東方見雲録

東方見雲録

2024.11.14
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カテゴリ: スクラップ
2003.11.14の日記 こちら





引用サイト: こちら

ネット拾い読み:裏勝うらまさり
男物の羽織裏勝うらまさりとは、表地よりも裏地に高価な生地を使ったり、派手な絵柄を付けたりすること。たとえば、男物の羽織のように表は無地でも裏地には大胆な手描てがきの羽裏を付けたり、麻や木綿の裏地に絹を付けたり、人目に付かない見えないところで秘ひそかに贅ぜいやお洒落しゃれを楽しむことです。

江戸時代に出された奢侈しゃし(ぜいたく)禁止令により、当時のきものの色は、鼠色ねずみいろ、茶色ちゃいろ、藍色あいいろ。無地むじが主流ですが、柄は、せいぜい縞しまか格子こうしが関せきの山やま。しかし、地味で渋くて控えめで限定された色柄の中に、四十八茶百鼠のような多くの微妙な色目、縞や格子の種類の多さ、そして、鮫・毛万・霰など、後の江戸小紋の原型となる文様が多様に生み出されました。なかでも歌舞伎かぶきの「助六」は、黒の格を一気いっきに引き上げ、黒地の羽織は男のなくてはならないお洒落しゃれな必需品となったようです。

裏勝りとは、そんな御上おかみからのお達たっしに従いながらも、どこかで反骨はんこつ精神せいしん「心意気こころいき」を示し、それが、ある意味「粋いき」とも受け止められたのでしょう。
引用サイト: こちら

ちょっと道草:江戸っ子
押絵雛「歌舞伎十八番」【助六】三代豊国より 江戸の粋を集めた助六の衣装。黒の紋付に右結びの紫の鉢巻、衿・袖・裾に見える赤、黄色の足袋。足袋は足首を短くすることで足長効果があるとか。舞台では「カエシ」と言って裾を返して糸で留めて足を割ったときに両膝に軽く着物が乗るように計算されているそうです。対して意休の衣装は豪華で威圧的。江戸っ子には野暮の極みだったようです。裾の青海波と山岳の意匠は国家の体制維持と安寧秩序の象徴、肩には五爪の龍で天下統一を狙っているのでしょうか?

引用サイト: こちら


ちょっと道草:「四十八茶百鼠しじゅうはっちゃひゃくねず」とは

参考サイト:日本にほんの色いろ・日本にほんの伝統色   こちら





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Last updated  2024.11.14 00:00:19コメント(0) | コメントを書く


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