ペット喜怒哀楽

ローラ・チャイルズのお茶シリーズ


出版社: 講談社 2006.09.25第2刷 398ページ ¥819
感想 :
お茶と探偵、1、2,3,4
書名 : 
ダージリンは死を招く (2006.09.25 398ページ これのみ第2刷)
グリーン・ティは裏切らない (2006.04.01 397ページ)
アール・グレイと消えた首飾り (2006.12.01 383ペー)
イングリッシュ・ブレックファスト倶楽部 (2007.05.01 399ページ)

いづれも 著者は ローラ・チャイルズ、出版社は講談社 ランダムハウス文庫 ダージリンを除いて第1刷 ¥819

感想: ダージリン :  う~ん、世界に入っていくのに小説の半分までかかった。欧米の小説、特にアメリカ物は、最初つまらないのが多いのだけれど、でもこれは長くつまらなかった。アメリカでの喫茶店、それも紅茶専門ってのは珍しい? 少なくとも、私はお目にかかったことない。殺人事件が起きて、誰が犯人かって推理小説なわけだけれど。まぁ、紅茶、お茶の説明なんかは、面白いかも。
面白かったのは、小説よりも、一番最後の、セオドシア風マーブル卵の作り方。試してみようかちょっと悩んで、でも、これってすごく時間と火の無駄かも・・・

感想は、まとめて、2007.09.01日記に記載

気になった文章:
グリーン・ティ : セラピー犬養成特別講座で、車椅子とならんで歩く時の歩行法やびっくりさせない挨拶や、高齢者から元気に身体を叩かれても愛想よく耐えることを学んだ。おばあさんが、涙をぼろぼろ流しながら思い出の愛犬のことを問わず語り

歴史があまりに多くの残酷な教訓を残してきたことに思いをはせた。その教訓のひとつは、家族、部族、あるいは国家ですら血で血を洗う争いをやめさせる力にはなりえないということだ。それどころか、争いがなくなることは永久になく、まるで森の奥の湿った場所で腐敗したものを糧とするキノコの如く育つのだ。(アメリカ人で、いつもどこかに武力を派遣する国に住んでいると、こういう感性になる? このような柔らかくて軽い推理小説を書く感性を持っていても・・・)

南部の人間なら誰でも、有名な人物、悪名高い人物、あるいは国の歴史においてなんらかの役割をになった人物を祖先にもっているものだ。(アメリカ、歴史浅いから、まだご先祖様がたどりやすい?)

犬用ケーキのレシピ アールグレイのレバーブラウニーケーキ(なんで、犬用で、にんにくを丸ごと1個も使うの?)

アール・グレイと消えた首飾り :
ヘイリーが集めた低地地方の伝統的なレシピ、サウスカロライナの人間の発音をまねるなら、レシートとなるが
(日本で領収書をレシートというのは、ここから、ってこと?)

いいことと悪いことが同時だものね。きっと意思の硬さが試されているんだわ。(う~ん、キリスト教的発想? でも、面白い)

最近はたいへんないきおいで、お茶を飲む習慣が復活しつつある。しかも、アメリカ合衆国に結いつ残る茶園であるチャールストン茶園は、この町の住民にとって裏庭も同然だ。あそこで算出されるアメリカン・クラシック・ティは1987年以来、ホワイトハウスで使われる公式のお茶となっていて、サウスカロライナ州公認のおもてなしの飲み物にも指定されている。(へぇ~)


イングリッシュ・ブレックファスト倶楽部 :
教授というのは、勤務先の大学にお金を持ってくるものとされている。補助金をどれだけ得たかで地位や給与が決まることもめずらしくない。実績なければ実入りもなし。(日本の大学も法人化で、こうなってくる? いやだなぁ、なんか、変。どうしてアメリカ追随するんだろう、全く)



レシピ : ヘイリー特製レモンカード
レモン大3、卵5、グラニュー糖1カップ、無塩バターT8
レモンは絞り、皮をすりおろす
レモン汁、その他をミキサーでなめらかに。 これにすりおろした皮を加え、湯せんにかけたなべでお湯を沸騰させ10分、だまになりそうなら、泡だて器でかきまぜる。ゆくさましてからね、 マフィン、トーストなどに・・・おいしんんだわぁ、でも結構面倒。


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