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またまたお久しぶり…のこの日記。やっぱりわたしにブログは無理なんだわーー、もう放置しちゃおと思っていたのですが3月の震災で、ちょっと気持ちが変わりました。いろんな情報、主張が入り乱れて、混乱して処理しきれないまま日は進んでいく。わたしのやることは育児中心で何も変わらないのだけれども、どこか違ってしまった。その日感じたことを吐き出すための、twitterよりももう少しカタチになるものを必要としているような気がしています。気分を新たに、ブログを作りました。mixiで日記…も考えましたが、あちらはリアルな人間関係が反映されているので、うかつなことを書けないというジレンマがあって今度のブログでも、読んだ本の感想を書いたり、子どものことを書いたり、割と好き勝手に書き散らそうと思っています。ここでの更新は、これで最後になると思いますご訪問くださった方、リンクをはってくださった方、コメントを下さった方、皆さま、ありがとうございました。もしご縁がありましたら、新しいブログをのぞいていただけると嬉しいです。新ブログですコタゆさ日記しゃちべえ
May 4, 2011
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7月の読書メーター:まとめ、後半です。日暮らし(下) (講談社文庫)図書館の本が尽きたので手持ち本を再読。宮部さんの時代小説は面白い。中でもこれは愛すべき登場人物がたくさん出てきて、何度読んでも楽しめる。前作の「ぼんくら」より読後感がいいのも嬉しい。読了日:07月12日 著者:宮部 みゆき日暮らし(中) (講談社文庫) 読了日:07月11日 著者:宮部 みゆき小説以外他の本と並行してぽつぽつ読んだ恩田さんのエッセイ集。エッセイというより書評だったり、本の解説を集めたものという感じ。それでも恩田ワールド好きには面白い。あくまで「読者」としての自分が強く存在するのだなぁということと、あと何気なく出てくる食べ物がおいしそう。夏なのにほかほか湯気の出ている大判焼きを想像して、食べたくなった。(図書館より)読了日:07月11日 著者:恩田 陸日暮らし(上) (講談社文庫)恩田さんのエッセイのあいまに再読。上巻は一見、連作短編のようなつくりだけどこれが「日暮らし」本篇につながっていく憎いつくり。おでこの悩みや葵の采配ぶりなど、それぞれに十分面白くて1度読んで2度おいしい作品。読了日:07月10日 著者:宮部 みゆき影踏み (祥伝社文庫)ずいぶん以前に読んだ本の再読。初読のときも、「陰の季節」とか地味目な警察小説のイメージが強い横山さんらしくないなぁ、と思いながら読んだけど、再読するとさらにその印象が強い。それにしても泥棒が主役ということと、双子の弟の意識が云々、ということ以外、全く忘れていて驚いた。心に残る内容ではない、ということなのかも。習作というかチャレンジ作品と言う印象。いまいち。(図書館より)読了日:07月09日 著者:横山 秀夫もやしもん(9) (イブニングKC)相方が買ってきてくれたので、わーいと読んだ。なんと今夜から実写ドラマ化!うそーって感じ。内容的にはオクトーバーフェスト(ビール祭)の8巻のが好きだったけれど。この巻は新展開へのつなぎっぽい感じ?それにしてもデータ量が豊富だわー。読むの疲れた。(相方蔵書)読了日:07月08日 著者:石川 雅之空の中図書館戦争シリーズを探したけれどなく、こちらを発見!武田三尉と高巳の「その後」をすでに読んでいるだけに、2人の出会いはこうだったのかとわくわくしながら読んだ。「白鯨」と名付けられた不思議な生物?には何か心惹かれるものがあった。それにしても宮じいはかっこいい。「三匹のおっさん」に通じる、しゃんと伸びた背筋のような潔さがある。こういう年長者に導かれる経験は本当に貴重だと思う。それにしても最近はやけに土佐弁の出てくる話を読むなぁ。使いたくなってくるぜよ!(図書館より)読了日:07月07日 著者:有川 浩9の扉 リレー短編集好きな作家さんが書いているアンソロジーものは、のちのちその作家さんの短編集に収められたりしてちょっと損した気持ちになる。これはそこそこ好きな作家さんが半分くらいだったので、読んでみた。お題がバトンのように次の作者に渡されてるだけじゃなくて、他のお話に出てきた人やものが出てきたり、うまくつながってるなーというお話とそうでもないのがあった。あとがきは面白い。(図書館より)読了日:07月06日 著者:北村 薫,法月 綸太郎,殊能 将之,鳥飼 否宇,麻耶 雄嵩,竹本 健治,貫井 徳郎,歌野 昌午,辻村 深月ねずみ石これは「片耳うさぎ」のような子ども(こちらは中学生男子)が主役のミステリ。核になるのは4年前の殺人事件だが、それよりも村に伝わるお祭りとねずみ石の言い伝えがメインテーマになっていた。この事件を刑事目線で描いたらありがちなお話なんだろうけれど、3人の少年を軸に描いたことで大崎さんらしさが出てる気がする。とはいえ、事件の情報を少年たちがあっけなく手にするところがやや不自然。(図書館より)読了日:07月05日 著者:大崎 梢図書館戦争シリーズ最初の作品を図書館で発見!やっと読めた。これからの展開がわかってるので、ニマニマしながら読んでしまった。あとがきから作者のイメージとしては月9連ドラとあって、こんなはちゃめちゃな月9だったらわたしでも絶対見ちゃうと思う。言語規制や表現の自由に関して、意識をし続けていきたいともちょっと真面目に思ったりも。(図書館より)読了日:07月04日 著者:有川 浩温室デイズ崩壊する学校の中で、みちると優子は自分にできることをしようとする。読む前はもう少し、いじめに立ち向かうストーリーかと思っていた。この結末はとても現実的だけれど、彼女たちの傷が癒されないことが切ない。少しずつでも彼女たちがこれからの人生を楽しんでくれればと祈りのような気持ちで思う。(図書館より)読了日:07月04日 著者:瀬尾 まいこ夏のくじら土佐のよさこい祭りに参加する大学生が主人公。大崎さんといえば、書店ミステリのイメージが強いが、これは青春小説のくくりに入るだろうか。爽やかな読後感の作品。龍馬伝を見ているせいで、土佐弁がいきいきと感じられた。(図書館より)読了日:07月03日 著者:大崎 梢鹿男あをによしどことなーく「坊ちゃん」にも通じるイメージがあるけれど、やっぱりこの独特なのりは万城目さんだなぁと思う。物語の舞台は京都から奈良にうつり、主人公は大学生から院生になったけれど、このちょっととぼけた、でも味わい深いトーンは共通している。しばらくこの人の作品は読み続けるだろうと思う。(図書館より)読了日:07月03日 著者:万城目 学
August 2, 2010
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毎日暑いですねブログを再開したものの、7月は1度も日記を書けませんでした。。。mixiもブログも、あれこれ中途半端ですどーしましょーかねぇ。そうだ。HNを変更しました。旧HN(anna2号)は英数字漢字入りまじりで、自分でもめんどくさかったのと、4月から読書メーターを始めて、そっちはめんどくさくないように、馴染みのあるHN(しゃちべぇ)にしたので、ブログもそちらに合わせることにしました。今後は、新HN”しゃちべぇ”で、どぞよろしくお願いします。読書メーターを始めたのは、仕事を辞めてから図書館に行くようになって、「あれ?この本って読んだよね?持ってるんだっけ?」と記憶があやふやになってしまうことが多いので、読んだよの記録だけでもつけておこうかと。特に印象に残った本は、こちらのブログで日記を書いていければなぁと思ってはいます。本日は、とりあえず7月の読書メーター:まとめを乗せておきます。日記の文字数制限があるようなので、前半・後半に分けて。7月の読書メーター読んだ本の数:24冊読んだページ数:7877ページ遠まわりする雛 (角川文庫)なんだかんだ米澤作品では一番好きな古典部シリーズ。神山高校入学直後のエピソードから、高1の春休みまでの短編が7作収められている。シリーズ初の短編集だが、少しずつえるに対して心理的距離を縮めていくホータローの心境がよくわかる。一つ一つがミステリとして楽しめるし、それまでのエピソードがきちんと絡んでのラストだからいい。彼らの高校時代をずっと追っていきたいと思う。読了日:07月28日 著者:米澤 穂信おそろし (新人物ノベルス)本屋さんで新刊購入。新聞連載で読んでいた百物語の事始。連載部分は事続として最近、単行本化されたらしい。新聞連載は1回が短いので、はやくまとめて読みたい!聞き手のおちかが抱える事情も描かれていたけれど、こちらは真正面からそれを描いているのですっきり。おちかの心の闇は半分晴れた。事続が新書になったら揃えてもう一度読みなおそう。読了日:07月25日 著者:宮部 みゆき中庭の出来事 (新潮文庫)手持ちの本、再読。これってチョコレートコスモスとつながってる?芝居の脚本と劇中劇と、外側の世界と、複雑に入れ子になっている。読むのは2回目だけど、やっぱりうまく整理できない。結局のところこれはどんなストーリーだったのか、誰が存在して、なにが起こったのか。もう少しシンプルな構造じゃないとわたしの頭では楽しめないらしい。読了日:07月20日 著者:恩田 陸レインツリーの国 (新潮文庫 あ 62-1)図書館戦争シリーズと連動した作品。どんな話かな?と気になっていたので、文庫化していることが嬉しい。有川さんらしくやっぱり恋愛ものでドキドキしながら読んじゃうのだけど、解説を含め表現の自主規制について図書館戦争シリーズより深く考えさせられた気がする。読了日:07月19日 著者:有川 浩図書館の神様 (ちくま文庫)自分の蔵書から再読。瀬尾さんらしい淡々とした作品。少し世界と距離がある主人公とそれをとりまく人々のたたずまいがいい。主人公の恋は不倫なのだけれど、ちょっとずれていて切ない。弟と垣内君がいいなぁと思う。そして希望がもてるラストも。読了日:07月18日 著者:瀬尾 まいこかまいたち (新潮文庫)表題作もいいけれど、霊験お初のプロトタイプ?のような2作が面白い。植木職人の直兄もいいキャラで、このままの世界でもう少しお初に活躍してほしい気もする。読了日:07月17日 著者:宮部 みゆき震える岩 霊験お初捕物控 (講談社文庫)「日暮らし」再読から、もう少し宮部さんの時代ものが読みたくて。これもお気に入りの1冊。2作目はちょっと冗長な部分もあるけれど、これは文句なくいい!お初をはじめ御前さま、右京之介、六蔵、およしと主要キャラはみんな魅力的なんだけど、ベースになっている赤穂浪士にからむ100年目の仇討とそれをまるで裏付けるようなラストが秀逸!読了日:07月15日 著者:宮部 みゆきStory Seller〈2〉 (新潮文庫)ここまで好きな作家がそろうアンソロジーは珍しい!わたし的には7分の5。沢木さんは深夜特急のみ、佐藤さんは初めて読んだ。一番らしいなと思ったのは伊坂さん。読後感が良かったのは本多さん。ぞくっとしたけど一番印象に残ったのは有川さん。米澤さんと近藤さんはやや物足りない感じ。テーマや長さもバラバラで、不思議な味わい。1と3も読んでみたい。(図書館より)読了日:07月15日 著者:図書館革命図書館戦争シリーズ全4巻、完結編。図書館で見つけた時は飛び跳ねそうになった。別冊を読んでいるので、郁と堂上教官がどうなるかはわかっていたけれど、恋愛模様だけでなく図書隊任務のハードな展開にハラハラしながら読んだ。ラストにはにんまり。ちゃんと1巻から通して読みたいな。あと読んでない方の別冊も!(図書館より)読了日:07月14日 著者:有川 浩阪急電車読みたかった本。阪急電車は1度しか乗ったことないけど、レトロモダンな車両がかわいくて、心惹かれた。たくさんの想いを乗せて、今日も電車は走って行くんだなぁ。満員電車は不快なことも多いけれど、乗り合わせた人たちの会話が面白かったり、作中の女性のセリフではないが人生の機微というものを味あわせてくれるものだよな、なんてことを思い出した。それにしても関西に土地勘が全くないのが残念!関西出身の相方が読んだら、もっとニヤリとしたり感心したりするんだろうな。(図書館より)読了日:07月13日 著者:有川 浩イグアナの娘 (小学館文庫)ちょっと読み返したい漫画があって図書館の漫画コーナーへ。お目当てはなかったけれど、こちらを発見。実写ドラマ化で話題になったけれど、文庫で読むのは初めてかも。表題作以外もちょっとブラックな家族関係がモチーフになっていて、大人になって読むと身につまされてしんどい部分があるかも。母と子、妻と夫・・・短い話なのにうーんと考えてしまう。(図書館より)読了日:07月13日 著者:萩尾 望都
August 2, 2010
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チーム・バチスタ2「ジェネラル・ルージュの凱旋」のドラマを見てます。原作は、人から借りて「チーム・バチスタ」だけちらっと読んだことありますが、あんまり文体が好きではなくてそれっきり、でした。原作好きな人からは「ドラマも映画も雰囲気が全然違う」と言われてたんですが、せっかくの機会なので、比較しつつ原作のシリーズを読んでます。「チーム・バチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」「ジェネラル・ルージュの凱旋」…と、順序良く図書館で借りて読了。ドラマの頼りない田口医師もいいけれど、速水先生と同期、という原作の設定はやっぱり捨てがたい。ドラマでは、速水先生(西島秀俊さん)vs白鳥さん(中村トオル)という構図に置き換えてますが、役者さんの年齢、格なんかを考えると適切ではないかなーと思いますね。原作では、ミステリの要素が強いバチスタとジェネラルが、わたしは好きです。あと心臓手術だったり、救急医療の現場だったり、医療関係の知識としても「そうだったんだ!」と驚きが多く、ハラハラどきどきがより強くなりました。ちょうど午後に前作のドラマも放送されていて、1度見たんだけど、心臓外科手術がテーマなので血が多い。。。これは映像より本の方が、わたし向きですで、ドラマ放送中にジェネラルまでたどり着いたので、もうしばらくいいかなーと思いつつ、白鳥・姫宮コンビが出ているので、ちょっと読んでみました。螺鈿迷宮(上)螺鈿迷宮(下)ミステリーと言うよりは病院を舞台にしたミステリアスな物語、かな。「ナイチンゲールの沈黙」よりさらにミステリ的要素が薄くなっているかも。語り手の落ちこぼれ医大生・天馬くんが頼りないせいか、田口先生と組むと型破りなところばかりが目につく白鳥さんが、ずいぶんまっとうな大人に見えました。姫宮がいるせいかも終末期医療や死亡時検索の問題が、医療上のテーマなんだと思うんですが、それに対して怒る人が出てこないこともあって、読んだ後に残るものがあまりなかったです。しばらく海堂さんの作品はいいかなー。
June 5, 2010
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今週、図書館で借りてきた本から。…ほぼ半数を読み終えたけど、全体的に「これはっ」というのがないなぁ。どちらも、がっかりが強かった2冊。石田衣良著『下北サンデーズ』(幻冬舎、2006年)下北沢を舞台にした小劇団のサクセス・ストーリー。上戸彩さん主演でドラマ化もされました。ライトで読みやすい文章や、個性的な劇団メンバーなど、石田さんらしいなぁ~というつくりで、もっと面白くなりそうな気がするのだけど、イマイチ盛り上がりに欠ける印象。なんだろう。あっさりし過ぎている感じ。IWGPのマコトに比べて、主人公のキャラが弱いのは確かだし、芝居のあらすじ程度は語られるけれど、舞台そのものはあまり描かれていないので、どんどん人気が出ていく劇団の勢いが実感を伴って伝わってこなかったように思う。わたしも学生時代には、下北で友人の素人芝居を見たり、おススメの小劇団を見つけたりもしたので、下北の独特の空気を思い出しながら読んだのだけど、全体に、浅い感じがしてあまりはまれませんでした。残念あさのあつこ著『弥勒の月』(光文社文庫、2008年)『バッテリー』をはじめ、児童文学作家という印象の強いあさのあつこさんが、時代小説を書いた!というので、読んでみたいな~と思っていました。やっぱり文章も上手で、違和感なく物語に入っていけたのですが、どうにもこうにも…く、暗い。結末まで救いがない。主人公?と思しき同心と岡っ引きにも、感情移入ができず、どんよりした気持ちを抱えたまま読了。わたしが「人情話」が好き、というせいもあると思うけれど、「笑い」も「涙」の要素もなかったので、うーん、とりあえずもうあさのさんの時代ものはいいかなーと思いました。残りの本にあたりがありますよーに現在、読書中 ⇒ 海堂尊著『螺鈿迷宮』未読本 ⇒ 有川浩著『図書館内乱』
June 4, 2010
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うわー、約2年ぶりの日記だわ仕事が忙しくて、なかなか日記ヲ書ケズ。さりとて削除もしがたくて、放置してましたこの春、仕事を辞めたら、あっさりヒマができたのと、また図書館に通うようになったので、よけいに、なにを読んだか記録を残しておきたいなーと思ったので。またボチボチ書き始めようと思います(いつまで続くかわかりませんがなんか久々だと、いろいろ仕様が変わってて書きにくいなぁ~。慣れるんだろうか…。今日も図書館へ行ってきたのですが、まだ読了していないので、本日の1冊は、先日買った料理本です。体脂肪計タニタの社員食堂相方が”自分史上最高体重”を更新し続けているので、このところ、わたしの料理テーマは「低カロリー&脱メタボ」です。レシピ本も結構高いので、図書館でかりてきたり、レシピサイトで探したりしてますが、これは結構な予約状況だったので、ちょろっと立ち読みしてから買いました。1食500カロリーで、満腹感があるメニューって難しいなぁと思います。写真で見る限り、どのメニューもおいしそう!ポイントは…肉・魚はオーブンで焼いて余分な脂を落とすことでしょうか。あと、塩分控えめも大切ですね。市販の粉末だしには、塩分が結構入ってるそうなので、ちゃんとだしをとることが、和食の基本ですねー。この本では、社員食堂のメニューなので昼定食の想定なんですが、うちの相方の場合、 朝はしっかりご飯(調子がいいと3杯食べちゃう! 昼は軽めにお弁当(無印良品の2段式お弁当箱の1段のみ 夕方におにぎり1つ(お弁当といっしょに持たせてます 帰宅後にスープを1杯(基本的に深夜…というような食生活なので、夜に仕込みをして朝やお弁当のおかずに利用してます。使い回しレシピなんかも載ってるので、なかなか便利です。…あとは、相方に「ポテチ1袋一気食い」をやめてもらえれば、もう少しダイエット効果がでるのではないかと
June 1, 2010
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オリンピックが熱いですね!!スポーツ観戦マニアなので、五輪イヤーは熱くなるんですが、今年は、姉の出産が重なったりして、前半はあまり見れず…。無事に産まれたので、ようやく本腰入れて観てます久しぶりに携帯のワンセグ機能使って、移動中も観戦。先日は、体操・富田選手の吊り輪落下シーンに思わず「あっ!」とか言っちゃったので、周囲の皆様から何事かという眼差しを…。失礼しました。それにしても、北京は全体的に女性陣が結果を残している気がするなぁ。いや、もちろん男子も頑張ってるんですが、サッカー、野球とチームスポーツで女子のが結果を残しているせいもあって、そんな印象を受けます。なんにせよ、この時だけ応援するんだから気楽なもんです。選手の皆様、ぜひぜひベストのコンディションで臨んでくださいね!!オリンピック観戦の合間に、相方と観てました。アース スタンダード・エディション/ドキュメンタリー映画[DVD]公開時、観たいな~と言っていたもの。今日は映画を観ようかな、と言ってたんですが、わたしが観たいと思った作品がなくて、相方の買ったDVDを見ることに。2人とも生き物を飼うことには消極的なのだけれど、野生動物を映像で見るのは好きなので、楽しみに観ました。予想以上に映像が綺麗で、はなから圧倒。狩りのシーンなども、抑えられていて、(公開時もそうだったんでしょうか??)子どもにも安心して見せられるなーと思いました。あと、英語がすごく聴き取りやすかったです。キレイでシンプルな文章を使っているな~という感じ。さすがBBC!!ギリギリのところで生きている無駄のない動物たち。無駄ばかりの自分の生活を省みて、情けない気持ちにもなりましたが。映像にも無駄なストーリー性が加わっていなくて、だからこそ、シンプルなメッセージが押し付けがましくなく、ストレートに伝わってきました。これはいい作品だと思います。
August 17, 2008
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レディースデーだったので。友だちと待ち合せて、仕事帰りに映画を観て来ました。大泉洋好きの友人が観たがっていたアフタースクールに決定わたしも観たかったんだけど、もうやっていないかと思い、DVDでも楽しめるかな、という気もしていたのです。まだやってたしかも1000円で観れる♪アフタースクール公式サイト凝った作りの、なかなか楽しい映画でした。満足。じんわり、こっそり、小ネタで面白い。ミステリ(特に叙述もの)が好きな人は、気に入るのでは。今回、主要メンバーはみんな立場が変わると言うか…。最初に見えていた役割とは違う面が見えてくるのですが、その辺の演じ分けが、皆さま見事でした。大泉洋、堺雅人、佐々木蔵之介。3人とも個性豊かな役者さんだなぁ~と思ってましたが、改めて、いい役者だな、と実感。3人とも魅力的でした。実はちょっと他2人に比べ、大泉さんはがちゃがちゃした印象で、そんなに好きではなかったんですけど。いやー、いいです。そういえば、ブレイブ・ストーリーで声優してた時もうまかったもんなぁ~。演技力あるんだな。表情一つ、ほんのちょっとした間の取り方で、かっこよくもおかしくも見える。だまされた感が心地いい映画でした。キサラギが好きな人は、はまるかも。
August 6, 2008
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どもども。またしてもお久しぶりです。久しぶりすぎて日記の書き方忘れてるなぁ~と、毎回言ってる気がしますが。最近は…えーっと、何してたかと言うと仕事してました。そんなに忙しいわけでもないんですけど。仕事でずーっとPC使うので、帰宅したらさわりたくない、ってのもあったりして勤め先が大学なので、学生の夏休み期間は割りとヒマなんです。んで、久々の日記更新。今日は近所の古本屋に行って来ました。珍しく本は買わずに、DVDを購入。DVD 幸せのちから コレクターズ・エディション公開時、見たかったんです。ウィル・スミスが好きなもんで、彼主演のヒューマン・ドラマ、というのと、息子役が本当の息子さん、というのに惹かれて。さっそく、見てみました。…仕事がない、お金がないって辛いなぁ。しみじみ。なんか悲しく、沈んだ気持ちになりました。救いは、月並みだけど子どもの笑顔、かな。ホント、けなげで可愛い子でした!!ウィル・スミスのパパぶりも、自然で良かった。この物語は、ガードナー・リッチ&カンパニーの創始者、クリス・ガードナーの半生をベースにしていて、原作本の訳者による紹介文を読むと、実際の暮らしぶりはもっとたいへんだったようだし、映画では詳しく触れられていないけれど、彼自身が成人するまでの環境も、かなり劣悪なものだったよう…。彼の成功は、まさにアメリカン・ドリームそのもの。とはいえ、成功するんだ、とわかっていても、映画で描かれるシーンはかなり切ないです。特に、駅のトイレで泊まる場面。中から鍵をかけているんですが、執拗にノックする誰か…寝付いた息子の耳を塞ぎ、頭を抱えるようにして、つつーっと涙を流す…。泣けました全篇通して、息子を必死で守ろうとする姿が印象的でした。あと、ウィル・スミスは走る姿が良く似合いました。こんな不安な思いを一度もすることがなかった、わたしの人生。ただひたすら両親に感謝です。なんとなくじーんとして、久しぶりに父に電話をしてみたら、寝付いたところだったようで、あっさり切られました。…人生は映画みたいにはいかないものですな。予想通りの映画です。父と子の心温まるやりとり、が好きな方にはおススメ。
August 2, 2008
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思い出し日記。公開翌日、ポニョを見てきました。いつも観たい観たいというわりに、行動にうつすのが遅く、見逃すことが多いわたし達にしては俊敏。ひとえに、相方の宮崎アニメに対する情熱が強いせいですな。ポニョはじんわりほのぼの、良かったです。トトロを思い出しました。深いものも描かれているんだけど、それに気づかなくても、きちんとストーリーで楽しめます。だから、子どもから大人まで楽しめる、久々のアニメ映画だと思う。10年後も、20年後も観られ続けていくのでは。実際に、時間も正味1時間半くらいで、変に長くもないし。家族連れが多かったけど、子どもも最後までちゃんと見てました。ハウルの時はけっこう飽きて騒ぐ子がいたような気がする。相方も見終わって早々「いい映画だ…また観たい」と言ってました。DVD即買い決定でしょ。宮崎駿さんには、今後もどんどん作品を作っていって欲しい!…ちなみに、次に相方が観たいのは「スカイ・クロラ」。アニメ尽くしの夏。
July 20, 2008
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連休中に、相方と買い物へ行き…わたし待望のこれを買いました。体重体組成計 カラダスキャン オムロン HBF-361 もしかしたら、微妙に機種が違うかもしれないデス。でも、だいたい合ってるはず。体脂肪とか測れるヤツを買ったのです。なにせ相方は、出会った頃から25kg増最近何かと話題のメタボちゃんなのです。健康診断にもビシバシひっかかっているので、ちゃんと体重・体脂肪計測をして、まずは意識することから始めないとっ!でも、買ってきただけで放置してたので、わたしがセッティングし、この日、ようやく初めての計測。相方 体脂肪率29.8% 体年齢:実年齢+18歳わたし 体脂肪率18.8% 体年齢:実年齢- 5歳相方とわたしの体年齢差は23歳。同い年なのに親子ほどの差がでて、相方さすがにガックり。ところで、わたしの体脂肪率は年齢・性別の割にはそんなに高くないんですが、わたしの体型はやせ型ではなく小柄でコロコロした感じ。はるかにすらっとした友人が体脂肪率20%を超えていると聞いて、人は見かけじゃわからんなぁ、と思いました。というわけで、メタボの基準を胴囲で決めようなんて、根拠なさすぎですね。まあ、相方は胴囲でも実際もメタボなんでしょうけど。そう言ったら「外側も中身もいっしょ。裏表がないからね」と妙に自慢げに言われてしまった。そういう問題じゃないと思うが。
May 11, 2008
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今週末は、お天気が悪かったですねー連休明けで職場がなんだかバタバタしていたり、深夜に地震が続いてちょっと寝不足気味だったりしたので、今週は、相方の家でのんべんだらーりとDVDを観ました。ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 特装版相方が同僚に借りてきたエヴァ。さすがに特装版ですよ。もとい、昨年公開された序に始まる新劇場版は表示がエヴァンゲリヲンなんですね。エヴァンゲリオン改め。多分、わたしはエヴァ世代だと思うんですが…。ちょうど始まった頃に学生だったし。周囲に深夜の再放送を欠かさずチェックする一群もいましたが、なにせ、わたし自身が夜遊びしてばかりで、テレビに疎かったあの頃。カラオケで「残酷な天使のテーゼ」を歌う子がいて、「へー、アニメの主題歌とも思えんなぁ~」と感心してるよな人間でした。もうちょっと経って、すっかり伝説化してからだーっと観たんですが、よくわからなかったので、姉にレクチャーしてもらってました。そんなわけなので、なんとなく社会現象にもなったアニメ的な見方で観てしまったのですが、そういう理屈ぬきで、シンプルに楽しめるかな。98分しかないので、だーっと早い展開で進んでいきました。わたしのおぼろげな記憶と参照しても、テレビ版の早送りのような印象が否めませんでしたが。それでも、いろいろテレビ版とは違っているようですね。この後の破・急・完結編と続くそうですが、どんどんテレビ版とは違ったストーリー展開になっていくのだそうです。ぎゅっと凝縮された感じのせいか、わかりにくさはありましたが、それより勢いの方が勝って、なんとなく観ちゃいました。まあ、好きか嫌いかっていったら…好きではないなー。昔も今も、誰かにつき合って観る、という距離感は変わらないけれど、昔ほどざわざわした感じがしないのは、こちらが年食ったせいか。ヱヴァDVDの前後に、今、はまっている漫画を読んでたんですが、それが森田まさのりの「Rookies」(ドラマ化されてるのの原作)だったりしたので…わたしには、こっちのわかりやすい世界の方がいいなぁ、と思ってしまった。せめてフィクションの世界くらいは。
May 10, 2008
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遂に8連休も最終日になってしまった…。うーん、8連休もあったわりに、地味に過ごしてしまったさて、連休最終日はものすごい快晴ですが、わたしは地元でちまちました用事を済ませる(最後まで!用事その1)腕時計の電池交換そんなんどこでもできるでしょーと思うなかれ。わが地元には、500円で腕時計の電池交換をしてくれるおじさんがいるのだ!わたしは一時期、腕時計を集めていた時があって今では10個近くあるのです。この子たちは、基本的には電池式なので、全部をちゃんと動かしてあげるのにかなりのコストがかかる…ということが身に染みて、もう、腕時計を増やさないことにしているのです。というわけで、時計の電池交換にはうるさい。今んとこ、地元の500円おじさんが底値なのです。今日もおじさんに2個、電池交換してもらいました。ありがとう!用事その2)美容院を探そう!月末に友人の結婚式があるので、ぼさぼさ頭をなんとかしなくては。ここんとこ地元の美容院へ行っていなかったので、新たに探すことに。県内有数の美容院激戦区らしく、いくつも新しいお店ができてました。選んだとこも、比較的新しいお店で、カットうまかった!値段も安いし。ちょっとお店が狭いのが難点かなぁ~。あと2、3回は行ってみようと思います。用事その3)ブクオフへGO!!久しぶりにブクオフへ行きました。じーっくりと文庫本コーナーを見て回って、好きな作家だけじゃなく、ちょっと気になるな、読んでみよっかな、という本を選ぶ。こうして好きな作家さんが増えたりするのが楽しみ。目的の本を探すのでなくて、ただ本を見ている時間、これは最高に贅沢だなぁ~と思います。至福の時。今回買ったのは、次の4冊です。 乙一他「七つの黒い夢」(新潮文庫) 夏目漱石「草枕」(新潮文庫) 松尾由美「バルーン・タウンの殺人」(創元推理文庫) 米原万理「魔女の1ダース」(新潮文庫)乙一他によるアンソロジー以外は105円でした。ブクオフを出て、お茶しながらさっそく読んだのがアンソロジー。アンソロジー「七つの黒い夢」(新潮文庫、2007)なにより作家陣が豪華!乙一、恩田陸、北村薫、西澤保彦、誉田哲也、桜坂洋、岩井志麻子の7人がそれぞれ1篇ずつ載せています。乙一から西澤さんまでの4人が、とても好きな作家さんなので、アンソロジーはあまり買わないようにしているのですが、思わず買っちゃいました。タイトルからはもっとおどろおどろしい内容かと思いましたが、まずは最初の乙一からして、ほんわかでちょっと切ない読後感。決して怖くはない作品でした。乙一の「この子の絵は未完成」が一番良かったかな。恩田さんの「赤い毬」と西澤さんの「桟敷がたり」は、どちらもちょっと消化不良な感じがありました。その点、北村さんの「百物語」は短いながらも、ピタッと決まった美しさを感じました。安定感、というのか。誉田さん、桜坂さんは初読でしたが、ライトなタッチでした。岩井さんのは、仰々しさがあったけれど、怖くはなかったです。お茶した後は、オープンしたばかりのド○キに行ったり、友達への結婚祝を見にデパートめぐりをしたりしました。普段、平日も週末も都内に出てしまうことが多くて、地元は通過するばかり。久しぶりに行くと、新しいお店ができていたり、なかなか楽しめました。さーて、充電完了。明日からまた働くぞ!
May 6, 2008
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今日は両親の結婚記念日だったので、プレゼントを贈りました。ワイン(主に父向け)&花(主に母向け)のギフトがネットであったので、それをセレクト★赤ワイン”シャトー・ルヴレット”&バラのエレガントアレンジ8,400円(送料別630円)1週間ほど前に注文したんですが、ちゃんと指定日に届き、両親から「ありがとう!!」コールがありました。良かった。お花も写真通りだったみたい。お酒とお花の組み合わせはいくつかありましたが、今、両親がいるのが父の赴任先の仮住まいで、たぶん、ちゃんとした花びんがないので、花束じゃなくてアレンジメントがいいなぁ~と思ったら、2種類くらいしかなかった。花束は素敵だけど、贈る相手の手間を考えると、アレンジメントの方がいいかなぁ~と思うのです。そんなわけで、時々、ネットでフラワーアレンジメントを注文しますが、今のところ、どこも評判は上々。個人的には、種類も豊富な上に発送メールに送る物の写真をつけてくれるフラワーショップ乃木坂が、安心感ありました。ここは、お悔やみやお供えなど、外せない時に使ってます。おススメ。結婚記念日が終わったら、母の日、来月には父の日だなぁ。毎年のパターンなんですが、ここ数年、再度、学生に戻ってたため、学費やらなんやらで経済苦に陥り、家族はむしろわたしがプレゼントをすると心配するか怒るか、のどちらか。やっと社会人になれたので、堂々とこういうことができてウレシイ。とはいえ、安月給ではあるので、引き締めるところは引き締めにゃ。…明日は久々に古本屋さんに行ってこようっ
May 5, 2008
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わたしにとっては連休の折り返し、ですが…相方は暦通りに休めたらラッキーなので、この日が連休初日みたいなもん。久しぶりにお出かけして、映画を観てきました。2人で希望が一致したのは「最高の人生の見つけ方」なんですが、これは10日から公開、とのこと。惜しいかわりに、相方の希望でニコラス・ケイジ主演の「NEXT」を観ることに。まだ公開して間もないせいか、時間帯もあってか、結構混んでました。大人層が多かったです。ニコラス・ケイジが「自分に関わる2分先までの未来が見える」という特殊能力を持つ男性・クリスを演じてます。現在は、ベガスでマジシャンをしているが、その能力故に、FBIに目をつけられ、核弾頭を盗んだテロリストの動きを感知せよ、と強引に頼まれるのだが…。幼い頃に特殊能力故に実験体扱いされたことに傷ついているため、FBIの要請すら予知して、逃げ回るのだが、運命の女性との出逢いを捨てきれず、それによって、彼女も巻き込み事件の渦中に…。周囲の「そんなマジシャンにかまってないで、テロリストを見つけろ」という圧力にもめげず、なぜかクリスに執着するFBI捜査官・カリーをジュリアン・ムーア、クリスが心惹かれる運命の女性・リズをジェシカ・ビールが演じてます。あと、ちょい役でピーター・フォークが出てた。どーにもこーにも、ニコラス・ケイジの顔が苦手なので、麗しき女性2人に癒されました。ジェシカ・ビールはまじまじと見たのは初めてですが、とにかく健康美という感じでした。ニコラス・ケイジの顔は、相変わらず受け付けないなぁ。前に消防士の役をやってた時は平気だったんだけど、あれはヘルメットとひげがあったおかげではないか、としみじみ思いました。悪役だったらいいんですが…クリスもまあまあ善良だし、恋したりするので、余計ダメでした。ダメダメ言いつつ、ニコラス・ケイジの出演作をよく見ているのは、ひとえに相方が大好きだからです…。さて、顔はともかく。ストーリーの方は…というと、うーん。まず、クリスの2分先まで見える、という特殊能力が活かされていないし、クリスに何をさせたいのか、カリーの目的もよくわからない。カリーはクリスの能力をわかっているようなのに、核弾頭が盗まれて、合衆国に持ち込まれたらしい、という危機的状況において、クリスに異常に執着するのは、なんでなのかしら??と、最後まで疑問でした。そして、何よりラスト…ある意味、衝撃。というか、禁じ手では??衝撃のオチと、1時間35分という短さもあって、あっけない。え?ここで観客を放り出してジ・エンドですか??珍しく相方が「エンドロール後に何かあるかもしれないから、最後まで残って見ていこう」と主張するくらいあっけなかった。(結局、何もなかったし…。というわけで、わたし的にはがっかりでしたが、最初からあまり期待してなかったので、まあ、いっかーという感じ。ニコラス・ケイジが好きな方に、お暇な時にDVD鑑賞することをおススメしたいなぁ、という映画です。
May 3, 2008
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連休3日目。気になってた家の用事がほぼ済んだので、今日は姉の家へ。姉は、県内に住んでいて、この夏に第二子を出産予定なもんで、先月まではちょくちょくお手伝いに行っていたのですが、就職してからはなかなか行くヒマがなく…。姉夫婦の長女、姪っ子も、この春から幼稚園に入園したので、何かと忙しい日々を送っている様子。幼稚園でどんなことしてるのかも聞きたいな~と、今日は姉宅へ遊びに行ってきました。予定では、姉宅へ着いて、姉とランチを食べて、幼稚園へお迎えに行くつもりだったんですが、姪っ子、突然の発熱幼稚園の先生からの電話に、姉と2人駆けつけ…姪っ子、初めての早退です。迎えに行ったわたしに、うつろな目で呼びかける姪っ子。抱きかかえて、おうちへ連れて帰りました。いつもの元気っぷりもなりをひそめ、ぐったりだるだる…。熱が39度を超えているんですもの。それはしかたない。それでも、病院へ連れて行って、ひと眠りした後は、一生懸命、幼稚園での様子をお話してくれました。楽しく幼稚園に通っているようで叔母も嬉しいよそれにしても、ちっちゃいこがぐったりしているところは、見ててつらい。わたしにうつっちゃえばいいのになぁ、とギュッと抱っこしてきました。連休の合間、小児科はとっても混んでました。麻疹とかインフルエンザとか、流行ってるみたいです。ちっちゃいこをお持ちの親御さん、くれぐれもお気を付け下さい。あれこれ走り回っていたら、なんだか疲れました。なので、今日の日記はしごく簡単に。帰り道、電車内で、姉から借りた漫画を読んでいたんですが、しみじみ良かったので、そちらを紹介。谷川史子くらしのいずみ昔は、りぼんでほのぼのとした心温まる作品を書いていた谷川さん。こちらは初めての青年誌での連載、夫婦ものの連作短編ですが、昔の質感そのままに、素敵な作品集となっておりますりぼんに掲載されていた頃は、登場人物は中学生や高校生だったりするのだけど、その独特の染みいるような切なさが、果たして、ターゲットの読者層に受け入れられるのだろうか、とハラハラしたりもしていたのだけど。それでも、やっぱり好きなもんは好きで。で、そういう作家さんが、作風を崩すことなく、活躍の場を広げていることはひじょうにうれしいなぁ、と思います。ごく最近、彼女の初期短編を集めた文庫マンガを買って読み返したのだけど、20年近く経っても、色褪せない魅力でした。うるうるしてしまった。(自分が大人かどうかはさておき)大人の鑑賞に堪え得る漫画だと思います。大島弓子さんとか、ほのぼのタッチの淡々とした漫画が好きな方におススメしたい作品です。
May 1, 2008
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お久しぶりです~。4月の終わり、ようやく戻ってきましたこの1ヶ月半、何をしていたかというと…3月半ばに大学院を修了しまして、4月から新社会人!あ、ちょいウソつきました。1回社会人やってるので、再社会人です。ようやくシャバに戻ってきたぜとはいえ、就職先が3月まで通っていた大学だったりするので、なんかあまりフレッシュな気持ちになれないんですが…。まぁ、学生の立場と学校側ではずいぶん違うものデス。新学期は忙しいもんで、バタバタしている間に過ぎていきました…。今月は、休日も出かける気力がわかず、Wiiでマリオカートやってました。とはいえ、連休はしっかり休めるところが、学校のいいところですね。29日から5月6日まで8連休社会人の時はもちろん、学生に戻ってからも実習だの、バイトだのと忙しくて、土日しっかり休めることも稀だったので、なんかこんなに連休はすっごい久しぶり。連休初日はしっかり寝て、掃除、衣替え、洗濯、買い物…この2日間は家事中心に過ごしました。明日からは、活動開始お出かけだー。ブログはどうなるかわかりませんが、通勤中に本は読めているので、ちょいちょい書いていこうと思ってます。この1ヶ月で印象に残っているのは… こうの史代さん 『夕凪の街 桜の国』(マンガ) 瀬尾まいこさん 『卵の緒』、『優しい音楽』 辻村深月さん『冷たい校舎の時は止まる』(上)・(下) 畠中恵さん 『ゆめつげ』、『とっても不幸な幸運』いずれも文庫です。あと「yom yom」2008年3月号に掲載されていた、小野不由美さんの「丕緒の鳥」(十二国記シリーズ待望の新作!)を読んで、うぉーっと十二国記を読み返してしまいました。…新作、嬉し懐かしかったけど、消化不良なんだものあ、でも「yom yom」には畠中恵さんのしゃばけシリーズの短編、「ひなのちよがみ」も載っていて面白かった。他にも角田さん、川上さん、重松さん、恩田さんの作品が印象に残りました。これまで以上の不定期更新になると思いますが、よろしければお付き合いくださいませ~。
April 30, 2008
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今日はあったかかったすっかり春の陽気ですねー。久しぶりに映画を観て来ました。昨秋あたりから、マロニエゲートだのイトシアだの、新しいショッピングビルがオープンして、すっかり駅前の雰囲気が変わった有楽町…。キレイになりましたね…。街ゆく人がみんな、箱を持ってるのでなんだろう?と思ったら、クリスビー・クリーム・ドーナツでした。新宿に1号店がオープンした時ほどではないですが、今日も並んでましたわたしも相方も、並んで待てないので、当然スルー。映画は、珍しくわたしが「観たい!」と言った「バンテージ・ポイント」に。昨日、公開だったので結構混んでましたー。バンテージ・ポイント 公式サイトストーリーは…スペインで、対テロリスト向けに世界各国で手を結ぼう、という首脳会議が開かれ、その開会の場で合衆国大統領が狙撃される。撃ったのは誰か?どうやって??会議の生中継をしきるプロデューサー、現場復帰したばかりのシークレット・サービス、ただその場に居合わせた男…様々な人の目が、見ていた物を合わせた時、真実が?!…みたいな感じだったと思います。たぶん(オイッなんか想像では、大統領が狙撃されたのを見ていた8人の目撃者の証言をすりあわせていく内に、真実が明らかになるのかなぁ、と思っていたら。だいぶ違ってました。もっとスピーディ。考えたら、狙撃犯を捕まえないといけないですからね。そんな悠長な法廷劇みたいな展開になるわけがない。1時間半くらいの間に、何度も狙撃までの23分が繰り返され、徐々に事実が明らかになっていきます。でも、2回目のシークレット・サービス目線で、ある程度、犯人がわかると思うので、そこからは、いつどうやって犯人を追い詰めるのか、というところが焦点になるのかな。セリフもないがしろにできないです。ある人を示す符丁が2種類あって、あれ?と思ったら、それもちゃんと意味がありました。最後はちょっと呆気ないけれど、こことつながるのかーと納得。まあ、ハリウッド映画だなーという気もしました。でも、スリリングで面白かったです。そうそう、ある人物がカメラで狙撃の瞬間を撮影してるんですが、彼の持ってるビデオがSONY製。衝撃にあっても壊れない。日本、頑張ってます(笑)。あと、舞台がスペインなんですよね。わたしにとって、スペインは大好きな国なんですが、そんなところでドンパチやってっ!!と、ちょっと思いました映画とは言え、自国でやってくれww映画の本筋とは全く関係のないことですが。これを見ていたら、後ろの席のおじさん3人があわや乱闘。ちょっとぶつかったのを謝らなかったとか、小学生みたいな理由で。一応、小声でやってるんですけど、真後ろだったので丸聞こえ。何より、おじさん達がこづきあっていたので、わたしの席にも衝撃が…。ちょうどラストの息詰まるシーンだったのに映画終わってからも、どっちが悪いとか言い争ってましたが。何よりもまずうちらに謝れっ!!と、ちょっと思いました。好戦的な気分になっちゃったんでしょうかねぇ。みんなちゃんとした大人に見えたんですが。平和はだいじだなぁ~~。
March 9, 2008
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宮部みゆき 『あかんべえ(上巻)』(新潮文庫、2007)【内容情報】(「BOOK」データベースより)江戸・深川の料理屋「ふね屋」では、店の船出を飾る宴も終ろうとしていた。主人の太一郎が胸を撫で下ろした矢先、突然、抜き身の刀が暴れ出し、座敷を滅茶苦茶にしてしまう。亡者の姿は誰にも見えなかった。しかし、ふね屋の十二歳の娘おりんにとっては、高熱を発して彼岸に渡りかけて以来、亡者は身近な存在だった―。この屋敷には一体、どんな悪しき因縁がからみついているのだろうか。 宮部みゆき 『あかんべえ(下巻)』(新潮文庫、2007)【内容情報】(「BOOK」データベースより)「ふね屋」には五人の亡者が迷っていた。あかんべえする少女、美男の若侍、婀娜っぽい姐さん、按摩のじいさん、宴席で暴れたおどろ髪の男。亡者と心を通わせていくうちに、おりんは、ふね屋の怪異が三十年前にここで起きた忌わしい事件に関っていることに気づく。幾重もの因縁の糸はほどかれ、亡者は成仏できるだろうか?ファンタジーとミステリと人情味が絶妙に溶け込んだ感動の時代長篇。ブログをさぼっていた間に、買って読んだのだけど、ずっと感想をあっぷしてなかった作品です。nanaco☆さんのブログで感想を見て、「あ、わたしも読んだのに書いてなかったなぁ」と思いだして、再読。また読んだら、しんみりいい気分になりました。それから最近、またミヤベの時代ものにはまっておりますこの物語の舞台、料理屋のふね屋には5人の亡者が住みついていて、その全員を見ることができる主人公の少女・おりんにとっても、読者にとっても、この5人の生き生きとした(?)存在感は大きい。特に、美男の剣士・玄之介のひょうひょうとした物言いは、亡者と言うのがおかしな気持ちになるほど人間くさい。まあ、怖い…というか哀しいお化けさんもいるわけなのですが。でも、読んでいると、月並みだけど生きている人の方が怖ろしい、と思ってしまう。お化けさんになってしまっているのは、生きている間の強い感情とか、ドロドロした何かが絡みついていて、そのためであって、お化けさん…亡者…死んでしまった人は、それ以上何もできない。ただただ、哀しい存在だなぁ、と思ってしまいました。恋を含め、強く何かを願うことは、それ自体は間違いでもないし、生きていく原動力にもなり得るものだけれど。度を超すと、簡単に道を誤ってしまうものですよね。その加減がとても、難しい…。出てくる大人たちは、立派に見えても完璧じゃないし、優しく見えてもそれだけじゃいられない。そんな大人たちの間で、傷ついたりしながらも、目をそらさずに生きていこうとするおりんちゃんが、とても愛おしかったです。ヒネ勝もね。宮部さんらしく、人間の醜い部分、嫌なところを描いてはいるのですが、読後感が爽やかで、希望が持てる作品です。また、しばらく経ったら読み返そうっと
March 5, 2008
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3月初日記!!またしばらく放置してましたさてさて。いよいよ卒業なので、卒業旅行に行ってきました。つきあってくれたのは、幼なじみの友人。同級生との卒業旅行は、今月後半に行く予定。彼女はごく普通の勤め人だし、わたしも平日は仕事があって、1泊2日の日程を確保するのがやっと。んなわけで、首都圏から近い温泉をめざすことに。今回の行先は伊香保。新宿からバスで2時間半、すぐに着きました。着いた日は、石段雛祭りをやっていて、ひな人形に扮した子ども達が、神妙な顔でかわいかったですでも、撮影で狭い石段がごった返してました…。泊まりは古久家。落ち着いたたたずまいの、素敵な宿でした。部屋はたまたま角部屋で、2部屋もあるし、無料で使えるマッサージチェアが置いてあるし、何より、6階にあるお風呂からの眺めが最高1泊で3回も入って、伊香保特有の黄金色の温泉を堪能しました。深夜に入った露天風呂も良かったなぁ~~。そんなわけで、チェックアウトまで一歩もホテルを出ず、ずっと浴衣で過ごしてました。ご飯も豪華で食べきれないほど!!ただ…チェックイン前に地元の酒屋さんで、ビールやおつまみを購入してたんですが…。勧められた地元の巨峰ワインが、妙な味で、ちっともフルーティではなくて、薬臭くって最悪でした。変質してたのかなぁ??深夜の飲み会で「巨峰に謝れ!」と叫びながら飲んでた。彼女のお父さんが、秘蔵の八海山大吟醸を持たせてくれてたので、そっちで口直ししました。彼女とのお泊まりは、いつも大量の酒ビンが発生します。温泉旅館っていいなぁ
March 2, 2008
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遅ればせながら。相方にバレンタインのプレゼントをあげました。メタボな相方には、体脂肪計つきの体重計をあげようかと思ってたんですが…。WiiFitを買おうかという案もあり、体重計を買ったところで、痩せるはずもないだろう、という諦めに近い思いもあり。んで、本人に何が欲しいか聞いてみたら。「うに!」ぼくちんは、生うにが食べたいんだってさ。そんなわけで、相方の家に行く前に、デパ地下に行ってみました。生うに(国産)3000円…た、高いのね2つくらいないと、うに丼は作れなさそうな量なのに。そして何だか…か、乾いてる??実はわたし、うには苦手です。食べられましぇん。本場の美味しいのなら、と思って、函館行った時にうにいくら丼にチャレンジしましたが、いくらはともかく、うにはダメで、相方にあげました。そんなくらいの人間なので、うにを見ても、美味しそう、という感じがよくわからない。どんなうにを見ても、うげっと思うので。そんなわけで、しばらくためらったけれど、結局、うにを買うのは諦めて、無難にチョコをあげることに。バレンタインを過ぎてるけど、おいしそうなのはいっぱいあって、けっこう迷いました。が。相方は生チョコもいろいろ入ったチョコもあまり好きではない。キットカットとかが好きな人なので、高級チョコは、あまりつぼじゃないことが多いんです。んで、結局。期間限定で出店してた、煉瓦屋さんのにしました。ここのレアチーズケーキ”ふたくちーず”は、前に何かで見て、シンプルでおいしそうだなぁ、と思ったんですよね。チョコケーキ”ガトーちょこら”とのセットがあったので、それにしました。相方には大好評。特に”ふたくちーず”が。わたしも食べましたが、どっちもくせがなくて、甘さもちょうどよくって、美味しかったですネットでも買える(しかもちょっと安い!)んだなー。「煉瓦屋」ふたくちーず&ガトーちょこら(MIX) 9個入それにしても、北海道って美味しいものがたくさんまた行きたい(うには食べられないけど…。
February 22, 2008
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昨日、ふらりと立ち寄った古本屋にて、買いました。森見登美彦 『太陽の塔』(新潮文庫、2006)<内容情報>私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった!クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作。(「BOOK」データベースより)『夜は短し歩けよ乙女』(こちらも近々文庫になるみたいですね)の森見さん。初めて読みます。なんか、同時期に出た印象のせいか、万城目学さんとどっちかわかんなくなります。二人とも京大出身で、京都を舞台にした作品を書いているようだし、同世代だし。ホルモーと鹿男はマンジョーメさんなんですね。万城目さんの作品も読んでいなくて、なんとなく、距離感がわたしの中でいっしょなんですね。両者の作品を読んで、確固たるイメージができるまでは、しばらく混乱しそうですさて、そんなこんなて、こちらは森見さんのデビュー作。文章がやや修飾し過ぎでくどくどしく思えたりもするんですが、文体のテンポが良くて、割りとすんなりと入り込めました。頭でっかちで、妄想につかりがちで、プライドだけは妙に高い男子学生である主人公とその仲間たち。解説で本上まなみさんに「へもい」と言われてるんですが、そのへもさが、なんか愛おしいですね。自分の大学時代を振り返って…ああ、こういう人いたなぁ~。で、自らもそういう傾向があったせいか、こういう人を好きになったりしてました(笑)。たいへんなんだよね、扱いづらいって言うか、めんどくさくて。いつの間にか、自分自身もそういうめんどくささをなくして、それが、大人になるということなのだろうけれど、恋人を求める自分を恥じたり、クリスマスをのろったり、荒ぶるジョニーをなだめるべくビデオ屋に行ったり、そんな主人公の生態がいちいち酸っぱい感じがして、懐かしくも淋しくもありました。仮に、今、こういう人と出会ったとしても、「青いな~」と思うだけなんでしょうけど。それを遠くのものに感じる自分が、ちょっと淋しいというか。そんな心境になりました。うん、まさに青春小説です。ストレートな爽やかさはないけれども。むしろリアルな。残念なことに。都内で大学生活を送ったわたしには、京都は遠い街で、かすかに梅田の観覧車には乗ったなぁ、というくらいで、物語中の地名を見ても、イメージできないんですが…。大阪出身で、京都で大学生活を送った相方ならば、もっともっとリアルに感じるのかもしれないなぁ。読ませてみたくなりました
February 21, 2008
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先日の日記で、ちょっちょっと書いたのですが。母校の野球部が、選抜に出場するのです。創立創部107年目(だったのかっ!いつの間に…)にして初の快挙しかし。喜んでばかりもいられない。甲子園行くのって、うーんとお金がかかるわけで…ごくごく普通の公立高校、過疎化・少子高齢化の進む地域。もちろん、大きな企業とてなく。同窓会を中心に”甲子園に送る会”が結成され、遂に募金活動が始まった、と聞いたので、そろそろ届くかな~と思ってたら、きましたきました。ついに。じゃじゃーん「募金のお願い」キター!!1口 5000円、できれば複数口で。って、1万円からですかぁ~~うーむ、謝恩会だ卒業旅行だと、出費がかさむこの時期に…。同じ高校出身の姉に連絡したら、明日にでも行ってきそうな勢い。ちっ、お金持ちめぇ~~。でも、一生に2度あるとも限らないし。後輩たちにみじめな思いはさせたくないので。(勝ったのにお金ないから、試合放棄、なんて)なんとかひねり出したいと思いまふ。…週末、風邪でダウンしていたりしてたので、またしばらく放置してしまいました。知らぬ間に、55555HIT突破してました!!キリがいいので、なんかしようかなーと、うっすら思ってたんですがいつの間にやら、ありがとうございました。今後とも、ぼちぼちやってきますので、よろしくお願いします。
February 20, 2008
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村上春樹 『ダンス・ダンス・ダンス(上)』(講談社文庫、2004)『羊をめぐる冒険』から四年、激しく雪の降りしきる札幌の街から「僕」の新しい冒険が始まる。奇妙で複雑なダンス・ステップを踏みながら「僕」はその暗く危険な運命の迷路をすり抜けていく。七〇年代の魂の遍歴を辿った著者が八〇年代を舞台に、新たな価値を求めて闇と光の交錯を鮮やかに描きあげた話題作。(「BOOK」データベースより)村上春樹 『ダンス・ダンス・ダンス(下)』(講談社文庫、2004)失われた心の震えを回復するために、「僕」は様々な喪失と絶望の世界を通り抜けていく。渋谷の雑踏からホノルルのダウンタウンまで―。そこではあらゆることが起こりうる。羊男、美少女、娼婦、片腕の詩人、映画スター、そして幾つかの殺人が―。デビュー十年、新しい成熟に向かうムラカミ・ワールド。(「BOOK」データベースより)昨日、今日と読んでました。ふー、かなり引き込まれました。寝不足気味。鼠がいなくなった後の、僕の回復の物語です。結末もだけれど、彼の辿るステップの軌跡を追うことに、夢中になってました。この作品で、ここんとこはまってた村上作品の読み直しも、ひとまず完了、かな。学生のうちに終わって良かった。とはいえ、今回集めた村上作品は手放すつもりがないので、今後も折にふれて、読み返していくと思います。現実と向こう側の世界。どちらにとどまるのか??いつも、そんな問いをつきつけられるような仕事を選んでしまったので。今後も、わたしの人生の傍らに春樹あり。感想を書きにくいので、印象に残ったセリフを。…人というものはあっけなく死んでしまうものだ。人の生命というのは君が考えているよりずっと脆いものなんだ。だから人は悔いの残らないように人と接するべきなんだ。公平に、できることなら誠実に。そういう努力をしないで、人が死んで簡単に泣いて後悔したりするような人間を僕は好まない。個人的に。 (下巻、P239より、僕のセリフ)「実はさっきからブラッディー・マリーが飲めるといいなぁってずっと思っていたの。どうしてちゃんとわかるんだろう?」「耳を澄ませば求めているものの声が聞こえる。目をこらせば求められているものの姿が見える」(下巻、P391より、ユミヨシさんと僕の会話)二つ目の方は特に、説教臭いというか、キャッチコピーみたいですけど。(物語中でもこの後、ユミヨシさんに「標語みたい」と言われてますがでも、金城一紀さんの『映画篇』でハッとさせられたセリフと、とても通じるものがあって、印象に残りました。相手に求めることばかりで、どれだけ相手のことを耳を澄ませて、わかろうとしているのかなーって、思ってしまって。耳を澄ませ、目をこらせ。…時々、自分に言い聞かせてみる。
February 15, 2008
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友達が試写会に誘ってくれたので、久々に映画が見れました。観たのは、こちら映画 マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 公式サイトすっごく風が強くて、寒い一日だったんだけど、場所が有楽町マリオン11階の朝日ホールだったので、屋内で待っていられて良かったこんなにいいホールで試写会を見るのは、初めて。平日だったのでそんなに混まないかなーと、開場15分前くらいから並んでいたんですが、開演ぎりぎりまで人が来て、満員!さて、映画。時間が95分と短めでしたが、ストーリーもシンプルなので、これくらいでちょうどいいかなーとも。できれば、モリー(ナタリー・ポートマン)とマゴリアムおじさんとの出逢いなんかも、あったら良かったのかな??とも思いましたが。あ、マゴリアムおじさんはダスティン・ホフマンが演じてます。もじゃもじゃ頭と眉毛が可愛い子供向けのファンタジーと言うよりは、大人へのメッセージが強い作品だな、と思いました。子どもの頃から脚光を浴びて、同じ世界で輝き続けるのって確かに難しいこと。そんな壁にぶつかって、内側からの輝きをなくしてしまった女性を、ナタリー・ポートマンが好演してました。映画館で…というよりは、おうちであったかいものを飲みながら、ぼーっと見ていたいな、という作品でした。
February 13, 2008
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今日は、予報通り雨になりました。ようこそ首都圏。湿度が上がると、髪がもっさもっさ。量が多い上に、くせがあって浮きやすいときているもんで今日は、午前と夕方のお仕事の間が少し空いたので、えーいっとばかりにカットしてもらってきました。今回も初めての美容院です。スタッフの人が感じ良くて、別室のシャンプー台は少し照明を落としてて、お香がほのかに漂ってて落ち着ける。カットしてくれた美容師さんだけじゃなくて、シャンプー担当の若者も、乾かしてくれた女の子も、みんな楽しそうに仕事していて、居心地が良かったですやっぱり、活き活きとみんなが働いている職場は素敵ですね。伊坂幸太郎 『死神の精度』(文春文庫、2008)<内容情報>CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない―そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。 <収録作品>死神の精度/死神と藤田/吹雪に死神/恋愛で死神/旅路を死神/死神対老女(「BOOK」データベースより)文庫化の広告を見て、さっそく、昨日買ってきました。未読の伊坂作品。しかも、わたしの好きな連作短編1話目の「死神の精度」だけ、ちょろっと読んだことあります。変に律儀で、人間から見るとすっとぼけていて、雨男で、「ミュージック」をこよなく愛している、この死神については、最初の物語だけでも、充分、心惹かれてしまいました。なんと死神=金城武で、映画化されるそうですね。どんなティストに仕上がるかわかりませんが、文庫にはさまっていたチラシを見る限り、すっごい雰囲気があっていいなぁ。ぜひぜひ見たい作品です。それにしても、このところ伊坂作品の映画化が続きます。『死神の精度』はオムニバス形式…ではないよね。どうするんだろ?一つ一つのお話が、映像でイメージできてしまうので、これは映画化向きだと思うんですよね。アヒ鴨も見逃してしまったので、今度は絶対見るのだっ!!伊坂作品は物語どうしのリンクがつきもの(というか、ファンの楽しみというかですが…。今回は、主要人物が北へ向かう過程で、死神はある青年と出逢います。この青年こそ、わたしを伊坂ワールドへ招き入れてくれた人。予期せぬ再会に、心が弾みました。通して読むと、この作品中でも登場人物が姿を変えて、時を経て、再登場していることに気づかされました。そのおかげで、作品全体の後味もぐんと良くなった気がします。なぜか??一番、死者の数が多いのに、「吹雪に死神」はライトでくすっと笑えてしまいました。舞台はクローズド・サークルのように見えるのに、こんな結末なのかって。これから雪の山荘ものを読むたびに、これを思い出しそうだ。
February 12, 2008
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今日はぽかぽかいい天気でしたねぇお出かけびよりでした。年度末なので、いらない本チェックをしてるんですが、お出かけ前に、ご近所古本屋へ寄って、半分くらい売ってきました。…そしたら査定結果にがっくしもともとゲームやDVDに力を入れてる店舗なんですけど、本や漫画は、ぜんぜん売れないらしく、「商品が動かない」という理由で、すごい低い価格でした。…今では絶版になっている少女漫画もあったのに残り半分は別のところへ売りに出かけようかと思っております。まぁ、その分、売値も安いので、1冊文庫を買って、移動中に読みながらお出かけすることに。横山秀夫 『臨場』(光文社文庫、2007)<内容紹介>臨場―警察組織では、事件現場に臨み、初動捜査に当たることをいう。捜査一課調査官・倉石義男は死者からのメッセージを的確に掴み取る。誰もが自殺や病死と疑わない案件を殺人と見破り、また、殺人の見立てを「事件性なし」と覆してきた。人呼んで『終身検死官』―。組織に与せず、己の道を貫く男の生き様を、ストイックに描いた傑作警察小説集。全八編。 <収録作品>赤い名刺/眼前の密室/鉢植えの女/餞/声/真夜中の調書/黒星/十七年蝉(「BOOK」データベースより)ここのところ、事故死として処理されたケースで、遺族が解剖を望んだ結果、真の死因がわかる、という事件が相次いでいますが…。この作品に出てくる『終身検死官』のような人が、どの地域にもいれば、いいのになぁ~などと思ってしまいました。物言わぬ死体から、最後の声を聴く…というふうに思ってしまうせいか、パトリシア・コーンウェルの女検死官シリーズとか、好きでした。鑑識とか科捜研って聞くと、ちょっとワクワクしますこの作品集では、終身検死官の異名を持つ、倉石という刑事が出てきますが彼は語り手にならないので、事件や他の人を通してしか、彼の人となりを知ることができなくて、そう言う意味では、最後まで一番ミステリアスなのが、倉石という男の存在なのかもしれません。検死官という特殊な存在であるせいか、横山作品でくっきりと描かれる警察組織のかたーいしがらみから、するっと逃れている感じ。そこがちょっと、気持ち良かったです。「餞(はなむけ)」あたりで、倉石の人間性に一つの解答がくっきりと示されたように思うんですが、話が進んでいき、「黒星」や「十七年蝉」に至って、ああ、やっぱり…と肯ける。この人、絶対に、人間を好きですよね。一つ一つの話は、かなり救いのないものもあるんですけど、(なにしろ常に死体が出てくるわけだし)倉石を軸にして、物語を貫くストーリーがいいなぁ、と思いました。横山さんの警察ものでは、一番好きかもしれない
February 11, 2008
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またしても首都圏はの予報が出る中、知り合いのライブがあるというので、出かけました。その前の日曜日も、大雪だったんですけど、友達の結婚パーティがあったので、六本木まで行き…今週の水曜日も雪の舞う中、新宿でイタリアンまあ、パーティはもちろんイタリアンも美味しかったのでいいのですが。何年か前、関東地方を大雪が襲った時、電車が止まったりしてえらい大変な目に遭ったので、雪が降る日はできるだけ家に居たい…。こたつに入って、舞う雪を眺めたい…。でも、ライブはなかなか面白かったです。もうかなり長い付き合いの人ですが、初めて見る顔。ギターも予想以上に上手かったちなみにそのギターを作ったのも、別の知り合い。2人とも本業は別にあるんですけどね。なんか、芸がある人っていいなぁ、と思いました。…わたしもなんか趣味見つけたいわ。ライブが終わって、外に出るとうっすらと積もる雪。かなり雪が降ってましたそれでもお腹が空いたので、みんなでご飯。場所柄、アジア料理のお店が多かったんだけど、わたしの熱望により手羽先のお店・世界の山ちゃんへ!行きたいと思いつつ、なかなか行けなかったのよね。ピリ辛の手羽先とビールを堪能しました。世界の山ちゃん 公式サイト他の子はあんまり飲まないので、一人何倍も飲むのはなーと思って、2杯目は大ジョッキ(¥680)にしました。かなりの大きさなので、お得な感じ。隣りの男子学生グループから、「あれ、でかくね?」的な尊敬の?眼差しで見られましたが。ふふん、まねしたいならすればいい!!手羽先だけじゃなくて、他の料理も安くて美味しかったです。また行きたい。
February 9, 2008
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久々にブックオフへ行きました振り込みが遅れていたバイト代が、ようやく振り込まれたばっかで気が大きくなっていたんですが…あんまりめぼしいのがなかった。収穫は、村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』文庫版が、良い状態で上下巻とも売られていたことでしょうか。各350円でした。平積みコーナーに、ドラマ「アンフェア」の原作本がで売られているのを発見ドラマは最初を見逃したので、結局見てないんですけど、周囲ではまっている人が多くて、気になっていたのです。105円だったこともあり、こちらも購入。さっそく読みました。秦建日子 『推理小説』(河出文庫、2005)42歳の会社員と17歳の高校生、大手出版社の編集者……全く面識のない人々が相次いで惨殺された。事件をつなぐのは「アンフェアなのは、誰か」と書かれた本の栞のみ。そんな中、警察と主要出版社に『推理小説・上巻』という原稿が届く。書かれていたのは犯人しか知ることの出来ない事件の詳細と殺人の予告、そして「事件を防ぎたければ、この小説の続きを落札せよ」という前代未聞の要求……ミステリの既成概念を破壊し、リアリティの迷宮へと誘う超問題作!(楽天ブックスより)読み終わって、確かにテンポが良くてグイグイ読めるんだけど、どこか脚本っぽいっていうか、ドラマのプロットを読んでる感じ。雪平夏見=篠原涼子、後輩刑事・安藤=瑛太のイメージでついつい読んでしまうせいかしら??正直言って、もっとひねったミステリはたくさんあるので、「ミステリの既成概念を破壊」というのは大げさかと現在の出版業界に対する批判は、作中人物のもの、というより作者が感じているものなのでは??と思ってしまった。純粋な筋書きとしても、ありきたりだったと思います。ドラマの方はもっと、二転三転した結末だった気がするんですが。出版から2年経過しているとはいえ…105円で何冊も売られていたのがわかる感じ。1度読めば十分、ということかな。
February 5, 2008
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先週の土曜、1月26日放送のドラマ「SP」最終回、ようやく観れました最終回、こんな展開になってたんだぁさすが、脚本・金城一紀のことだけはあります単純に…両親の死の原因を作った人を護れるか?というところだけがポイントだと思ってました。でも、そういえばチラホラと怪しいシーンはあったんですよね。わたしは山西を追い詰めるシーンで、はて?と思いました。公式サイトの掲示板を読み、皆さん、しっかり伏線を拾ってるのね~と感心。SP 公式サイトもっと真剣に見なければいけなかった4月のスペシャルが今から楽しみです。
January 31, 2008
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上京していた友達を見送りがてら、女ばかり5人集まって、羽田空港でランチしてきました友達が予約してくれたのは、こちらのお店。エアターミナルグリル キハチビュッフェの方は、11時から人がたくさん並んでました。おしゃべりに集中したいわたし達は、ランチセットの方。ランチセットも、オードブル・メイン・デザート・飲み物で、2000円から(メインによって値段がかわる)。わたしは2000円でシュリンプカレーにしました。スパイシーでおいしかったここは、入口から左右にレストランとビュッフェとわかれているので、騒がしいこともなく、どちら側も滑走路に面していて、飛行機が見えるし、天気が良ければ富士山も望める素晴らしいロケーション夜は夜で、きっと夜景が楽しめるのでしょう♪友達と別れて、相方の家へ向かおうとすると、北海道物産のお店を発見。食べてみたかったご馳走プリンがあったので、2つ買って、相方と食べました。1個350円とちょっとお高いけれど、シンプルで優しい味。牛乳と卵の味が、ちゃんとしました。【送料無料】北海道江別サンタクリームのご馳走プリンところで、相方に夕飯のリクエストを聞いたら「カレー」と言われたので、夕飯もカレーでした。翌日の朝も…きっと…3食続けてカレー。それでも食べれるって、カレーはすごいな。
January 26, 2008
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今日も嬉しいことがっ!!母校のセンバツ出場が決まりました去年の夏、地区予選でもかなりいいとこまで行って、秋の大会の成績も良くて、候補に残っていることは知っていたので、実はかなり前から25日の決定を待ってました。見事に出場決定!!初出場なんです。あなうれし。我が家は流浪の転勤族で、高校卒業後に実家ごと引っ越してしまい、同窓会で一度帰省したことがあるくらいなんですが。高校時代は、毎年、野球部の応援に行ってたので、やっぱり嬉しいなぁ~~。姉と同じ高校なので、姉妹で喜び合いました甲子園、観に行きたいな。寄付募集が来たら、できる限り寄付したいと思います☆3月のセンバツが楽しみです
January 25, 2008
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ようやく修論の学内発表が終わって、これで後はいよいよ卒業を残すのみ謝恩会の準備とかしてると、はればれとした淋しさが漂います…。まあ、3月まで実習やお仕事は続くので、時間的なゆとりはあまりないのですが今日、寒さに凍えながら帰宅すると、ちょっと嬉しいお手紙が。見たいなーと思ってた映画の劇場鑑賞券が当たってました当たらなくても観に行くつもりだったけど、嬉しいな。…とはいえ、普段はなかなかこういうのに当たらないのに、あっさり当たってしまったなんて。応募する人が少なかったんじゃないかしら、と余計な不安にも。地味だけど、興味深い作品です。映画 音符と昆布 公式サイト注意! リンク先音が出ます1/25 リンク修正しました。昨日クリックしてくれた方、ごめんなさい!池脇千鶴ちゃんが「アスペルガー症候群」をもった姉を演じる、姉妹の物語。アスペルガー症候群というのは、聞き慣れないかと思いますが、近年、注目されている自閉症のサブタイプです。こうした人々への援助、というのがわたしの関心領域の一つで、何を隠そう?修論もそんな感じで書きました。今もボランティアやお仕事を通して、かかわりを持っているので、この作品は見逃せないなぁ~と思ってます。果たしてどんな作品に仕上がっていることやら期待もあるけど、ちょっと不安もあったりなんかして。26日公開です。見てきたらまた感想UPしまーす。…鑑賞券、2枚なんですよね。もう1枚はどうしようかなー。悩んでしまう。
January 24, 2008
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恩田陸 『クレオパトラの夢』(双葉文庫、2006)シリーズ第一作「MAZE」で非凡な才能を見せた神原恵弥。その彼が北国のH市を訪れた。不倫相手を追いかけていった双子の妹の和見を連れ戻すためだが、もう一つ重大な目的があった。それはH市と関係があるらしい「クレオパトラ」と呼ばれるものの正体を掴むこと。人々の思惑や駆け引きが交錯するなか、恵弥は何を知ったのか。粉雪舞う寒空に広がる、恩田陸の無限のイマジネーション。(「BOOK」データベースより)別の本を探しにブックオフに行き、見つからなかったので手ぶらで帰るのも嫌だわ、と買った本。この日、ちょっと修羅場だったんですけど、現実逃避で読みきっちゃった。それくらいなら寝ろよって気もするがでも、それくらい先の展開が気になるお話でした。恩田さんらしいそして、読み終わった後もそんな感じ。すぱっとそこで終わるんじゃなくて、まだまだ謎が続いているような…。そもそも”クレオパトラ”が本当に存在していたとしたら、もっともっと壮大というか、ハードボイルドな展開になりそうなところ、なんとなく、男女関係の問題に集約?されている。これも恩田流か。恩田さんは読者を予想外の展開にひょいひょいっと連れて行く。読んでみようかな、と思いつつ買うのを迷ったのは、シリーズ第1作 『Maze』を読んで、ストーリーとしては面白く、次々と展開される仮説を楽しんだのだけど。お話としては独立性の高いこの2作品をつなぐのは、ひとえに、どちらも神原恵弥がメインの登場人物ということだけ。んで、わたしはこの神原恵弥という個性的なキャラが、嫌いではないけど、特に惹かれるところもなかったりしてなので、神原恵弥が出てくるってだけで読んでみたい!とは思わず。1回読んだらもういいかなーという感じです。ただ、舞台が函館だったのは良かった何年か前に、函館と札幌を旅行したので、町並みを思い出しながら読めました。神原恵弥が妹・和音と行く居酒屋は、もしかするとわたしも行ったところかも??地ビールが美味しかった札幌も素敵でしたが、函館も良かった。路面電車のある街には、昔から惹かれます。今度は冬に行きたいなー。
January 22, 2008
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この週末は、相方とDVDを観て過ごしました。観たのはコチラキサラギ(プレミアム・エディション)DVD2枚組2007年公開、監督:佐藤祐市、原作・脚本:古沢良太出演:小栗旬、ユースけ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之映画を見に行った姉が、たいへんお気に入りで、DVD(それもプレミアム・エディションを)買ったので、貸してもらいました。公開時、観たいな~と思ってたけれど、相方にスルーされたので、観る機会を逃してたのです(相方は基本的に洋画の方が好きなもんで)ちなみに、相方に「キサラギ観ようよ」と言ったら、「いいねー。ところで、それって…映画?ドラマ?ああ、キサラギ・キャッツアイだっけ?」と言ってました。まあ、なんでもいいってことですね。基本的にミステリ、それも安楽椅子探偵モノが好きなので、”1年前に自殺したアイドルの男性ファンが、5人初めて顔を合わせて、アイドルの死の真相に迫る(かもしれない)”という設定に、まず惹かれました。しかも、出ているのが、ほぼその5人のみで、どの俳優さんも比較的わたしは好きなもんで、これは見逃せないな~と。んで、実際に観てみたら。…予想以上に面白い!なんじゃこれはっ!!って感じ小ネタもイチイチ面白い上に、その殆どが後々の展開に絡んでくる伏線になっていることにも、感心しました。ついつい、次の展開を予想すると、口に出したくなるので、DVDで見てよかったなーと思いました後半は「きっと、この人は○○なんだよ!」とか、「さっきのアレが!!」とか、相方と2人言いあいっこしてました。映画館ならヒンシュクものですね展開を知った上でもう一度見て、見逃していた伏線をぜーんぶ確かめたいな、って思いました。それにしても…ある一つの行為にしても、込められた想いでずいぶん違った意味をもつものですね。そして、一人の人間がある日突然いなくなってしまうってことは、その周囲のたくさんの人に、さまざまな影響を及ぼすんですよね。この作品では、必要以上に深刻には扱われていませんでしたが、ちょっとそんなことも感じました。映画そのものは、とっても面白くてお気に入りの1本になりました。
January 19, 2008
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先日観た、ウィル・スミス主演の映画の原作本です。映画化に合わせて、タイトルを改め、新訳で出版されました。リチャード・マシスン『アイ・アム・レジェンド』(ハヤカワ文庫、2007)<内容情報>夜が来る。ネヴィルは一人、キッチンで夕食の用意をする。冷凍肉をグリルに入れ、豆を煮る。料理を皿に盛っているとき、いつものように奴らの声が聞こえてきた。「出てこい、ネヴィル!」…突如蔓延した疫病で人類が絶滅し、地球はその様相を一変した。ただ一人生き残ったネヴィルは、自宅に篭城し、絶望的な戦いの日々を送っていた。そんなある日…戦慄の世界を描く名作ホラー、最新訳で登場。(「BOOK」データベースより)映画は…なんか孤独と闘う主人公のよさが、ゾンビ?によって帳消しにされてしまった感じで、悔しい&怖い出来栄えだったんですが。3度も映画化されてるし、原作者マシスンの名前はわたしでも聴いたことある。原作、面白いんじゃない??と、相方と話していたら、相方が原作本を買ったので読んでみました。原作は最初の方こそ、ちょっと時系列がわかりにくくて、主人公ネヴィルの感情を追えないところがあったんですが、全体をつらぬくストーリーがはっきりしていて、無駄にホラーでもなく、何よりラストは納得でした!この原作の展開、終わり方こそアイ・アム・レジェンドというタイトルが意味をもつんだなぁ。映画のラストだと”I am a Hero”って感じ。原作を読んでしみじみ、映画のとってつけたようなラストがいかに作品全体の価値を落としたのか、実感しました。ネヴィルの孤独な生活の描写はよくできてたんですけどね…。
January 14, 2008
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2008年始動…した途端にばてました。修論を出したので、心理的には楽になったんですが。11月頃から少し、お仕事を減らしていたせいもあって、久々にフルフルで活動していると、ほんと疲れるっ今年度、よくこんな調子でもったもんだ…。移動の多い平日、電車の中でちょこちょこ読んでました。羊をめぐる冒険(上)羊をめぐる冒険(下)初期の村上春樹作品です。このところ、実習先の先生の影響もあって、ちょくちょく村上春樹作品を読み返しているんですが、比較的近年の作品を読み漁ってしまったので、初期の作品に手を出しつつあります。で、なんとなくネズミ年だし…ということで(笑)、僕と鼠の話。ああ、単純だ。この『羊をめぐる冒険』は村上春樹の長編第3作で、『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』とあわせて「僕と鼠」もの3作、なんて言われてます。でもまぁ、その後の「僕」については、『ダンス・ダンス・ダンス』で描かれるわけなんですが…。なぜか『羊をめぐる冒険』だけ手元になかったので、古本屋で探してました。新刊書店でもいいんだけど…。ちょっと古い作品はなかなかないんですよね。下巻は早々に見つかったけど、上巻は今月に入って見つけたので、ようやく読めました大体の登場人物や、話の展開、結末…ストーリーは記憶していたんですが。読んでみて(独特の不可解さは残しつつも)こんなにわかりやすいラストだったっけと驚きました。初めて読んだ高校生の頃は、複雑で難解に思えたのですが。ねじまき鳥とかカフカと比べたせいかな。破滅に向かうラスト、でもその破滅もリアルなもので…。そういえば、舞台も、東京と北海道だもんなぁ。井戸とかでてこないし。村上春樹作品の中ではリアリズムに徹していて、読みやすいと言われる『ノルウェイの森』ですらも、ラストは予想外の地点に放り出されて終わるんですよね。当時の帯には”恋愛小説”というコピーが書いてあったと思うんですが、全然、恋愛の話じゃない気がする…。恋愛小説だと思って読んだら、あのラストははて?と思うはず。それに比べれば、この『羊をめぐる冒険』は、タイトルそのまま、まさに”羊”をめぐっての”僕”の非日常=冒険を描いた作品でした。時間をおいて読んだせいで、読み手であるわたしの側にもいろいろ変化があるんでしょうね。また初期の村上春樹作品を読んでみたいと思います。
January 11, 2008
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うーー。明日(8日)から本格的な仕事始めです。火曜は5時起きなんだけども…準備が終わらなくて、まだ眠れませんカツオ@サザエさんですな。今年こそはギリギリストを卒業したいのにっっとか言いつつ、ブログなんて書いてたりして。何やってんだか。週末に相方んちで読んだ漫画です。針の眼<内容紹介>メンズ雑誌のモデル・灰原四季(はいばらしき)は、CM出演をきっかけに人気急上昇。大物女優とも付き合い始め、公私ともにステップアップした四季は、8年来の恋人・憂子(ういこ)を一方的に捨てる。そのころから四季のまわりでいやがらせが激化。ついには仕事も窮地に追い込まれるが…? 傑作サスペンスの表題作ほか、『6月の獣』『湾岸JUNGLE』『ジャングルBOX』『超能力労働隊(スーパーナチュラルパワーズWILD COM.』を収録。(小学館ホームページより)ぼくらの村には湖があった<内容紹介>見捨てられた水族館に、ナゾの生物がいた。小学六年生の夏、すずめは仲間たちとその生物ウィリーを助け出す。山奥の湖でウィリーを守ること、それはみんなの一生の秘密のはずだった。ところが次の年、「湖に恐竜がいる!?」と全国的な大騒ぎになってしまう。すずめたちは、大人を欺く一大計画を立てるが…!? 表題作ほか『踊る教室』『王子くん』『晴れ、ときどき闇。』『霧の家』を収録。(小学館ホームページより)『BASARA』などで有名な田村由美さんの短編集。どちらも1998~1999年くらいにかけて、別冊少女コミックに掲載された読み切り作品が、4、5本収録されてます。『BASARA』の途中くらいまでは、本誌を読んでいたので、田村さんの初期短編(のーこシリーズとか)は、ほとんど読んでいるんですが、この頃の読みきり作品は目にする機会がないので、どれも初めて読みました。とはいえ、10年近くも前の作品になるわけですが、この人のは古びないですねー。絵柄も変わってないし。と、懐かしい気持ちになる部分もあったんですが、初期の作品に比べ、ハードな面が強くなった気も。現実の厳しさ、救いのなさとか…そういう結末も多かった。昔は、なんだかんだ言って、ハッピーエンドだったんだけどなぁ。今、連載中の『7seeds』も、一応読んではいるんですが、どこまで厳しい現実が、登場人物を打ちのめすの?!と思ってしまうくらいハード。あれに比べれば『BASARA』は、あまあまだわー。今回読んだ短編集は、1つ1つのお話はティストも違っていて、そんなにハードじゃなくて、後味のいい作品もあったんですが、つきぬけるような強さ、爽快感、というのは感じられなくて、それがちょっと残念でした。時期的に『BASARA』の連載終了後すぐ、という感じなので、ちょっとお疲れだったのかな??個人的には「針の眼」と「霧の家」がめっさ怖かった。「超能力労働隊(スーパーナチュラルパワーズWILD COM.」は、シリーズ化したら面白いかなぁ~なんて思いました。
January 7, 2008
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瀬尾まいこ『幸福な食卓』(講談社文庫、2007)<内容情報>佐和子の家族はちょっとヘン。父を辞めると宣言した父、家出中なのに料理を届けに来る母、元天才児の兄。そして佐和子には、心の中で次第にその存在が大きくなるボーイフレンド大浦君がいて…。それぞれ切なさを抱えながら、つながり合い再生していく家族の姿を温かく描く。吉川英治文学新人賞受賞作。(「BOOK」データベースより)瀬尾まいこさん、『天国はまだ遠く』に続き、読むのは2作目です。表紙やタイトルのイメージか、柔らかな音のお名前のせいか、もう少し甘ったるい感じの作風を想像していて、手を出さずにいたんですが。最初に読んだ『天国は…』がとても気に入ったので、他のも読みたいなぁ~と思ってました。確かに文章はとても平易なんですけど、丁寧な平易さというか、さすが国語の先生だけあって、キレイな日本語なんですよね。だからとっても読み易い。するするっと水のように、言葉が浸透していく感じがします。映画の予告編、ミスチルの歌もいい感じで、観に行きたいなぁ~とも思ってたんですが。穏やかで優しげな映像。でも、ちらつく影のようなもの。ぼんやりイメージがついたので、躊躇してしまいました。まあ、まずは原作を読んでから、と。読んでみて、想像通りではあって、主人公・佐和子の悲しみを思うと、やっぱり涙は出てしまうのだけれど…。だからといって、このお話が嫌いにはならなかった。むしろ、とてもとても優しい、温かな物語だと思った。ヨシコが佐和子に言うセリフもとてもよかったのだけど、ラストシーンで、大浦君の弟が佐和子に「大丈夫。僕、大きくなるから」というところが、とても好きです。ああ、大丈夫っていい言葉だなぁ~。今は凹んでいても、明日が見えなくても、いつかきっと、そうじゃない日がやってくる。明らかに大丈夫じゃない人に向かって、大丈夫?って聞くのはなんて無神経なんだと思ったり、それでも大丈夫と聞かれると大丈夫と答えてしまう自分を嫌悪したり…。なんとなく大丈夫って言葉があまり好きではなかったけど。今は大丈夫じゃなくても、そう言える強さを、愛おしく思いました。DVDで見てみようかな。幸福な食卓 プレミアム・エディション / 邦画
January 6, 2008
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土曜日は隔週で白金台に通ってます。いつも歩かない方へ行くと、ブックオフの看板発見へー、白金台にもブックオフあるんだぁ~と思い、近づいて行くと、えっ?!これがブックオフなのーー。おされなマンションの1階で、カフェが併設されているし、なんといってもあの!ブックオフの特徴・黄色と青のカラーが全然施されてないんですっ!店名ももっとシックな青色。棚やフロアもシック。なんとなく棚の間も広いような…。ブックオフ 白金台店こういうブックオフって、他にもあるのかな??品揃えもよかったですよ。買ったのは、この4冊 『あらしのよるに1』¥105 『puzzle』 ¥200 『羊をめぐる冒険』 ¥105 『幸福な食卓』 ¥350今回は時間がなくてカフェに寄れなかったので、今度は寄りたいなぁ~。あ、そういえば袋はいつものブックオフと同じでしたちょっと惜しい。さっそく、読んだのがこちら恩田陸 『puzzle』(祥伝社文庫、2000)<内容情報>学校の体育館で発見された餓死死体。高層アパートの屋上には、墜落したとしか思えない全身打撲死体。映画館の座席に腰掛けていた感電死体―コンクリートの堤防に囲まれた無機質な廃墟の島で見つかった、奇妙な遺体たち。しかも、死亡時刻も限りなく近い。偶然による事故なのか、殺人か?この謎に挑む二人の検事の、息詰まる攻防を描く驚愕のミステリー。(「BOOK」データベースより)実はこの祥伝社文庫には、あまりいい思い出がなくって…。薄い上に文字が大きいので、短編の分量しかないので、何作か読んでみたものの、まがりなりにも文庫本1冊分の話を読んだ、という気にならないんですよね~。あと装丁の紙質も、ざらざらっとしていて気にいらない。確かに値段は安いけど、中身も外側も値段以上に安っぽい。なので、手を出さないようにしてたんですが。この作品は関根春が出てくる、いわば、”関根家シリーズ”の中の1冊にあたる、ということを知って、それならちょっと読んでみたいなーと思ってたとこだったので、えいやっと買ってしまいました。読んでみて…やっぱり短い、物足りないって感覚は否めない。とはいえ、恩田さんは短編も巧いので、話としては面白かったし、春らしさはそれなりに出てました。そういう意味では、やっぱ読んでよかったなぁ~と思う。ただ、事件の舞台となる島での滞在はわずか4時間。その間に推理する、という設定なので、限界はありましたねぇ。無理やり解決してしまうのは、現実味が薄れるしいいんだけど。願わくば、このくらいの長さで、関根家の誰かが出てくる話をもう1つか2つくっつけて、1冊にまとめて欲しいとこです。話の本筋には関係ないですが…『黄昏の…』も本作も舞台は長崎県。恩田さんは転々として育ったというけれど、長崎にも縁があるんでしょうか?個人的に、わたしも長崎に住んでいて、思いいれの強い街なので、なんだかちょっと嬉しい長崎に、行きたくなりました。
January 5, 2008
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恩田陸『黄昏の百合の骨』(講談社文庫、2007)<内容情報>強烈な百合の匂いに包まれた洋館で祖母が転落死した。奇妙な遺言に導かれてやってきた高校生の理瀬を迎えたのは、優雅に暮らす美貌の叔母二人。因縁に満ちた屋敷で何があったのか。「魔女の家」と呼ばれる由来を探るうち、周囲で毒殺や失踪など不吉な事件が起こる。将来への焦りを感じながら理瀬は―。(「BOOK」データベースより)2008年最初の読書日記。昨年末から恩田陸さん再読ブームがきております。個人的に。わたしの中で、良くも悪くも「恩田さんだなぁ~」という印象がもっとも強い3月シリーズを読み返していたら、年末に行ったブックオフでちょうどこの『黄昏…』を発見やったーと思いつつ、この本、もしかして持ってるかも…って不安も。単行本で読んだことがあったので、ちょっと読み返しても、うんうん、知ってるなぁ~と思っちゃうし。最近、ちょうど『黒と茶の幻想』を読み返して、この次の物語が読みたいな、と思ってたところだったので、うん、たぶん大丈夫、持ってないぞ、と買ってきました。持ってなくてホッ解説で篠田真由美さんも触れてますが、3月シリーズと言っても、それぞれに独立性が高い物語なので、どこから読んでも楽しめるし、シリーズものというよりは、物語の背景として各作品のつながりを発見して楽しむ、という感じでしょうか。ただ、これは「理瀬」という極めて強力な魅力を放つ少女の物語で、『麦の海に沈む果実』の続編と言ってしまってもいい作品なので、ここだけは『麦の海…』から『黄昏の…』という順で読んだ方がいいかも。久しぶりに読んで、ミステリ色の強い作品なので、いつもの恩田作品以上にぐいぐいと引き込まれました。漠然と結末は記憶していたんだけど、細部をごっそり忘れてたので、自分で勝手に「こうだったよな」とか予測しては裏切られ、必要以上にびっくりしたので、ある意味、初読以上に楽しめたかも。近年、記憶力の衰えには愕然とすることが多いとはいえ、この作品に関しての忘れっぷりは自分でも驚くほど。おそらく、恩田作品ってキレイに割り切れるような結末ではなくて、割り切れなさがつきまとう、余剰による魅力があって、それだけに曖昧な部分があるから、作品の印象は残っても、トリックやロジックに近い部分は記憶に残らない。なんか、それらが瑣末なことに感じてしまうんですよね。こういう魅力って、他の作者にはあまり感じない。稀有な物語作家です。新作を追えてないので、今年もじゃんじゃん読もうと思います。
January 4, 2008
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お正月2日目。携帯の機種変をしてきました。(ぜんぜん、お正月関係ないし。。。相方にクリスマスプレゼントでリクエストしてたんですが、なんか機種が定まらず。DoCoMoユーザーなんですけども、ソフトバンクの機種にばかり惹かれる。ちなみに相方はauです。どちらも譲らない(笑)。バラバラ。でも会社をそろえても、あまりメリットがないくらい連絡取り合わないのでさて、ここ2年くらい使ってたのはDoCoMoのSH700isなんですけども、ちょっとボディがぶあつい他は、実は不満はあまりなくてで、薄いのにしよーかなーと思いつつ、ワンセグにも興味あったり。んで、DoCoMoのD704iにしてきました。相方にはどーせなら最新機種をと言われてたんですけど。ちまちま払うとは言え、5万円ってどーかなーと思って。ポイント使って1万円切って買えたので、ちょい古めのにしました。ワンセグ…あんまり映らないんですけども(やっぱりまあ、いいや。スライド携帯、楽しいし(飽きるまでは。年末から、なんとなく恩田陸さん再読ブーム。暇さえあれば、読み返しています。今は、3月シリーズ。作品世界でぐるぐるした感じが、年末年始向き??
January 2, 2008
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あけまして おめでとうございます。昨年はなんのかのと更新さぼってしまいまして…まだ書き切れてない日記がてんこもりもりなんですが、年が変わってしまったので、それはさらりと流して、気持ちを新たにやっていきたいと思います今年は生活パターンも変わるので、また不定期更新になると思いますが、よろしければお付き合いください。今年もどうぞよろしくお願いします。さてさて。皆さん、元日は何してましたか~??首都圏は天気に恵まれて、おでかけ日和でしたね。わたしは珍しくも、初売り&初詣に行ってきました。初詣…7、8年ぶりでしょうか。なんか行かなくても、そこそこいい年だったりするので、却って行かない方がいいのでは、などと考えてしまう(苦笑)。今年は、ららぽーとでドクターシーラボの福袋を買って、その足で浅草寺へ。そんなに混んでいなくて、ラッキーでした。めんどくさがりのわたしはドクターシーラボのアクアコラーゲンゲルを愛用しているので、シーラボの福袋は本当にうれしい。基礎化粧品のセット(総額3万円相当)が入って1万円去年買った分を1年間使ってました。今年はゲルが小さい方になってたけど、保湿マスクとか美容液とかお役立ちアイテムがいっぱいでした。嬉しいなそれにしても…年賀状ってどーして、自分が出してない人からばかり元旦に届くんでしょうね
January 1, 2008
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気持ちを新たに更新するぞーと、ちょこっと模様替えしたりしたのに。あいかわらずの放置プレイ。今度の原因は、多忙ではなくて体調不良。流行のノロ・ウィルスか急に始まった嘔吐、水すら吐き気がこみ上げて、ポカリとりんごしか口にできない2日間。ああ、つらかった高熱も出ましたが、今はもうすっかり元気です。今年はひどいクリスマスだったなー。年末年始は暴飲暴食に気をつけようっと。昨日、ずっと読みたかった本を買ってきたので、今日はそれを読んでました。普段は文庫本になるまで待って購入するんだけど、この人のはなかなか文庫化しないので、だったら早いうちに買っちゃおう、と思いつつ、修論終わるまでは、と我慢してきた小説です。金城一紀『映画篇』(集英社、2007)<内容紹介>友情、正義、ロマンス、復讐、そして、笑いと感動―。五つの物語の力が、あなたを救う。今すぐ映画が見たくなる。今すぐ誰かに読ませたくなる。笑いと涙と感動が詰まった、完全無欠のエンターテインメント!書き下ろし最新小説集。 <目次>太陽がいっぱい/ドラゴン怒りの鉄拳/恋のためらいフランキーとジョニー もしくはトゥルー・ロマンス/ペイルライダー/愛の泉 (「BOOK」データベースより)『対話篇』も大好きな大好きな小説集なんですが、こちらも負けず劣らず、大好きになりそうです今年の読書はこれで読み納めにしていいなぁ~と思っちゃった。映画をモチーフにしたそれぞれのお話もいいんだけど、全編に顔を出す上映会のエピソードが集結するラストの話はとっても良かった。この”鳥越家の伝説”は、「花」(『対話篇』所収)ともリンクしてるはず。作品中に出てくる映画は、見たこともないのもあって、それをいちいち全部、見てみたくなってしまった。今はとにかく「ローマの休日」がもう一度、見たいかな。あと、いくつもの話に顔を出しては、酷評されているフランス映画って何という作品だろう??わからなかったので、それが知りたい。昨日は、久しぶりに映画を観に行って、やっぱり映画っていいなぁ~と実感したところだったので、余計に、映画に力づけられる登場人物の気持ちに共感しました。今年は、映画をなかなか観に行けなかったのが悔やまれる。。。来年はもっと観ようと思います。
December 29, 2007
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27日で今年の仕事&実習納めをしたわたし。この日は、26日から”夏休み”をとってる相方と、久々に映画を観に行きましたなんかもう今年はほんっと2人とも忙しくて、一緒にお出かけなんて数えるほどしかできなかったなー。まぁ、もともとひっきーなんですけども今回は相方方式で「シネコンにぶらりと行って直感で決める」やり方で、ウィル・スミスの「アイ・アム・レジェンド」を観て来ました。アイ・アム・レジェンド 公式サイトちょっとトラブルがあって。頼んだのは「アイ・アム・レジェンド」だったんですが、言われたシアターに進むと、なぜかニコラス・ケイジとご対面。よくチケットを見直すと「ナショナル・トレジャー2」と書いてあるではありませんかまぁ、もらった時点でよくチケットを見ろよという話ですが。んでも、係員の人に言ったら、快く変えてもらえました。それで、ほどよく埋まった映画館で、後方のまん中と言う良い席をゲットし、映画を楽しんだわけなんですけど…。エンドロール後の相方の感想。「あの係員は、好意でわざとナショナル・トレジャーにしてくれたのかもね」…怖かったんですよぉ。まじで。噂には聞いてたけど、バイオ・ハザードみたいになっちゃって。あの予告編の印象がよかっただけに残念。(もちろん、そういう部分もあるんですけれども)「地球に一人残された男が…」というしんみりしたイメージで見に来ると、衝撃を受けます。音楽とかもマジ怖いって。心臓に悪い。ウィル・スミスは孤独に耐えながら、希望を失わずにワクチンの開発を続ける科学者を、好演しているだけに…もったいない。直接的な戦いではなくて、ウィルスにどんどん感染していく人類のプロセス、闇に怯えながら、もしかしたら残っているかもしれない誰かに向って呼びかけ続ける男の孤独…そういうものに焦点を絞って描いてくれたら、もっと違った印象の作品になったんだろうなぁ、と残念です。わたしが良かった点は…ウィル・スミスが出ていることと、あと音楽。わりと好きなボブ・マーリーの曲が使われていたので。前者は映画を観る前からわかってたことだし、後者はストーリーと関係ないっちゃないんですけどね。でも、この映画、もとはSFの古典的名作で、今回が3度目の映画化になるんですよね。相方と「原作を読んでみたいねー」という話になり、本屋に寄ったんですが、そこでは見つけられませんでした。原作本は映画化に合わせて新訳で出版されているようです。↓↓リチャード・マシスン作『アイ・アム・レジェンド』(ハヤカワ文庫、2007)何かと興味はそそられる作品でしたが、年末に見るにはちょっとハード過ぎました。心臓に悪いぜ。次回作として飾られていた「ピューと吹く!ジャガー」実写映画のポスターに和みました。要潤、漫画のままの髪型しちょるよ
December 28, 2007
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村上春樹『ねじまき鳥クロニクル(第1部)泥棒かささぎ編』(新潮文庫、1997)村上春樹『ねじまき鳥クロニクル(第2部)予言する鳥編』(新潮文庫、1997)村上春樹『ねじまき鳥クロニクル(第3部)鳥刺し男編』(新潮文庫、1997)お休みしてた間に読んだ本、その1。村上春樹は多かったですねぇ。もともと昔はリアルタイムで新刊を必ず読むくらい好きで、働くようになってからは、あまり読まなくなってたのが、再度学生をすることになって、また手を出すようになりました。この業界、村上春樹ファンが多いんです10月から実習でお世話になっている先生も、村上春樹がお好きでいろいろお話してくれるので、「そんな視点もあるのかー」ともう1回読みたくなります。どれどれって。ねじまき鳥は、リアルタイムではまった最後あたりの作品。10年以上ぶりに読み返しました。村上春樹の本って、強烈なんだけど、一度読んでもあらすじが入ってこないのが多いです。というか、あらすじにあまり意味がない…。ねじまき鳥は、1度しか読んでなかったので、うすぼんやりとしか覚えてませんでした。そうか、こういう話だったねぇ~。井戸とメイとかつらと猫のことは覚えてました。あと間宮中尉。猫はよく出てきますね。村上作品には。最近、『海辺のカフカ』も読み返したんですが、こちらでは猫と話せる男性が出てきます。前述の先生のご指摘は「村上作品では『やれやれ』っていうのがよく出てくる」と。確かに、しょっちゅう出てきます。突拍子もないことが起きて、主人公が自分に言い聞かせたりするときに。諦めと慰めがほどよくブレンドされてる言葉、ですね。予期せぬ仕事が入って半日つぶれてしまって、修論が思うようにすすまないのに迎える夜明けに、栄養ドリンクを飲み干しながら、わたしもよく呟いていました。「ふー、また1日が過ぎちゃったなぁ。やれやれ。」頑張れる気はしないんですが、少し肩の力は抜けました。
December 20, 2007
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またしても1ヶ月以上あいちゃいました。。。気がつけば今年も終わりですねー。修論書いてました。なんとか終わりました。ほっガリレオもSPも録画したまま見れてないしちょこちょこ読んでだ本もあるんですけど、覚えていないwので、新たにぼちぼち書いていきます。よろしければ、またお付き合いください。し、しばらく更新しなかった間に機能が変わってる下書きってなんだ???いやー、ちょっとびっくりしました。(公開したつもりが公開できてなかった。。。
December 19, 2007
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いつも連続ドラマは1クールに1本!!と決めているのに、久々にやぶっちゃう気配ですこの間、学校の先輩と飲んでいたら、その人と本の趣味がすごくかぶってて、びっくり。彼も、東野圭吾は好きで、一応、ガリレオも初回は見たそーですが、原作との違いに「た、耐えられん…」とギブ。そんな彼が、とても楽しみにしているというのが、11月3日(土)から始まった、V6岡田くん主演のドラマ「SP」。SP 公式サイト原案・脚本が金城一紀さんというところを、彼は強くプッシュ!わたしも、それは惹かれます。金城さんの小説、たいがい好きだし。わたしはまだ読んでいない『映画篇』も彼は読んでて、まだ読んでないのー的にバカにされました。くっそう。しかも、総監督が「踊る…」の本広監督なんですねー。これは好きがいっぱいつまってるなー。しかも土曜の23時~っていちばん見やすい枠だし。そんなわけで、今日は楽しく見ちゃいました。初回は15分拡大で、ちょっと長かった気もしましたが。でも、テンポよかった。アクションかっこいいし。岡田くんがムッキムキでびっくり脱いだらすごいっ!!金城一紀×岡田准一×堤真一 というとフライ、ダディ、フライ原作は好きで何度も読んだんですが、本の鈴木さんと堤さんのイメージがちょっと違い過ぎて、映画は観ませんでした。今度、DVDでみてみよっかなー。
November 3, 2007
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伊藤たかみ 『ミカ!』(文春文庫、2004)<あらすじ>活発で男まさりのミカ。スカートなんてイヤ!おっぱいなんていらない!思春期の入口にたつ不安定なミカを、双子のユウスケがそばで見まもる。両親の別居、姉の家出、こっそり飼っていた「オトトイ」の死…。流した涙の数だけ幸せな未来が待っている。第49回小学館児童出版文化賞受賞作。(「BOOK」データベースより)小学校6年生のミカとユウスケの物語。語り手はユウスケです。タイトルがミカ!なんだけど、揺れるミカを見守るユウスケの物語、ともいえる。ちょっと冷めた感じのユウスケの語り口がいい。だけど。双子でもユウスケには不可解に思えるミカの言動、わかってしまう。ユウスケに思いを寄せる安藤のことも。お姉ちゃんも、お母さんも、それほど不可思議な生き物ではない。ああ、やっぱりわたしも女なんだな~。つくづく。でも、読んでみて遙かに不可解になったのは「オトトイ」の存在。ネコか、イヌかと思ってたんだけど。今ももわもわっとオトトイの姿を想像してしまう。すっぱいキウイとすっぱい(悲しい)涙を食べて大きくなるオトトイ。わたしも心の中に飼ってたのかもしれないなぁ。一人だったから、見えなかったけれど。くくくと笑ったり、眉間にしわを寄せてふーむとうなったり。朝から電車の中で、百面相してしまいました。読後感も爽やかな物語。このしなやかでたくましき双子が、中学生になった続編もぜひぜひ読みたい。ただ、難を言えば…文も読みやすく、文字数・ページ数も少ないので、1時間ともたずに読み終えてしまったこと。移動中に読む本なくなってしまった
October 30, 2007
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買ってきたら、つい、読んでしまいました貫井徳郎 『神のふたつの貌』(文春文庫,2004)<あらすじ>―神の声が聞きたい。牧師の息子に生まれ、一途に神の存在を求める少年・早乙女。彼が歩む神へと到る道は、同時におのれの手を血に染める殺人者への道だった。三幕の殺人劇の結末で明かされる驚愕の真相とは?巧緻な仕掛けを駆使し、“神の沈黙”という壮大なテーマに挑んだ、21世紀の「罪と罰」。(「BOOK」データベースより)淡々とした、整理された文章で読みやすくはありました。その辺は、貫井さんですね~。ただ、貫井さんと言えば『慟哭』の印象も強かったので、この3部構成に仕掛けられたトリックといったら…と疑って読んでいたせいか、”驚愕の真相”ではなかったです。そうか、やっぱりね、と。登場人物の誰にも感情移入できなかった上に、テーマになっているのが「神」の存在なわけなんですが、そのあたり、わたしにはピンとこないというのもあって、読んでいて、なんとなく、残念な感じでした。面白くないわけじゃないんだけど…。描かれている破滅も、感情を伴って迫ってこない感じで。もったいないなぁ~と。こういうの好きな人もいるのかもしれないけれど。 移動中のおともに…と思って、久しぶりに文庫本を買ってきたのですが、昨日は台風で一日家にいたので、ついつい、宮部さんの『あかんべえ』を読んじゃいました。上巻しか買ってないのにそれではずみがついちゃって、今日も読んじゃったんですが未読本ストックが1冊になってしまった。ああ、娯楽本については積読がきかない体質今日は晴れたので、『あかんべえ』の下巻を探しに行ってきました。…残念、近所の古本屋でも上巻しかなかった新刊で買うかなー。そのかわり、2冊買ってきましたけど。 岩宮恵子『思春期をめぐる冒険』 (150円) 盛田隆二『夜の果てまで』 (200円)これで来週はとりあえず安心?かな。
October 28, 2007
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