魅惑のイタリアワイン
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先日、そろそろかな?と思って、セラーに残っていたこの銘柄の最後の一本を開けました。我が家にやってきてからそろそろ7年を迎えるこのワイン。。。こういうめぐり合わせはワインを長年飲んでいてもそうあることではありません。あまりに感動したので、個人的記録として、ブログに残します。正にベストタイミングとはこのことだと思いました。素晴らしい!本来のポテンシャルが全て味わえたのではないかと自負します。使用グラスは、リーデルエクストリーム ピノノワール以下に私のテイスティングコメント。『開けたては、なめし革の香り、その重厚感がプンプンとグラスから漂っていましたが、ものの5分で濃密なブラックベリーとラズベリーを足したようななんとも魅力的な香りが・・・。口に含むと。。一切の雑実の無い、滑らかな舌触り。クレームドカシスのような、果実味と乳製品の高度なバランス。味わいは樽由来のロースト香が絡むためか、見事なべっ甲飴を彷彿とさせる、上品で嫌味の無い甘み。飲み下した後は、延々と続く深い余韻。。。その余韻は1分間を有に越える。』おぉぉぉぉぉー本当に素晴らしい!ピークを迎えたこのワインは、スワリングをするとすぐにテクスチャが崩れてしまい、如何にギリギリのところでこの調和を保持しているのかが窺い知れる。ボトルから注ぐ時も細心の注意で静かに注ぎ、出来るだけ状態を壊さないように気をつけた。グラスへの量も少なめにしないと、最後の頃になってくると、落ち始めてしまうので静かに静かに楽しんだ。嘗て、これ程までに、素晴らしい状態で楽しめた一本はなかった。この恵みを感謝したい。もし、このヴィンテージのこのワインをどこかで見かけることがあったら(保存状態にも拠りますが)、是非良い条件を整えて召し上がってみることをお勧めします。多分この秋くらいまでが期限だろうと思います。最高のメルロでした。
May 4, 2009
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