お気軽アート生活

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2023年04月14日
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カテゴリ: 美術館巡り

「所蔵作品の中から、厳選した作品を一味違った展示方法で楽しめる」
と言うキャッチフレーズに惹かれたからです。

全部で3つのセクションに分かれています。

セクション1:肖像画のひとコマ
ー絵や彫刻の人になってみようー

多くの自画像を描いた、17世期のレンブラントから19世紀のマネ、ピカソのピエロをモチーフとした作品
もありました。帽子をかぶった小出楢重のアトリエもオブジェとしてコーナーに置かれていました。

マネの立ち姿は19世紀のパリの雰囲気が伝わってくるようです。


ピアニストのホロヴィッツが1940年代後半から、70年までNYの自宅に飾っていたと言うのです。
時々この絵がCDのカバーに登場したこともあると言う1枚。
町から町へと興業のために渡り歩いたサルタンバンクと世界を股にかけて活躍していたウクライナ出身の
ホロヴィッツは、そこに共通する孤独感や
達成感などを見出したのでしょうか?



セクション2風景画への旅
ー描かれた景色に浸ってみようー

風景画といえば、巨匠の勢揃いで嬉しくなってしまいました。モネやシスレー、見ている人を懐かしい気持ちにしてくれるユトリロなど。
目白おし。
広い展示室に人がまばらだったので(事前予約制)行っては、また戻って、単眼鏡でタッチを比較したりとても楽しく過ごせました。
好きな作品とは、分かれがたく、また帰宅前にご挨拶。






ー近代都市パリの日常風景ー

先日まで、パリの勉強をしていたので(パリ学・フランス文学)とても心に響きました。
特に、印象派の中でも女流画家のモリゾの作品は、教科書や参考書では何回も見ていましたが実際の作品は初めてだったので『バルコニーの女と子ども』はまさに革命も収まって、オスマンの大改造をして、穏やかな時が刻んでいるのだろうなあと思えるほどのどかな作品です。
今回のポスターの目玉でもありますが。モデルはご自身のお姉さんとその娘さんだから、とても細部に渡って丁寧に子どもの洋服が描かれています。
きっと目に入れても痛くない自慢の姪っ子だったのでしょう。ベルト・モリゾの愛情たっぷりの作品は最も評価された作品だそうです。







特にカイユボットの弟が弾いているピアノの肖像画『ピアノを弾く若い男』は印象的でした。前にもこの作品は見ましたが、今回はご丁寧にもエラールピアノが陳列していたのです。19世紀の後半のピアノという楽器は上流階級のシンボルでしたが、グランドピアノとアップライトピアノも上流社会に属するカイルボットファミリーは所持していたようですね。画家自身も弾いていたようです。
嬉しくてここの美術館所蔵のエラールピアノを何枚も撮ってしまいました。1877年作成されたピアノの鍵盤は象牙だし、フォルテピアノの音が聴こえてきそうです。
ショパンも推奨していたエラールピアノ!
弟のマルシャルはかなりの腕前だったのでしょう。当時はルノアールが少女たちのピアノを弾いている絵を描いていますが、男性が弾いている
姿はとても珍しかったそうです。このような部屋で練習したら幸せだろうなあ。

かなり満腹になって、資料室でカイユボットのゾロくなんぞめくりながら帰路につきました。
この展示は内容が濃くて、素晴らしいからまた5月の連休が終わった頃に行きましょう。

いい作品と向かえて充実した時が過ごせました。





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最終更新日  2023年04月14日 22時12分40秒
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