ヨカッタ探し

ヨカッタ探し

August 4, 2006
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カテゴリ: 読書ろぐ
先日、ちょこっと寄ったブックオフで105円で買ってきた本です。


松岡圭祐『千里眼』


今、検索したらこのシリーズたくさん出てるんですね~。
『催眠』とか、映画化もされたので、臨床心理士が出てるんだよとか、
なんとなくは知っていたんですけれども、松岡作品を読むのはこれが初めて、です。
さっき、ザッとネットで検索したところ、松岡さんの作品には、
元自衛官で、今は臨床心理士という岬美由紀を主人公とする千里眼シリーズの他に、
催眠シリーズとマジシャンシリーズと呼ばれるシリーズものがあるようですね。
で、その3シリーズの中では、この”千里眼シリーズ”は、アクションと


臨床心理士が主役…ということで、チラホラと心理学の知識とかも
でてきますが、作品のメインはむしろ、ヒロインの過去。
防衛大学校卒で、元航空自衛隊パイロット…という、そちらの方が、
いろんな意味で大きく扱われている作品でした。
スリラーというより、軍隊アクションというか。

身近に自衛官がいたりして、かつ、臨床心理を勉強しているので、
どちらもなんとなくかかわりのある分野だなーと思って読んでましたが、
少なくとも、わたしが知る範囲の何かとビビッとヒットするようなことは
あまりない作品でした。純粋なエンターティメントとして読んだ方がいい、というか。
正直、この作品から、自衛隊ってこんなとこなんだーとか、
カウンセリングってこんなもんなんだーというふうには思って欲しくないな


それはそうと、筋立てや展開、キャラ設定はよくできてると思います。
個人的には、岬美由紀の自衛隊時代の上官が気に入っていて、
彼は自分の頭髪が薄いことをこっけいなまでに気にしてるんですけれど、
それが、物語の最後の方でちょっとかかわってきたりして、
「なるほどー、ここでこうきたか!」みたいに納得しちゃいました


ハラハラのサスペンスで、それなりに満足したのですけれども。
続きを読みたいか、と言われたら、微妙な感じですねー
ただ、催眠の方はもっと地道なカウンセラー活動を描いている、ということ
だったので、そちらはちょっと読んでみたいかも。
…でもむしろ、読むとあれこれ言いたくなっちゃうからな。やめとこうかな








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最終更新日  August 7, 2006 11:02:58 PM
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