東方見雲録

東方見雲録

2024.11.07
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カテゴリ: スクラップ



ドコモは値上げの理由について次のように説明した。

「衛星電話サービスに関連するネットワーク設備の維持管理コストが継続的に上昇しているなか、これまで可能な限りコスト削減に取り組むことでサービスの品質確保と安定運用に努めてきたが、自社の努力だけではコスト増に対応することが困難な状況であることから、やむを得ず2025年4月から通話料を改定することにした」
・・・・
Starlinkに乗り換えられない理由
なお、昨今は光ケーブルのない海上でも、衛星からの電波でブロードバンドに接続できる「スターリンク」がある。いっそのこと、スターリンクと通話アプリに乗り換えたほうが快適なのでは… と考えるが、ここにも船舶事業者ならではの事情があるという。

「Starlinkは緊急通報用のGMDSSに対応する通信機器として認められていない」(東幸海運)

日本では安全性を高めるため、総トン数20トン以上の船舶は基本的にGMDSS無線設備を設置する必要がある。そのため、Starlinkを導入しても、ドコモの「ワイドスターII」「ワイドスターIII」は継続して搭載する必要がある。

代表取締役を務める笹木重雄氏はCNET Japanの取材に対して「Starlinkを導入する場合、内航船で一般的な1TBのマリタイムシェアプランでは、概算で船舶1台あたり20万円ほど費用が増える」と述べた。
こちら

関連サイト:GMDSS(海上における遭難及び安全の世界的制度) こちら
国際的な統一ルールに基づく新しい遭難・安全通信システム
A1海域
DSC(Digitel Selective Calling)を使用するVHF(超短波;Very Hight Frequency)海岸局の通信範囲
20~30海里
日本ではA1海域を設定していません。

A2海域
A1海域を除いたDSCを使用するMF(中波;Medium Frequency)海岸局の通信範囲
150海里程度

A3海域
A1、A2海域を除いたインマルサット通信衛星の通信範囲


A4海域
A1、A2、A3海域以外の海域
北緯70度以上、及び南緯70度以上の極地方

「GMDSS(海上における遭難及び安全の世界的制度)」の対象船舶
国際航海に従事する総トン数300トン以上の貨物船及びすべての旅客船が対象船舶とされています。



関連日記:2024.07.20の日記  「スターリンク」   こちら





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Last updated  2024.11.07 08:00:11
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