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「ジョン・ウイック:コンセクエンス」26日までの上映だったので観に行った次第。シリーズ物で毎回、映画館で観ている映画は、今はこれぐらい。クレジットの最後は、VISUAL EFFECTSの担当者がこれでもかと続く。結局、いまのアメリカ映画は、特撮の見せ場、見せ場で繋いだ映画ばかりだ。物語の面白さが希薄。セリフが少なくて、役者には良いのかなぁ。どう展開するのか分からないが、5話が進行中との情報がある。「ジョン・ウイックは実は死んでいなかった。」となるのか、過去のジョン・ウイックの物語が展開するのか?キアヌ・リーブスは好きな俳優なのだが、この作品の、この路線は飽きてしまった。
2023.10.22
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「君たちはどう生きるか」上映開始からだいぶたつので、上映が終わらないうちにと思い、観に行った次第。場所は、沼津駅近くのシネマサンシャイン。久しぶりである。何年ぶりだろうか?小説は大昔に呼んだがどんなストーリーであったか忘れてしまった。よくわからない鳥の絵のポスターからは、物語を想像できないのだけれど、タイトルから、なんとなく説教ぽい映画を匂わせて嫌だ。それはさておき、事前情報がない状態で映画を観るなんて、実は多くの監督が望んでいることではないだろうか?いまの映画は、広告代理店やマスコミが情報を操作しすぎる。観ての感想だが、こういう映画だとは思わなかった。予想外の物語だった。ただ、観ていくと、昔のジブリ作品で見たようなシーンが出てくる。異次元の世界。理屈で見る映画ではない。そういう世界としてみるしかない。だから、好みは別れるだろうなぁ。私は、けっこう楽しめたけど、新しさや、凄さを感じるアニメではなかった。ポスターを見て気づいたが、宮﨑駿とある。以前は「崎」という字であったが、変えたのは、何かしら意図があるのだろうか?
2023.10.14
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静岡地酒まつり毎年10月1日の日本酒の日に開催されているイベント。静岡県内のほとんどの酒蔵が参加。今年は日曜日の開催、しかも、沼津(昨年は掛川)が開催場所。初参加しました。早めに沼津に行って、昼飯を食べたのだけれど、周りで食事していたひとはほとんどが地酒まつりに参加する人だった。前売り、当日のチケットも完売。とにかく、人が多い。約千人が参加したようだ。あまりに人が多い、にぎやかなことはいいことだけど、落ち着かない。テーブルのみが用意されているが数が少ない。早めに会場入りしてテーブルを確保したのは正解でした。用意のいい人は酒とつまみを置くトレーを首から下げている。もっとも、立ち飲みスタイルでなければ、泥酔して寝てしまう人が出てくるだろう。また開催時間1時間30分は、いい長さかもしれない。酒蔵を回りながら、次々と飲んでしまう。かなり酔いました。来年は、静岡市での開催でしょうか?また、行けたらよいなぁ。
2023.10.01
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清水駅前銀座地酒ストリート9月17日開催。県内外の50以上の酒蔵さんが清水駅前銀座商店街に集結。主催は久保山酒店さん。この規模、凄いものである。12時間開催のところを11時20分ごろに会場である商店街入り。テーブル占拠がすでに始まっていた。どの蔵もいいお酒を出してきている。獺祭では桜井社長が来ていたようだ。麒麟山、八海山、彩來、英君、黒龍、山城屋のお酒をいただく。旨い。麒麟山さんでは日本酒サワーもいただいたが、すっきりと飲みやすく美味しかった。 商店街入口で焼きそばが120円で売られていたのには驚いた。量は少ないが安い!富士駅前の日本酒祭りでは550円。このあたりが商店街のお店が提供する強みかも。魚屋では刺身を、肉屋はメンチやハムカツなどの揚げ物を売り、生姜煮、じゃこ、味噌、鰹節(削りたてがうまい!)などなどが酒の肴に売られてる。商店街で普段、売っているものがそのまま販売されている。出店もあるが、実店舗での販売がとても良かったと思う。
2023.09.17
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日本酒祭り(富士駅前本町商店街)9月10日、富士駅前本町商店街にて日本酒まつり開催。焼肉屋にチラシが置いてあって開催を知ったのだが、ほとんど宣伝もされておらず、ネットを検索しても開催について出てこないので、ほんとにやるのかな?と思っていたが、直前には出店の酒蔵、地元ラジオが開催を告知してくれた。主催者が日本酒祭り実行委員会となっているが、良く分からない。チラシの問い合わせ先の電話番号を調べたらスナックの電話番号だった。富士本町商店街を歩行者天国にして、路上に酒蔵、屋台が出てのだが、日陰になった休憩場所も数少なく、暑くて参った。4枚つづりのチケットで、1枚で小さな50cc(?)のプラスチックコップに酒を注いでくれる。こういうイベントは初参加なのだが、こんなものなんでしょうかね。萩錦さん、富士錦さん、臥龍梅さん、のブースに行く。臥龍梅さんは品揃えが多く、ピンクの発泡酒と、十里香をいただく。日本酒祭りは、昨年に続き、今回で2回とのこと。あまりノウハウがないようだ。参加した酒蔵さんの意見もよく伺い、よりよりイベントにして欲しい。酒蔵さんが参加したいと思ってくれるイベントでないとね、
2023.09.10
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「ハウス・オブ・グッチ」DVDで鑑賞。昨日の続きか。5点満点でいうと、4か3。どちらかというと、3に近い。レディ・ガガが熱演、とても良い。アダム・ドライバー、アル・パシーノ、と俳優陣が豪華で、演技も素晴らしく良い。それなのに、なにか物足りなさを感じるのは何故だろう?そつなく撮られた映画というだけで、「ガガ、いいなぁ、出演者が皆よいなぁ」という他に、凄さ、迫力、感動、そうした感情を揺さぶってくれるものがない。
2023.09.05
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「ハウス・オブ・グッチ」DVDで鑑賞。高級ブランドであるグッチ。その創業者一族は、いまのグッチの経営陣には一人もいない。グッチ家の崩壊の物語が本作。レディ・ガガ、アダム・ドライバー、なんと、アル・パシーノ、ジェレミー・アイアンズまで出演。豪華である。監督がリドリー・スコットであまり期待できないが、出演者の熱演で見入ってしまう。レディ・ガガがとてもいい。1時を過ぎた。どうなるのか、展開が興味尽きないが、明日も仕事だ、途中で鑑賞終了。
2023.09.05
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年休を取っていたが、7;30から9:30まで会社で仕事。12:00-相方のひろみちゃんとラ・ソムリエールへ初訪問。ワインと日本酒の店だがワインがメイン。お通しはオリーブ。 料理は18時以降ということで、ナッツをつまみで注文。 私は日本酒3種セットを、ひろみちゃんは大村屋醸造場 大井川畔 鰍をグラスで。結局、大村屋醸造場 大井川畔 鰍が一番、美味しかったかな。日本酒をいろいろ選べないのが残念。フランス料理とのコラボとかイベントを時々行うお店だが普段の店には魅力を感じない。リピートはたぶんない。若竹さんの鬼乙女・涙があったが、これは冬の酒。売れ残ったのがまだある?13:30セノバの中の蕎麦・鷹乃で食事。こういうとこの蕎麦は、安いけど、味はダメ。普段、蕎麦は美味しい店でしか食べないからなぁ。14:30-静岡シネギャラリー「さらば、わが愛 覇王別姫」鑑賞30年前の日本公開時、2回観ているが、いま観ると見落としていたとこが多い。やはりいい映画だ。ポスターや予告編を見ると、レスリー・チャンをメインに宣伝をかけているようだが、昔のポスター、予告編の方が良かった。レスリー・チャンだけの物語ではないのだから。18:00-炭火焼鳥 とさか 安くて、美味しい。接客もよし。リピート決定。ひろみちゃんは、山形の酒田酒造 上喜元 純米吟醸 をグラスで。美味しいとのこと。
2023.09.04
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「グッド・ライ」静岡シネギャラリーで鑑賞。1983年、スーダン内戦。数万人の子供たちが両親の命と住む家を奪われた。2000年になりアメリカとスーダンが協力し、難民キャンプの3600人の若者たちを全米各地に移住させる計画を実施。ただし、飛行機代は働いて返さなければいけない。リース・ウィザースプーンが職業紹介所の女性に扮し、実際のスーダン難民が兄弟役を演じた。スーダンから、エチオピア、ケニアへの逃避行が仲間の死を伴う悲惨なものだけに、後半のコミカルなシーンの挿入は、ちょっと、とまどう映画。ウケを狙った感じの笑はイヤだ。ハリウッド映画だからしょうがないか・・・・。
2015.06.14
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「パプーシャの黒い瞳」静岡シネギャラリーで鑑賞。いい映画でした。モノクロームの映像がとにかく美しい。実在の女性詩人を描いた映画。書き言葉を持たないジプシーに生まれた女性。ユダヤ人の女性から言葉を学び、彼女の秀でた感性は詩を生み出す。彼女の詩が評価される一方で、彼女自身はよそ者にジプシーのことを教えたとして、ジプシーのコミュニティーから追放されてしまう。ポーランドの近代史、そして彼女の人生。どちらも辛い歴史である。いい映画だが、少し難を言えば1910年の彼女の誕生に始まり、次に1970年、1949、1925と時間が前後するが、少し飛びすぎる、と思う。こうコロコロ時間が変わる編集は凝ってはいると思うが感動を生むものではない。
2015.06.14
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「マジック・イン・ムーンライト」静岡シネギャラリーで鑑賞。ウッディ・アレンは、女優の趣味がいい。彼の作品に出演する女優さんは、なんというかな、品があって魅力的なのだ。この作品も、エマ・ストーンがともかくも素晴らしい!いや、いい女優さんが登場したと思う。表情がすごくいいです。あんまり、笑顔がすてきでコリン・ファースが霞みました。しかし、80歳のアレン監督。この年齢での創作ペースと、ウィットに富んだ脚本作りは驚きだ。本作の脚本も面白い!
2015.06.07
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「パリよ、永遠に」静岡シネギャラリーで鑑賞。ヒトラーが下した「パリ壊滅作戦」。エッフェル塔、ルーブル、ノートルダム・・・・すべてを破壊し、パリを廃墟とする指令を受けたコルティッツ将軍。スウェーデン総領事ノルドリンクは作戦を阻止すべく将軍と交渉する。史実を基にした舞台「Diplomatie」を映画化したもの。一晩の駆け引きがパリを救ったとは・・・・・・・。
2015.06.07
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「博士と彼女のセオリー」静岡シネギャラリーで鑑賞。予告編やポスターからイメージしたものとは違うホーキング夫妻。離婚してしまうんですね。カップル向けのデート映画ではない。原題も違う。邦題は意図的だろうな。エンディングを見てると原作があって、これが別れた奥さんが書いた本だった。映画を観終わって気になってホーキング博士のことを調べてみると、奥さんと離婚してから看護師(映画に登場)と再婚して、2011年に離婚。バツ2。ちょっと想像したのとは違ったのだ。
2015.05.10
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「イミテーション・ゲーム」静岡シネギャラリーで鑑賞。面白かったですね。単なるドイツ軍の暗号エニグマの解読物語ではなく、テーマは多岐にわたっていて、もう少し、時間をかけてもよかったかもと思う。これは、原作を読んでみたい。翻訳さているんだろうか?
2015.04.26
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「フォックスキャッチャー」 静岡シネギャラリー 14:15~の回、鑑賞。事件を起こしたのはデュポンの御曹司でしたか・・・・。デュポンで思い出すのはナイロンの発明者のカロザースだ。彼は、会社からの「生涯、どこへ旅行しても、どんな高級レストランやバーで飲食しようが、費用は一切会社が支払う」という破格の待遇にもかかわらず自殺してしまった。ひとの頭の中は解らない。映画の出来は期待したほどではなかった。デュポンの狂気があまりに、ありのまますぎる。ひさびさのレッドグレイヴ。歳をとったなぁ。
2015.04.12
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1年ぶりの更新。この1年、色々ありました。2回の引越し。18年飼っていた猫の死。怪我で母が歩けなくなくなったりと。まぁ、ホントに色々ありました。少しは落ち着いたので、また、書こうと思います。
2015.04.05
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「エンジェルス イン アメリカ」 1部ミレニアムアプローチ 2部ペレストロイカ 近泉ピット非常に悲しく、残念なことに、近泉ピットがビルの立て直しの為に、今回が最後の公演となった。昨年の開場以来、「素晴らしい」という言葉ではあまりに安易なぐらいの秀作が連続で上演されていたので、ともかくも残念でならない。その大変な中での今回の舞台。しかも演目は文字通りの大作である「エンジェルス イン アメリカ」1部、2部の通し上演。どうしても休みが取れなくて、この最後の舞台を一度しか観にいけなかった。上演時間は5時間。「良かった」とか「素晴らしい」としか言えない。他にことばがない。非常にテンポのいい舞台で、ぐいぐいと引き込まれていく。1部はすでに近泉ピットで上演されているが、同じ上演ではない。これが舞台の面白さであり、tptの舞台に永らく魅了され続けている理由なのだ。変化と進化がその魅力!前作よりも舞台のスペースは広くなっている。舞台中央にあったものが取り除かれていた。役者の演技がそのスペースを活かした、縦(客席から舞台奥)に重層的なものになっていて、これが非常に新鮮で良かった。客席のフォームが変わっていて、今回は正面中央で観たのだが、とにかくこの縦方向、奥いきを活かした演出をとても面白く感じた。第一部のラストに舞い降りた天使。第二部は祈りと再生の舞台となっていく。それは苦渋に満ちた泥まみれの中からの、ただ、「もっと命を」という、生きることへの希望である。物語の展開は見事としかいいようがない。20世紀後半のアメリカを代表する戯曲たる所以はそのドラマと哲学性が、重いテーマでありながらも気取ることなく、泥臭くもひた向きで滑稽なほど人間的な登場人物により語られることではないかと思う。tptの若手の俳優さんてすごいですよね。感動をくれるもの。皆さん、ホントしびれるぐらい声がいいです。もちろん巧いです。響く声というのがあるじゃないですか、響くのですよセリフが。客席座って舞台を観ている私の身体にそのセリフが。(生意気な言い方になってしまうけれど、)瑞々しいまでの強い力を感じますね。”強さ”ですよ。「芽」という漢字に、獣の「牙」を書くように。信じられるだろうか?ビルの1階のシャッターの向こうにある場所が異空間となり、素晴らしい舞台が上演されていることを。どんなに時間がかかろうとも次回を待っております。お願いです、がんばってください。以下、tptのHPより、『エンジェルス イン アメリカ』1部ミレニアムアプローチ★2部ペレストロイカ 一挙上演!3月27日〜4月10日 隅田川左岸 近泉ピットtptは1993年春隅田川左岸ベニサン・ピットでイギリス人芸術監督David Leveauxとプロデューサー門井均が旗挙げした「演劇工場」です。コンセプトは“情熱” 混沌として不合理な、そしてあわよくば明確に伝わる“情熱“でした。これまで20年、ベニサン・ピットがそのユニークな歴史にピリオドを打った2009年春からもあらたな劇空間を求め、並外れたスピードで世界戯曲の旅を駆けつづけ、第1回読売演劇大賞・大賞、紀伊國屋演劇賞・団体賞、芸術祭大賞、読売演劇大賞芸術栄誉賞が授賞されるなど高い成果を挙げることができました。2013年夏から隅田川左岸のあらたな<HOME>近泉ピットで、6月 ブライアン・フリール『Dancing at Lughnasa』 8月 泉鏡花『天守物語』10月 ブレヒト『小市民の結婚式』12月 トニー・クシュナー『ANGELS IN AMERICA』Part1 サイモン・スティーヴンズ『Wastwater』という世界、時代の異なる5作品に挑戦しました。 “伝説の小劇場「ベニサン」の遺伝子を次ぐ<近泉ピット>誕生“(東京新聞) “緊密な空間で人気俳優が育った下町の小劇場「ベニサン」の志継ぐ2代目誕生”(朝日新聞)社会面に取り上げられ、地元の人たちからも大きな期待が寄せられていました。<近泉ピット>の自由な劇空間では、「舞台」と「観客席」の緊密な共感作用が確保でき、若いアーティストが自分を押さえ込んでしまうリスクなしに、演劇が本来もっている始源的な力を発揮、生き生きと成長することができ、そのエネルギーが<近泉ピット>にいのちを吹き込み、本物の劇場に育っていく可能性を実感していたところです。が、この度本年4月をもって、近泉ビルが改新築のため取り壊されることなりました。これまで近泉ピットで活躍してきたメンバーとともに近泉ピットファィナル公演として、tptにとって重要な意味を持つ大作『ANGELS IN AMERICA』1部・2部一挙上演に挑戦し、将来に向けてtptのあらたな旅のスタートとします。
2014.04.05
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「Wastwater」 近泉ピット 15:00-そこは、空港のはずれ。夜。異なる三組の男女による三つのエピソード。tpt第88作。昨年、非常にバラエティに富み、見応えのある作品群を上演してくれたtpt。で、2014年の第一作目がこれ。なんでだろうな、こんなイイ舞台なのに、客の入りが悪い。笑いを取りに行くような媚びた舞台が多い中で、しっかりとした舞台で魅せてくれる。3話からなる舞台。第一話は、里子と里親の別れ。イギリスを離れる里子。母親はもう二度と会えないことを予感する。第二話は、警官の女性と愛人。ジャンキーであり、AVに出ている。自身の倒錯した性を語り、愛人を誘う。第三話は、人身売買で少女を家に迎い入れようとする男とブローカーの一味の女性。空港近くの場所での三話。面白い構成の作品で、キシェロフスキの「デカローグ」を思い出した。俳優陣は、いつも通り素晴らしいいです。シンプルな舞台ですが、好きですね、こういう作品。『Wastwater』 Wastwater By Simon Stephens作 ◎ サイモン・スティーヴンズ訳 ◎ 広田敦郎演出 ◎ 門井 均舞台美術/照明 ◎ tptWorkshopsPart1 フリーダ 福麻むつ美ハリー 折居志信/江前陽平(ダブルキャスト)Part2リーサ 千賀由紀子マーク 古畑正文/熊本昭博(ダブルキャスト)Part3シアン 水口早香アラン 兼田利明ジョナサン 須山剛/中川香果(ダブルキャスト)
2014.02.23
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「さよなら、アドルフ」 静岡シネギャラリー 17:20-ユダヤ人を描いた映画はあるが、これは敗戦後のナチスの子供たちを描いたもの。ナチス高官の親。連合軍に両親が拘束され、母親は長女に祖母の元へ行くように言い残す。幼い妹弟達を連れて、敗戦後のドイツの中を900キロの旅に出る。いまや、ナチスは追われるものとなり検問が布かれたドイツ。価値観の喪失、初めて知るユダヤ人虐殺の事実。女性監督ならでは映画という感じがする。もちろん派手さはないがイイ映画。戦後世代の監督があの時代を探ろうとして描いたもの。主人公ローレ役のサスキア・ローゼンダールがててもいい女優さんで、子役が素晴らしい。
2014.02.16
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「冬眠する熊に添い寝してごらん」 シアターコクーン 13:00-吉川日出男さんの書き下ろし作品。演出は蜷川幸雄さん。吉川日出男さんは前にも舞台脚本を手掛けているんでしょようかね?小説も読んだことがないのだけれど、はっきり言ってよく判らん作品でした。なんか僕には、失礼なことを言うことになるが、時間切れで締め切りに間に合わて創った脚本のように思えてならない。冒頭の熊猟師が老婆と交わした契約って一体なんだったのか、彼と彼の玄孫の物語が交差するがその意味合いも希薄に感じる。物語が十分に書き切れていない感じなんだよね。舞台は、蜷川さんの演出作品だけあって、役者もいいし楽しませてくれる。僕が一番いいなと思ったのは、鈴木杏さんでしょうかね。彼女の舞台はいつくか観たいるけれど、ホントに巧いでよね。いい女優さんです。
2014.01.26
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明けましておめでとうございます。正月は、のんびりと読書三昧です。
2014.01.01
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皆さん! 良いお年を!
2013.12.31
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「エンジェルス・イン・アメリカ」 tpt第87公演 近泉ピット 15:00-今年最後の舞台が、この舞台で良かった!粒ぞろいの若手俳優の真摯で純な演技と、切り口鋭く凝縮された演出が掴んで見せてくれた2時間半の素晴らしい舞台!!アメリカの20世紀最後の傑作戯曲「エンジェルス・イン・アメリカ」の第一部。来年第二部、そして第一部第二部の通し公演に続くという。ともかくも若手俳優陣が素晴らしい!巧い!この舞台を作り上げた彼らに最大の賛辞と”ありがとう!”と感謝を贈りたい。以下、tptホームページより。『エンジェルス・イン・アメリカ』 Angels in America Part One Millennium Approaches By Tony Kushner作 ◎ トニー・クシュナー訳・台本 ◎ tptWorkshops演出 ◎ 門井 均音楽 ◎ 黒木佳奈美術 ◎ tptWorkshopsロイ・コーン / 中川香果 プライヤー / 内田健介ジョー / 寺本一樹 ルイス / 兼田利明 ベリーズ / 岸本啓孝ハーパー / 池町映菜 ハーパー / 水口早香ハンナ / 千賀由紀子 天使 / 瑚海みどり(9人の俳優で全19役を演じます)現代をさすらうなかで、失っているものは?夫婦や家族、あらゆる絆の中で自分らしく生きることとは?21世紀の世界が自らに投げかける大きな主題の数々。ギリギリのストーリーをライトなテンポで渡り歩く人物たちは、我々が直面している「21世紀」の予言者かもしれない。tptは情熱溢れる若い才能たちと共に、隅田川左岸の無垢な劇空間近泉ピットから、20世紀最高のアメリカ戯曲の一つに数えられている大作『Angels In America』を発信します。『エンジェルス イン アメリカ』 I部ミレニアムアプローチは、ロサンジェルス Mark Taper Forum でワークショッププロダクションとして1990年世界初演。その後ロンドン、ニューヨークを始め世界中の年で上演され、ピューリッツァー賞、トニー賞など多数の演劇賞を受賞。tptでは2004年ロバート・アラン・アッカーマン演出でI部・II部一挙上演、読売演劇大賞優秀作品賞、紀伊国屋演劇賞団体賞を受賞しました。今回のI部上演に続きワークショップをかさね2014年II部上演、I部II部一挙上演へと繋げます。
2013.12.29
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テレビでいう面白いは、「笑える」だけではない。歴史番組や教養番組のように「知的好奇心を刺激される」、ドキュメンタリー番組のように「問題意識を喚起される」、ドラマのように「感動して泣ける」なども、面白いに含まれる。by 高橋弘樹テレビ東京の番組が、低予算でも面白いワケ東洋経済オンライン 12月8日(日)8時0分配信「面白い」というと”笑える”ことと思う人が多い。映画や本で、面白い作品というと”笑える”作品だと勘違いする人がいる。困ったものだ。
2013.12.22
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「いとしきエブリデイ」 静岡シネギャラリー 17:15-ウィンターボトム。イギリス映画の良さを知らしめている監督の一人だ。マイケル・ナイマンがしかも音楽を担当している。母と四人の幼い子供たち。父親不在の家庭。父親は刑務所。夜明け前に起きて、バスと電車を乗り継ぎ、面会日に夫に会いに行く。その日常の日々を静かに描いたそれだけの作品。最初、ドキュメンタリーかと思ってしまう。それほど、母親と子供たちの様子はリアルだ。子供たちは実の兄妹ということに納得しつつも、それにしても子供たちが愛しくなるぐらい巧い。イギリスの田舎の静かで美しい風景。映像とナイマンの曲がとてもマッチしている。
2013.12.15
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「ムード・インディゴ うたかたの日々」 静岡シネギャラリー 15:25-「エターナル・サンシャイン」のミッシェル・ゴンドリーの作品であるということ、あと、オドレイ・トトゥが出演していたので観たしだい。オドレイの「アメリ」の中には空想的な部分が出てくるが、これは全編が想像世界。好みは分かれてしまう。肺の中に睡蓮が咲く奇妙な病気にかかるクロエにオドレイ。この死に至る気不思議な病の女性と、彼女を愛して救おうとするラヴストーリーなのだけれど、料理に使うウナギが水道の蛇口から出て来たりする冒頭からイマジネーションの世界が展開するので視覚的なものに戸惑ってこだわっていると映画は全く楽しめない。作品的にはこの監督には向いていないんじゃかと思うのだが・・・・・・・・・。しかしこの原作はどんな小説なんだろう?ボリス・ヴァインの小説の方に興味を持ってしまった。
2013.12.15
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茶番一幕「小市民の結婚式」 tpt第86回上演作品 近泉ピット 17:00-茶番一幕と銘打った本作。まさに、コメディというより"茶番"という、この日本語が良く似合う。開場すると、新郎新婦が観客を舞台で御出迎え。新郎新婦の披露宴が舞台。面白いでしょ?こういうことに、こういう演出に楽しさを感じられる人とは、たぶん、楽しい会話が出来るだろう。実際、舞台は面白かったです。舞台には斜めに傾いたテーブル。開演時間が近づくと、食器やグラスが準備されていく。そして、披露宴に呼ばれた人々もやってくる。新郎が用意した手作りの家具。客の椅子は不揃い。新婦の父は、祝いの席で病気や死の話をする。友人夫妻は喧嘩を始め、新婦の妹は客といちゃつき始める。料理を作った母親は、食の進まぬ客たちいら立つ。平然と猥褻な歌を唄う男。装う人々の披露宴は壊れていき、家具も壊れていく。ブレヒトが21歳の時の戯曲という。やはり、すごい人だと思う。けっこう、キツイせりふも飛び出しますよ。戯曲よし、俳優よし、と揃っているから、そこまでやらなくてもいいじゃないのかなと思う演出もちょっと感じましたね。僕の好みの問題ですけど。しかし、やはりtpt。作品のセレクトが面白い。6月に「ダンシング・アット・ルーナサー」8月に「天守物語」、今月「小市民の結婚式」で次回が「エンジェルス・イン・アメリカ」!!!これだけの舞台を連続で上演するのは凄いですよ。感謝!以下、tptホームページより『小市民の結婚式』 Die Kleinbürgerhochzeit By BERTOLT BRECHT 作◎ベルトルト・ブレヒト訳◎黒田容子演出◎田丸一宏舞台美術◎香坂奈奈 with tptWorkshops新婦の父・中川香果新郎の母・黒木佳奈新婦・蓮見のりこ新婦の妹・太田麻貴新郎・廣畑達也新郎の友人の男・上口耕平新婦の友人の女・武田優子その夫・松本光生若い男・安藤幹純中流階級の結婚披露宴が新郎新婦の新しい部屋で開かれる。新郎手作りの家具は新婦の誇りでもある。招待客は、時代遅れのスピーチを頑に続ける新婦の父親、何かと難癖をつける新婦の友人、新郎の母親の料理で宴が進み、歌やダンスで暴露される新婦の秘密、破壊される家具たち。完璧に用意されたはずの人生で最も幸せな1日は……。1919年ブレヒト21歳の時に書かれ、1926年世界初演のコメディ一幕。tptはドイツ人演出家トーマス・オリバー・ニーハウスとともにブレヒト・ワークショップを実施してきましたが、その流れを受けて、『小市民の結婚式』がブレヒト作品の初上演となります。[近泉ピット]tptは無垢な自由な「劇」空間 隅田川左岸近泉ピットをあらたなホームグランドとして、若い才能たちとともにあらゆる想定の枠を外してワークショップをかさね、世界の古典に現代の光をあて、同時代の作家の声に耳をかたむけ自由に舞台表現を実験するプロジェクトをスタートしました。tpt演劇工場第2章です。これまで『ダンシング アット ル−ナサ』 『天守物語』を上演し、近泉ピットの大いなる可能性がだんだんに息づき始めてきています。第3弾として『小市民の結婚式』そして、12月には『Angels in America』I部ミレニアム アプローチとつづきます。
2013.11.03
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「風立ちぬ」 日比谷スカラ座 10:10-僕はこの宮崎作品好きですね。とても感動しました。子供向けの作品ではない初めての宮崎ジブリ作品。こういう子供向けでない作品をもっと早くに作って欲しかったなぁ、とも思う。されぞれの人に、宮崎作品のベストがあると思うのだが、僕のすきなベスト5は順不同で、カリオストロの城ナウシカラピュタ紅の豚風立ちぬ
2013.10.27
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「唐版 滝の白糸」 シアターコクーン 19:00-の回、鑑賞。2回目の鑑賞。この2回目の時の方が、良かった。演技がこなれてくるのと、共演者との意気が合ってくるからでしょうかね、舞台は1週目以降の方がいい。唐作品が続いているけれど、昨年の「下谷万年町物語」が宮沢りえさんの熱演もあって、一番感動的だったなぁ。
2013.10.26
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「唐版 滝の白糸」 シアターコクーン 14:00-演出は蜷川幸雄さん。1975年に蜷川さんがが演出し、劇場ではなく映画の撮影所で大掛かりな舞台装置を用いて上演されたという伝説的作品として有名。すごかったんでしょうなぁ、きっと。こういった大胆さが最近はないのが残念。蜷川さん演出の「滝の白糸」は今回で2度目。藤原竜也さん出演作が初見。唐さんの戯曲ではセリフが、語呂合わせなんかを取り入れて、ポンポン飛び出すその軽妙さが面白く、そして単に面白いだけでなく、その劇言語には奥深さがある。積み上げられていくセリフがいつしか心に染み込んでくる。唐作品は沢山観たけれど、最初の頃は判らなかったですね。今回の「滝の白糸」、大空祐飛さん、窪田正孝さん、平幹二朗さんともに良かった。平さん、御いくつでしょうか、ホントすごいですねこの人は。大空さんは、さすが元宝塚の巧さで「お甲」を演じ、窪田さんが予想外に上手かった(失礼)。僕個人の好みとして、最後のワルキューレの音楽は合わなかったなぁ。あの銃撃音も。しかし、演劇ってやはり、いいですなぁ。ホント、楽しめるし、色々と学ぶことが多いですよ。
2013.10.14
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tpt85 「天守物語」 近泉ピット 17:00-此処は何処の細道じゃ、細道じゃ、天神様の細道じゃ、細道じゃ。「天守物語」はわらべ歌で幕が開く。城の天守にすむ富姫の妖しの世界。鏡花の美しい日本語のセリフ。妹・亀姫の来城でにぎやかさをみせた後、主命で天守に登ってきた図書之介に富姫は恋する。千歳百歳に唯一度、たった一度の恋だのに…tpt近泉ピットでの第二弾は泉鏡花の「天守物語」観る前は、ちょっと心配だったのです。20年ぐらい前でしょうかね、鏡花作品が流行っていて、坂東玉三郎さんが銀座セゾンで舞台にし、蜷川幸雄さんがコクーンで演出し、当時渋谷のパルコにあったスペースPART3でも泉鏡花作品が上演されていた。「天守物語」については玉三郎さんの作品が決定版となった感じがあって、玉三郎さんの富姫はもちろん、その舞台のイメージはその後の「天守物語」に影響することになったと思う。そうした類似品とは違うtpt独自の舞台であったことが、まず、とてもよかったと思う。上演時間は約1時間。門井さんの演出はとても細かい。女優陣の声がとてもいいので、鏡花の美しい日本語が映える。富姫の衣装がいい。もちろん、女優さん(中井奈々子さん)も、僕には、役にあっていてとても良かったと思う。(僕は暑さ寒さには強くて平気なのだけれど、しかし、役者の皆さん、暑かったと思います。千秋楽までがんばってください)(しかし、赤がこの舞台に合うと思うなぁ。デビッド・リンチがよく赤いカーテンを出すけれど、あんな赤の世界が天守の妖しの世界に合う感じがする。舞台奥の赤い布の前に立った富姫が良かったもの)作◎泉 鏡花演出◎門井 均舞台美術・照明◎tpt workshops音楽・演奏◎加治慶三with tpt workshops富姫◎中井奈々子亀姫◎SAORI姫川図書之助◎澁谷麻美薄◎秋定史枝 舌長姥◎清水あつこ女郎花◎大道朋奈撫子◎山崎るみ桔梗◎榊原花織朱の盤坊◎中川香果小田原修理◎廣畑達也 近江之丞桃六◎加治慶三
2013.09.01
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「ソクラテスの弁明・クリトン」 プラトン著 岩波文庫読了。本は昔から知っていたが、あまり読みたいと思う類の本ではなかった。ソクラテスについて「無知の知」ぐらいしか知らず、気まぐれに読んで見た。 ソクラテスは信念の人であり、理論家である。その論理は正しいのだろう。一方で、偏りすぎていて、いまで言えば、空気の読めない、ウザイ男であったのではないか、とも思う。青年を堕落させる悪しき人物として裁判にかけられたソクラテス。当時の既成階級が死刑を求刑するまでに恐れるソクラテスの思想は本書では触りしか判らないが、信念のために死さえ恐れないその意思の強さ、気高さは伝わってくる。
2013.07.21
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選挙前日。ひさしぶりの電話で何事かと思ったら、「明日の選挙では公明党をお願いします」創価学会の人は熱心だなぁ・・・・・・。F取りとかって言うようだが、ノルマがあるんだろうかね。聖教新聞の売り込みみたく。
2013.07.20
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「ドリームハウス」 DVDにて鑑賞。ダニエル・クレイグ、そして僕の大好きなレイチェル・ワイズの出演作という理由だけで、何の情報も無く観たのですが、とてもいい映画です。これはホントに一切の情報を入れないで観ていただきたい。タイトル「ドリームハウス」がそのまま物語の内容を示しています。観て知ったのですが、監督がジム・シェリダンなのです。「マイ・レフト・フット」「父の祈り」「ボクサー」「イン・アメリカ」の監督です。これらの作品を観たことがある人なら、薄っぺらな作品を作る人ではないということが判ると思います。以下、ホントは読んで欲しくはない。ある男が会社を辞め、帰路につくところから物語が始まる。家は最近購入したばかりで、家族とともにくらし執筆活動に専念する計画だ。家族は妻と二人の幼い娘。やがて、この家で一家惨殺事件があったことを知る。夫が妻と子供を殺すという痛ましい事件だ。その殺人犯の夫は逮捕され施設に収容されているという。家の周りで見つかった足跡や不審な人影はその殺人犯のものなのか?家族の不安を取り除くため、事件を追う彼。なぜか警察も街の住人も彼には協力的ではないのだが、やがて驚愕の事実を突き付けられることとなり、物語は急展開していく。ホラーではないです。悲しいラストが家族愛を感動的に描いています。ドリームハウスDream House監督 ジム・シェリダン脚本 デビッド・ルーカ製作 デビッド・C・ロビンソンアーレン・クルーガーダニエル・ボブカージェームズ・G・ロビンソンジム・シェリダン出演者 ダニエル・クレイグレイチェル・ワイズ音楽 ジョン・デブニー撮影 キャレブ・デシャネル編集 バーバラ・テュライヴァー製作会社 モーガン・クリーク・プロダクション配給ユニバーサル・ピクチャーズショウゲート公開 アメリカ合衆国 2011年9月30日日本 2012年11月23日上映時間 92分製作国 アメリカ合衆国カナダ言語 英語製作費 $50,000,000
2013.07.11
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「植物はすごい - 生き残りをかけたしくみと工夫 」 田中 修 (著) 中公新書本屋さんで手に取り、たまたま、あるページが目に付いた。バナナって、傷がつくとその部分が変色しますよね。そのバナナの表面に傷で文字が書いてある写真があったのです「勝手に食べないでください」って。いやいや、思わず笑っちゃいました。なぜ傷をつけると変色するのか、説明もあります。いや、ホントに面白い本です。思わず人に話したくなる。まさに、植物はすごい!と思わせてくれる素晴らしい本です。また本書の「おわりに」の文面から筆者の優しさが感じられます。
2013.07.07
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「権力や支配力はもっと魅力的なものなのです。思想(政策)を実行するのに、それを信じている必要はないのです。」北朝鮮で生まれ育ち、訳あって亡命した女性が、「何でも聞いてください」と海外掲示板でやりとりした内容を「らばQ」が紹介。必読。らばQ「北朝鮮について何でも答えます」脱北した女性、海外掲示板で波乱万丈な体験を語る
2013.07.01
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29日に続き、30日1500の回を鑑賞。29日はサイドの席に座りましたが、2回目は正面席へ(自由席なのだ)。視野が変わると、別の発見があって、それもまた舞台の楽しさだと思う。役者が常に正面を向いている訳ではもちろんない。正面に向けた顔の表情が背中で判ることもあり、見えないものを補完してくれる演技というのが、やはり、イイ演技なんでしょうなぁ。違う角度から観る舞台と言うのは、やはり、楽しいですよ。個性的な俳優陣による、いい舞台でした。この舞台、「アンジェラの灰」を思いだした。あの物語も回顧の物語で、辛い過去の思い出だ。辛い時代の回顧は過ぎてきた長い時間への郷愁なのだろうか?
2013.06.30
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「ダンシング アット ルーナサ」 tpt21stシーズン 近泉ピット 19:00-とてもいい舞台でした。近泉ピット。小さい劇場ですけど、これからどのように変化していくのか、楽しみです。1936年の6人兄妹がともにすごした最後の夏を、その時7歳であった少年の回顧の型で語られる物語。非常にいい戯曲で、この戯曲の選出自体が素晴らしい。小さな劇場の中が彼らの家のようであり、観客はそこに椅子を置いて座り、物語を体感する。この密な空気感はこういう劇場ならではですよ。若手の俳優さんの舞台ですが、素晴らしかったと思います。表情がすごくいいですよね。もちろん、亘理さんの緻密な演出ももちろんあるでしょうが。ともかく、いい舞台でした。
2013.06.29
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tptがその活動拠点であるベニサンピットを失って2009年に失って4年。ベニサンピットはもと染物工場の倉庫に作ら得た変化自在の素晴らしい劇場で、その中はまさに異空間。21シーズン開幕にあたり、同じく新大橋に近泉ピットをオープンさせた。で、今夕、芝居を観に行くのだがとても楽しみなのだ。舞台は「ダンシング アット ルーナサ」tpt ホームページ
2013.06.29
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前にも書いたが、名作中の名作といわれながらDVD化されず、一度、リリースが発表されながら突然の中止。いったいなぜ?と思っていた映画ファンは多いのだが、11月に発売予定のメールがamazonよりあった。今度は信じていいんだろうなぁ。
2013.06.25
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「たんぽぽ娘」 ロバート・F・ヤング (著), 伊藤 典夫 (編集) 河出書房新社読了。「おとといは兎を見たわ、きのうは鹿、今日はあなた」「ビブリア」で人気を呼んだ「たんぽぽ娘」。短編小説で収録されていた本は絶版状態。それが、河出書房新社の奇想コレクションシーリーズの最終本にて新訳で復刊。表題作「たんぽぽ娘」(しかし、このタイトルはいいですね)はもちろん、他の収録作品もロマンチックで、ノスタルジーを感じさせる作品集。好みなのは「たんぽぽ娘」「河を下る旅」「エミリーと不滅の詩人たち」「荒寥の地より」かな。
2013.06.24
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近隣の富士宮市でどうかは知らないが、富士市ではそんなに祝賀ムードはない。そもそも、富士山が素晴らしいことは判りきったことで、しかも、富士市の住民は日常見ているのである。便乗商法が出てくるんでしょうね、やだやだ。入山料を取る方向ようだが、金に群がる輩はどこにもいそうな感じがする。ちなみに、富士山の八合目からは浅間神社の地所なのだ。富士山は信仰の対象であったわけで、この地を汚すようなことがあってはいけない。富士山は雲にかけれていることが多くて、年に100日ぐらいかな、見えるは。やはり、秋、冬が良く見えるのですよ、富士市ではね。富士山は麓から静観して見るのが一番イイと思うのですがね。
2013.06.23
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富士山の麓、富士市に住んでます。雪化粧した富士山がすぐそこに見えるところに住んでるとね、ホントに誇らしいですよ。ちなみに、富士は「かぐや姫伝説」の地でもあるのだけれど、一番の違いは富士のかぐや姫は月ではなく、富士山に帰るのですよ。まぁ、これからが大変だよなぁ。いまでもゴミで汚れているもの。美観維持は大変。
2013.06.22
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「マーサの幸せレシピ」 Gyaoにて鑑賞。キャサリン・ゼタ=ジョーンズの「幸せのレシピ」と、ごっちゃになってしまっていたのだが、こちらの「マーサの幸せレシピ」がオリジナルでゼタ=ジョーンズのはリメイクなのだそうな。リメイク版はあまりイイ映画だった記憶がないのだけれど、このオリジナル版は非常に!素晴らしいのだ。ドイツ映画なのだが、ヨーロッパ映画というのはやはり映画が醸し出す雰囲気がいいですな。品がありますよ。で、この映画、とにかく主演女優がいい。腕は一流。気も強くてプロ意識も強い。でも、人づきあいが苦手で実は内向的な女性シェフをマルティナ・ゲデックが好演。いや、ホントにいいですよ、この女優さん。まぁ、そのシェフのもとに母を事故で亡くした姪が来て、さらに、彼女の聖域である厨房にイタリア人シェフが来たことにより、物語が始まるのだが、いやぁ、楽しめる映画です。数少ないけれど、時々、Gyaoには傑作が登場するのだけれど、まちがいなく、本作はその希少な一本。無料公開中なのだ。で、冒頭に書いたようにゼタ=ジョーンズの作品と勘違いしていたのだが、もし、見逃していたら、ホントに後悔していたと思う。19日まで↓Gyao公開中「マーサの幸せレシピ」マーサの幸せレシピBella Martha監督 ザンドラ・ネッテルベック脚本 ザンドラ・ネッテルベック製作 カール・バウムガートナークリストフ・フリーデル出演者 マルティナ・ゲデックセルジオ・カステリットマクシメ・フェルステ音楽 キース・ジャレットアルヴォ・ペルトデイヴィッド・ダーリング撮影 ミヒャエル・ベルトル編集 モーナ・ブロイアー配給 アミューズピクチャーズ公開 ドイツ 2002年4月18日日本 2002年11月16日上映時間 105分製作国 ドイツオーストリアイタリアスイス言語 ドイツ語イタリア語
2013.06.09
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「ビッグ・ドライバー 」 スティーヴン キング 著 文春文庫読了。全4話一冊の本を日本では2作づつ2分冊にして刊行。しかも訳者が同じではないという出版形態の酷さ。本来は、やはり連続して読むべきでしょうなぁ。悪を描いたこの作品。後半にあたるこの本の2作はレイプ事件を描いたもの。キングの真骨頂はやはり長編にあると思うのだが、中編作品も僕は結構好きである。本作のキング作品としての面白さは、いまひとつというところなのだけれど、それでも、描写のうまさ、物語の持って行き方のうまさは、流石、キングなのだ。ところで、「シャイニング」の続編が出版されるとか。「シャイニング」は必読に値する大傑作なのだが、あの少年がどうなったのか?翻訳版はいつ出るんだろう?
2013.06.07
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「魔女と呼ばれた少女」 静岡シネギャラリー 17:20-鑑賞。子供を兵士に仕立てて戦わせる。少年兵の問題はよく耳にする。これはアフリカの小さな村の12歳の少女の物語。村を反政府軍が襲い、コモナは拉致される。兵士に育てられるが、彼女には死者が見える。その死者になんども窮地を救われ、彼女は”魔女”と崇められる。ある日、コモナは少年兵とともに軍を逃げ出出すのだが・・・・・・。死者の撮り方なんて、ホント、すごく低予算を感じさせるのだけれど、でも、よくできた作品です。
2013.06.02
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「ホーリー・モーターズ」 静岡シネギャラリー 19:05-鑑賞。監督はレオス・カラックス。13年ぶりだそうだ。確かに、「ポーラX」以来、久しぶりの作品。賛否は分かれる。冒頭に登場する男がレオス・カラックスだと知っているかどうかで、作品の見方が変わるかも知れない。この作品、映画の中の世界なのだ。レオスが目覚め、部屋の壁の向こうに行くと、そこは映画館。オスカーなる主人公が登場し、どうやら、朝、会社にむかう富豪なのだが、車を降りた彼は物乞いの老女となる。さまざまなシーン、さまざまな人間を演じるオスカー。ただ、その連続なのだ。この映画に関し、何かの意味を汲み取り高く評価する人も、くだらないと思う人も、どちらも正しい。・・・・・・と思う。俳優オスカーの今夜の宿である家庭のシーンは大島渚の映画をモチーフにしたものだろうなぁ。まぁ、いろいろな映像作品と結び付ける人もいるだろう。で、僕としては映像的な面白さはあるものの、この手の作品は好みではない。エンディングの写真が亡くなった奥さんだとか、冒頭の窓の少女が娘だとか、そこに意味を見つけて論じても、解説を必要とする映画に価値があるとは思えない。たぶん、これはカラックの私的な想いから作られた作品ではないかとは思うのだが。アレックス3部作がすべてかもしれないな、この監督。
2013.06.02
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「決断できない日本」 ケビン・メア (著)文春新書読了。左翼的運動家に嵌められたアメリカ国務省元日本部長ケビン・メア氏の著書。その事件の真相もだが、アメリカの危機管理能力やトモダチ作戦、沖縄基地問題、日本の政治家など、内容は非常に興味深い。(もちろん、アメリカの立場からの記載であり、すべてについて賛同することはできないが) 2011年8月の出版。その後、民主から自民に政権が変わった。「問題は政治のレベルの低さなのです」というメア氏。だが、政治レベルの低さは選挙民である日本国民の責任なのだ。
2013.06.01
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「言語小説集」 井上ひさし著 新潮社読了。いや~、面白い! 筒井康隆さんが著作の中で絶賛していたのが、本書に収録されている「括弧の恋」。ずっと読みたかった作品。単行本として初めての出版だったんですね。言語にちなんだ7作。楽しめました。「括弧の恋」も良かったが、芝居好きとしては、「極刑」が印象深かった。
2013.05.28
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「1922」 スティーヴン キング (著) 文春文庫読了。久々のキング。キング作品でハズれたことがない。長編を書くと、余力で中篇作品を書いてしまうというキング。それら中篇を集めた本にも秀作が多いのは、さすが最強の物語至上主義者「キング」である。文春が2冊に分冊してしまったことはとても残念だ。 息子と共謀して妻を殺した男の物語「1922」、ガンに侵された男と露天商との契約「公正な取引」。ここまで面白いと、本来は一冊の本に収録されるべきだった他の物語も読みたくなる。
2013.05.26
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