の舞台は、本郷の東京大学から春日通りを通って池袋まで。副都心線も登場する。1 年生・深作葵が覚醒し、コッペリオン完成形としての凄まじいパワーを発揮。一方、疲れ切って自分の殻に閉じこもってしまった 3 年生委員長・成瀬荊も復活。Dr.コッペリウスとの戦いに復帰する。
Dr.コッペリウスは、自らのクローンである黒澤遥人にこう語りかける。「要はプルトニウムさえあれば、いつでも爆弾にできるんだ。原発でプルトニウムを生産し、保有してさえいれば――これが人類の未来だよ、遥人。世界は再び核とともに生きる道を選んだのだ。滅亡への道を――」。この作品の面白いところは、賢く狡い大人たちと、その大人たちに正面から立ち向かう子どもたちの対立の図式にある。
2012 年 6 月号からは「月刊ヤングマガジン」に移籍とのこと。大人の事情がいろいろあって大変とは思いますが、読者はいつも応援してます!
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