日向ぼっこ大好き

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日向からのお知らせ

ハート angel signハート

日向を生んで、産声をあげず、周りが騒ぎ出して処置をしている間、ママはとても冷静だった。
というか、「やっぱりな」と思った。
今まで何度も検診に行ったが、一度もおかしいとか、病気かも、障害を持っているかもと言われたことはなかった。
でも、日向を妊娠しているとわかった途端、ある不安が私を襲った。
「この子、どこか悪いかもしれない。障害を持っているかもしれない」と。
その日から本屋に通い、あらゆる本に目を通し自分の生活を振り返った。
『薬飲んじゃった』『歯のレントゲン撮っちゃった』
・・・・でも、どの本にもその程度のことは大丈夫と書いてあった。
『ほら、大丈夫って本に書いてあるじゃない』
そう自分を励ましても不安は軽くならなかった。

だから、覚悟を決めた。
『どんな障害を持って生まれてこようとも、私はそれを受け入れる』
この言葉は、ママの口癖になり、ばあばによくこのことを言って聞かせた。

だから、日向が生まれたとき、ショックとか驚きより先に『やっぱりね』って感じだった。
これは日向がきっと
『ママ、ビックリしないでね。私が生まれても、驚かないでね』
ってお腹の中から知らせてくれていたのだと思う。
親子の絆ってこんなところにもあるのかもしれないね。
これをママはangel signと名づけようと思う。



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