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2019.01.17
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カテゴリ: わくわく児童文学
〈ツバメ号とアマゾン号シリーズ〉第9部の上巻を読んだ。
〇ストーリー



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第5部「オオバンクラブ物語」の後日譚となり,第5部での事件が今回の嫌疑に直接つながっている。

この作品は,シリーズには珍しく特定の語り手を持たずに群像劇として展開される。ノーフォークで生まれ育った少年たちが描かれるが,上巻が終わる頃に都会の少年少女・D兄妹が現れる。

本来はD姉弟と〈クラブ〉のメンバーはだいぶギャップがあるはずなのだが,それは第5部で語られたので,全部すっ飛ばして同じ仲間の再会として描かれる。また学者気質のディック,文学少女のドロシア,というかなり変わった姉弟なのに,それも当たり前のように描かれている。

アーサー・ランサムの冒険シリーズは,小学生の頃は図書館や図書室にあるものを手に取って読んでいて,あまり気にしていなかったが,ここまで来るとさすがにシリーズの前の作品を読んでいないとついて行けないと思う。

そうした細かいことを気にせずに読む,というのも子供らしくていいのかも,だけれどね。


ーーーーーーーーーーー
第3者視点で語られる上巻の物語は,〈オオバンクラブ〉の少年たちがどんどんと追い詰められる展開となる。

ベースの船着き場で船が流されるいたずらが起き,少年たちが移動した北のエリアでそれが起き,避難した南の沼でもそれが起きる。

徐々に立場が悪くなり,為すすべがない〈クラブ〉メンバーが描かれるので,読んでいてなかなかにツライ。D姉弟の登場は上巻が8割進んだくらいだ。そして探偵団が結成されても,まだまだ反撃,という状況ではないので,正直上巻は沈うつなまま終わってしまう。

ここまで盛り上がらずに終わる上巻は無かったかも知れない。「ツバメ号の伝書バト」以来かなあ。
さてランサムのシリーズは,湖水地方を舞台に始まったが,中盤はロンドンの北側にある川を舞台にしている作品が多い。実際には遠くない地方にいるノリッジの〈オオバンクラブ〉と,イプスウィッチの〈ウナギ族〉が出会うことはあるのだろうか?

実は少年時代に読んだのは前巻までなので,今回からはまっさらな気持ちで読んでいる。

これまでもほとんど忘れていたけれどね。









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Last updated  2019.01.19 18:01:28
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