東方見雲録

東方見雲録

2024.10.15
XML
カテゴリ: ランドスケープ



 「人々が高層ビルの中に閉じこもり、『銀ぶら』という言葉に代表される街の回遊性が失われてしまう」。銀座通連合会の遠藤彬会長(81)は、当時抱いた危機感をそう明かす。

 商店主らによる銀座街づくり会議が組織され、再開発計画のあり方を話し合うシンポジウムを開催。松坂屋側には「銀座らしい開発をしてほしい」と要請した。建築を学ぶ学生を巻き込んだ調査を行い、銀座の将来像を提案してもらう発表会も開いた。

 こうした動きを受けて区は06年、条例を改正し、松坂屋跡地を含む銀座中心部について、高さ56メートル超の建物を例外なく作らせないことを決めた。松坂屋側も計画を見直し、跡地には、「GINZA SIX」が、ルールに合わせた56メートルの高さで17年に開業した。

 半世紀以上にわたって中央区の街づくりに携わってきた吉田 不曇(うずみ) 副区長(78)は、「地元の景観は、地元で作るのが本来の民主主義の姿。銀座のプライドを感じた」と振り返る。
こちら

関連サイト:銀座ルール  note   こちら





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.10.15 09:00:12
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: