ペット喜怒哀楽

ぺギー・スー 1

ペギー・スー(1)
書名 : ぺギー・スー i 魔法の瞳をもつ少女
著者 : セルジュ・ブリュソロ
出版社: 角川文庫 2006.1.15 3版 317ページ \579

感想 : 2006.1.28,29日記に記載予定

気になった文章 :
* <見えざる者>の発言
「俺たちはあらゆるものを人間に与えてきた。化学だって教えたんだ。人類の偉大な発見はみんな俺たちからの施し物さ! ひとりで考えついたアイデアも、何時は俺たちが耳元でささやいただけさ。学者の頭をよぎる天才的なひらめきも、俺たちがこしらえた。そんな発明品を人間がどう利用するか、俺たちは見物するわけだ。原子爆弾に、ミサイルに...人間の自己破壊に必要なあらゆる武器をプレゼントしてきた。そして、人間同士が徹底的にやりあうのを、ひたすら楽しみに待っている。その日が近いと預言している仲間もいるぜ。実に楽しみだ。今からぞくぞくしちまう」
* 青い犬の言葉
「人間の頭は壊れやすいからな。かよわくて、不完全な生き物だ。戦争はするし、お金や贅沢品に目がない。そのうえ労働というものまで生み出した...どれもこれも、われわれ動物には存在しない。われわれは自然と調和して暮らし、わずかばかりのもので満足し、太陽に思いをめぐらす。われわれの一生は短いが、時間を有効に使っている。それが人間の一生ときたら、恐ろしく長いくせに、どう使えばいいかもわからず、退屈のあまりばかげたことに費やしている。」

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