寒空の涙

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September 29, 2006
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アゲハ蝶という名の君+*+第三章【恋愛感情】
小説・詩/2006/09/12 19:51:29

次の日。俺は今日も一人で家を飛び出し、急ぎ足でアゲハのもとへ走っていった。・・・。なんでだ?なんで俺はこんなに楽しい気分にひたってるんだ・・・? なんでアゲハに会うのを楽しみにしてるんだ?
アゲハ『あっ、幸輝~!おはよっ☆』
幸輝「おはよう。」
アゲハ『ねぇ。今日も部活があるの?』
幸輝「いや。今日はないな。」
アゲハ『そっか。じゃぁ私学校の門の前で待ってる!!えーと。5時ぐらいだよね。』
幸輝「あぁ。じゃぁ俺は行くわ。じゃぁなっ。」

そういって、アゲハは蝶の姿に戻り、俺は駆け足で学校へと向かった。
昇「なぁおい幸輝。」
幸輝「ん?なんだよ。」
昇「お前最近ものすご綺麗な人と学校近くまできてるらしいじゃん。」
幸輝「・・・・・・おぅ。」
聡「えーーーーぇ゛誰なんだよぉ!?!?」
幸輝「ただの知り合いだよ!!」
昇「ほんとかな~?」
幸輝「疑ってんじゃねぇよ!!」
聡「なんかまるでカップルみたいだったぞ~。美男美女☆」
幸輝「馬鹿ゆうなよ!」



放課後。。。。。。。
幸輝「じゃぁ俺帰るな。」
昇「あの彼女と?」
幸輝「そんなんじゃねぇっつってんだろ!!!!!」
聡「まぁまぁ。そんな熱くならない。俺らは大丈夫だぜ。二人で帰れるしな。」

幸輝「あぁ。またな。」
そういって、俺は昇達と別れた。
玄関まで続く廊下を歩いていると。
「あっあの・・・・・。」
幸輝「?」
そこにいたのは、同じクラスの北村だった。
理香「あの・・・。中尾君、最近綺麗な人と一緒に登下校してるけど、あの人って、中尾君の彼女?」
幸輝「は?なんだよいきなり。」
理香「お願い!答えて。正直に。」
幸輝(彼女・・・・では無い。でも、俺はあいつの事をどう思ってるのか。ここで彼女と言えば、俺はアゲハの事が好き。でも。ちがうと言えば、アゲハは恋愛対象内に入っていない事なる。でも・・・・・・・・。
アゲハ『幸輝おそいな~。何してんだろ。・・・・・・・・。迎えにいってみよっかな?』
タタタッ
アゲハは蝶だ。俺は人間だ。同じ世界に、同じように過ごすことは出来ない。俺は。アゲハの事が好きになったのかもしれない・・・・・。いや。好きになったんだ。でも、俺たちは絶対に恋愛感情をもってはいけない。そのルールを守らなければ、アゲハはこれからどんどん傷ついていく。それじゃアゲハは可愛そうだ。俺のせいで傷つけるなんて。
理香「どうなの?」
でも俺は・・・・・・・。
理香「あの人の事好きなの?」
俺は・・・・・・・・・・
幸輝「・・・・好きじゃない。」
アゲハ『あ・・・・・・。』
幸輝「あ・・・・・・げは・・。」
アゲハ『ご・・めんなさいっ。』
タタタタタッ
幸輝「おいアゲハ!!!」
理香「まって!!」
幸輝「・・・・・。」
理香「私、中尾君の事好きなの。だから、付き合ってほしいの。考えておいて。」
タタタッ
俺は無視した。なによりもアゲハの誤解を解きたかった。


俺たちは、恋愛感情をもってはいけない。


それが、ルールだから。

第三章【恋愛感情】*おわり*







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最終更新日  September 29, 2006 05:54:06 PM
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