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柿崎和泉守@ Re:『天と地と』 Heaven and Earth(04/25) 映画で残念に思ったのは、まず刀八毘沙門…
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Oct 16, 2006
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カテゴリ: Movie



イラン(もちろん革命前)の砂漠の中に建つ無人の宮殿(豪邸?ホテル?)。そこへ8人の男女がやって来る。メンバーは職業不詳の青年ロンバート(オリヴァー・リード)をはじめ、退役将軍、判事、歌手、秘書、元警部、医師、女優。彼らはお互い初対面だが、全員オーエンなる人物に招待されたというのだ。そしてオーエンに雇われたという給仕夫婦。宮殿にはこの10人しかいない。オーエン自身が一向に姿を見せないのを不審に思いながらも、一同はディナーの席に着く。するとどこからかオーエンの声が響いてくる。ここに集められた10人はいずれも過去に人を死なせておきながらも、罪には問われなかった者たちだ、というのだ。そして歌手が突然倒れる。酒に毒が入っていたのだ。そしてテーブルに置かれていた10体のインディアンの人形が9体になっていた・・・


もう5回も映画化されているのでストーリーはご存知だろうか。一番新しい(といっても1989年)ところでは『アガサ・クリスティー/サファリ殺人事件』があり、変種としては『名探偵登場』や 『殺人ゲームへの招待』 などもある。原作では10人全員が死んでしまって、その後真相が分かるのだが、映画化においてはしばしば生き残りが発生する。

本作もストレートな作りだが、驚くのはそのキャスティングである。前出 『脱走山脈』 のオリバー・リードに加え、判事は 『遠すぎた橋』 『ガンジー』の監督、リチャード・アッテンボロー。歌手は 『ピアニストを撃て』 のシャルル・アズナヴール。警部は『チキチキ・バンバン』『007/ゴールドフィンガー』のゲルト・フレーベ、医師は「ピンクパンサー」シリーズや 『戦うパンチョビラ』 のハーバート・ロム、そしてオーエン(声だけ)はオーソン・ウェルズという、何とも渋いオールスターだ。




そしてラスト。これも原作とは異なる。そのため拒否反応を示すミステリーファンもいるようだ。他の映画化(前出の『アガサ・クリスティー/サファリ殺人事件』や『姿なき殺人者』、同じタイトルの『そして誰もいなくなった』1945年版など)は観ていないので何とも言えないが、これはこれで独特の味わいがある。1970年代の雰囲気プンプンの音楽をつけたのはブルーノ・ニコライ。これがまたちょっとチープで面白い。


監督:ピーター・コリンソン
原作:アガサ・クリスティ
製作:ハリー・アラン・タワーズ
脚本:ピーター・ウェルベック
撮影:フェルナンド・アリバス
音楽:ブルーノ・ニコライ

1975年・イタリア=フランス=スペイン=西ドイツ / 100分 / 評価:3.5点 / 子供:○





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Last updated  Oct 16, 2006 09:32:21 PM
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