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課題3 精油のノート
精油のノートとは、精油の芳香成分が揮発する速度を表したもので、揮発する速度が速い順にトップ、ミドル、ベースの3段階に分けられます。
これにより精油が空気に触れてどのくらい香りが続くのか、どのように香るのかがわかります。
精油には複数の種類の芳香成分が含まれており、その芳香成分一つ一つに分子量があり、この分子量の小さいものから順に空気中に拡散されていきます。
例えば、ペパーミントは如何でしょう?私は先にスッキリしたメントールの香りを感じ、その後は少し甘さを感じることがあります。
これは、分子量が小さいモノテルペン類の香りが先に立ち、後に分子量が大きいエステル類の香りが徐々に広がったという事です。
このようにノートの分類上、トップに含まれるからと言って最初に香って後は香り、成分が無くなってしまうわけではなく、時間が経過してから先に香った成分とは別の香りを感じることが出来ます。
各ノートに分類される精油を挙げると、トップはグレープフルーツ、レモン、ペパーミント、ユーカリと柑橘系、ハーブ系に多く、揮発が速く軽い感じの香りで、香水の第一印象を作り出す香りです。持続時間は30分~2時間程度です。このトップの後に徐々に全体に広がるようなゆっくりした香りがミドルです。イランイランやネロリ、ラベンダー、ローズマリーといったフローラル系、ハーブ系で、全体的な香りの印象となります。持続時間は2時間~6時間程度です。ベースは揮発が遅く、時間が経つとほのかに香ってきて、ブレンドする事により他の香りを長持ちさせる効果もあります。サンダルウッドやミルラ、ブラックペッパー等、樹脂系やスパイス系に多く、持続時間は6時間~数日間程度です。
何種類かの精油をブレンドして香水を作る時など、このノートを利用してトップ、ミドル、ベースを選択するとバランスの良い作品が作れると思います。
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