ペット喜怒哀楽

毒魔


著者 : G.M.フォード
出版社: 新潮文庫 2007.3.1 (初版) 523ページ ¥859
感想 : 2007.4.20 日記に記載

気になった文章:
* 恐怖はもっとも強い動機づけだ。やったらどうなるだろうという恐怖。やらなかったらどうなるだろうという恐怖。決心できなかったらどうなるだろうという恐怖、自分にとっての黄金の瞬間はすでに過ぎ去ってしまっていて、しかもそのことに気づかずにいたのではないかという恐怖。

* 「あんたが言うのは、イラクで大量破壊兵器が発見されなかったことを屁とも思っていない連中のことか? 自分の国の大統領がテレビで国民に嘘をついたことを気にしない連中か?」

* 世界中がおれたちを憎んでいるんだよ」(おれたちってのはアメリカ人)
  (そうなんですよぉ、日本はそこに気付いていない。日本を嫌いって人はアメリカを嫌いって人に比べたらよっぽど少ないのに)

* ユニオン・カーバイド (現在のダウ・ケミカル)のインドでの公害問題
 1984年、数千人の命を瞬時に奪い、生涯に渡って後遺症に苦しむ12万の人々をつくり出した、ボパール工場の爆発事故は、史実。

* 米国愛国者法

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