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さえママ1107
さえりんの部屋へ来ていただいてありがとうございます 2019年6月、長女を突然交通事故で亡くした母親です 娘を想いながら日々を一生懸命生きています
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2024年07月16日
カテゴリ： 子供を亡くした親
昨日は午前１１時半に新幹線三河安城駅で 福島県から来てくれたSさん
と待ち合わせをしました。Sさんも私と同じ交通事故被害者遺族で４年前の３月に当時２１歳だった娘さんを滋賀県彦根市で亡くされました。亡くなられた瞳さんはさえりんと偶然にも同い年でした。 Sさんとはこのブログを通して仲良くなった大切な友人です。
Sさんはご自宅の福島県からよく滋賀県彦根市の瞳さんの現場までお花を供えに行かれるのですが、その途中で三河安城駅で新幹線を一度降りてさえりんの現場にもお花を供えに来て下さったのです。
昨日もとっても可愛らしい白とピンクの色のお花をさえりんの現場にお供えして下さいました。Sさんいつも本当にありがとうございます！！
（昨日さえりんの現場にSさんがお花を供えに来て下さいました）
その後はいつものようにすぐ近くの ゆず庵でランチを食べました。 いつもはSさんと２人ですが、昨日はさえパパも一緒に３人でした。私たちはこうしてランチを食べながらお互いの近況や家族のことなどお話しすることが癒しの時間です。 同じように娘を亡くした交通被害者遺族でお互い深い悲しみを抱えて、それでも前に進もうとしているからこそ分かり合えることが多いのです。
福島県のSさんと愛知県の私、本来なら知り合うこともなかったはずなのに、これも亡き娘たちが繋いでくれた尊いご縁だと感謝しています。お互いの娘がその後、親たちが力強く生きられるようにと引き合わせてくれたとしか思えないから。
Sさん昨日は楽しい時間を本当にありがとうございました！！
（現場近くのゆず庵で3人でランチ）
昨日７月１５日は私にとってとても辛く悔しい思いが消えない日です。
それは ４年前の２０２０年７月１５日は刑事裁判で加害者に絶望的な執行猶予判決が下った日なんです。判決は「禁錮３年執行猶予５年」でした。
それから私たちの前に大きく立ちふさがる司法との闘いが始まったのです！！
私は自分の命を懸けてもいいくらいの覚悟で 必死で司法の壁と闘いましたが結果は惨敗 で、検察に控訴もしてもらえず到底納得できない不服の判決は確定してしまったのです。 あの日から昨日で４年が過ぎました。 ということは 執行猶予５年の加害者は後たったの１年で執行猶予すら終わり、晴れて自由の身になるということです！！！
一方的に理不尽に殺されたさえりんは一生この世には還って来れないのに、加害者は刑務所にすら入らずに執行猶予の期間すらあと１年で終わってしまったら、もう自分は赦されたんだと勘違いも甚だしいことになってしまうのです！！
現場への月命日のお花も本当に誠意の欠片もないカタチだけのショボい花をそれでも約束だから仕方なく毎月４日には供えに来ていますが、最近は枯れた花を片付けにも来ません！！そのままあげっぱなしで放ったらかしです。それでもまだなんとか現場へは来ていますが、執行猶予があけたらもう現場にすら来るのかどうか分かりません。加害者は自分の犯した過ちを早く忘れたいと思っているので、現場への献花も仕方なく嫌々やっているのが見え見えで、５年過ぎたらもう知らん顔しようと思っている様な気がしてならないのです。それどころかもしかしたら５年もやらないかもしれません。 それほどまでにあの女は誠意の欠片もない人の心すらない人間だから。
前にこのブログにも書きましたが、ここであらためて交通事故刑事裁判における到底納得のできない現状を知っていただきたいと思います。
交通死亡事故は「危険運転致死傷罪」と「過失運転致死傷罪」のどちらかが適応されます。
「危険運転致死傷罪」の適応条件は「人や車の運行を妨害する目的での運転や、通行禁止の道を危険な速度で走行することなど」 です。皆さんご存じの通り飲酒運転や殊更（ことさら）の信号無視や無免許運転などです。しかしその基準は曖昧で各県様々でもっと言えば検察官によって全然違う解釈になります。そして共通していることは、飲酒運転でもアルコール濃度が基準値以下なら危険運転にはならないし、信号無視も明らかに妨害する目的がない場合は例えば「信号に気付かなかった」などの言い訳で危険運転にはならないし、無免許運転でも車を運転する能力があると見なされれば危険運転が適応されずに、これらの場合はすべて罪が軽い「過失運転」になってしまうのが現状なんです！！ だから殆どの場合余程「妨害する目的」が無ければ「危険運転」には適応されないんです！！
「過失運転致死傷罪」 は私たち被害者遺族からすれば本当に理不尽で罪が軽い刑罰です。 法律では「７年以下の懲役・禁錮、又は１００万円以下の罰金刑 」 で すが、 その実情は約８５％が不起訴（無罪）、約１１％が略式起訴（罰金刑）、約１％が正式起訴され刑事裁判にかけられるのです。しかも刑事裁判になっても殆どが執行猶予付き判決になり刑務所には入らずに済んでしまうんです！！！
ということは 自分の不注意で事故を起こして罪もない人を殺しても殆どが無罪放免なのです！！だから今の日本は「加害者天国」だと言わざるを得ないんです！！！
さえりんを轢いた加害者も、瞳さんを轢いた加害者も「過失運転致死傷罪」でたったの１％に該当して正式起訴されて刑事裁判が行われましたが、 やはり理不尽なセオリー通りの「禁錮３年・執行猶予５年」という判決でした。
無知な私は 執行猶予とはその期間罪を起こさなければ執行が猶予され刑務所には入らずに済んで許されてしまう ということをこの時初めて知ったのです。
私たち被害者遺族は突然大切な家族の命を奪われ、さらに司法の壁にも悔しい思いをさせられて泣かされることになるのです。 これが今の日本の法律の現実です！！
昨日はあの絶望的で悔しい刑事裁判判決から４年が過ぎて、あとたった１年で加害者の執行猶予があけることへの憤りを強く深く感じた日でした(>_<)
私たちにはこの悲しみと苦しみが一生死ぬまで続くのです・・・
（さえりん４歳７カ月 ひな祭りpart２）
ご訪問いただきありがとうございます！！
いつも温かいコメントありがとうございます
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昨日もとっても可愛らしい白とピンクの色のお花をさえりんの現場にお供えして下さいました。Sさんいつも本当にありがとうございます！！
（昨日さえりんの現場にSさんがお花を供えに来て下さいました）
その後はいつものようにすぐ近くの ゆず庵でランチを食べました。 いつもはSさんと２人ですが、昨日はさえパパも一緒に３人でした。私たちはこうしてランチを食べながらお互いの近況や家族のことなどお話しすることが癒しの時間です。 同じように娘を亡くした交通被害者遺族でお互い深い悲しみを抱えて、それでも前に進もうとしているからこそ分かり合えることが多いのです。
福島県のSさんと愛知県の私、本来なら知り合うこともなかったはずなのに、これも亡き娘たちが繋いでくれた尊いご縁だと感謝しています。お互いの娘がその後、親たちが力強く生きられるようにと引き合わせてくれたとしか思えないから。
Sさん昨日は楽しい時間を本当にありがとうございました！！
（現場近くのゆず庵で3人でランチ）
昨日７月１５日は私にとってとても辛く悔しい思いが消えない日です。
それは ４年前の２０２０年７月１５日は刑事裁判で加害者に絶望的な執行猶予判決が下った日なんです。判決は「禁錮３年執行猶予５年」でした。
それから私たちの前に大きく立ちふさがる司法との闘いが始まったのです！！
私は自分の命を懸けてもいいくらいの覚悟で 必死で司法の壁と闘いましたが結果は惨敗 で、検察に控訴もしてもらえず到底納得できない不服の判決は確定してしまったのです。 あの日から昨日で４年が過ぎました。 ということは 執行猶予５年の加害者は後たったの１年で執行猶予すら終わり、晴れて自由の身になるということです！！！
一方的に理不尽に殺されたさえりんは一生この世には還って来れないのに、加害者は刑務所にすら入らずに執行猶予の期間すらあと１年で終わってしまったら、もう自分は赦されたんだと勘違いも甚だしいことになってしまうのです！！
現場への月命日のお花も本当に誠意の欠片もないカタチだけのショボい花をそれでも約束だから仕方なく毎月４日には供えに来ていますが、最近は枯れた花を片付けにも来ません！！そのままあげっぱなしで放ったらかしです。それでもまだなんとか現場へは来ていますが、執行猶予があけたらもう現場にすら来るのかどうか分かりません。加害者は自分の犯した過ちを早く忘れたいと思っているので、現場への献花も仕方なく嫌々やっているのが見え見えで、５年過ぎたらもう知らん顔しようと思っている様な気がしてならないのです。それどころかもしかしたら５年もやらないかもしれません。 それほどまでにあの女は誠意の欠片もない人の心すらない人間だから。
前にこのブログにも書きましたが、ここであらためて交通事故刑事裁判における到底納得のできない現状を知っていただきたいと思います。
交通死亡事故は「危険運転致死傷罪」と「過失運転致死傷罪」のどちらかが適応されます。
「危険運転致死傷罪」の適応条件は「人や車の運行を妨害する目的での運転や、通行禁止の道を危険な速度で走行することなど」 です。皆さんご存じの通り飲酒運転や殊更（ことさら）の信号無視や無免許運転などです。しかしその基準は曖昧で各県様々でもっと言えば検察官によって全然違う解釈になります。そして共通していることは、飲酒運転でもアルコール濃度が基準値以下なら危険運転にはならないし、信号無視も明らかに妨害する目的がない場合は例えば「信号に気付かなかった」などの言い訳で危険運転にはならないし、無免許運転でも車を運転する能力があると見なされれば危険運転が適応されずに、これらの場合はすべて罪が軽い「過失運転」になってしまうのが現状なんです！！ だから殆どの場合余程「妨害する目的」が無ければ「危険運転」には適応されないんです！！
「過失運転致死傷罪」 は私たち被害者遺族からすれば本当に理不尽で罪が軽い刑罰です。 法律では「７年以下の懲役・禁錮、又は１００万円以下の罰金刑 」 で すが、 その実情は約８５％が不起訴（無罪）、約１１％が略式起訴（罰金刑）、約１％が正式起訴され刑事裁判にかけられるのです。しかも刑事裁判になっても殆どが執行猶予付き判決になり刑務所には入らずに済んでしまうんです！！！
ということは 自分の不注意で事故を起こして罪もない人を殺しても殆どが無罪放免なのです！！だから今の日本は「加害者天国」だと言わざるを得ないんです！！！
さえりんを轢いた加害者も、瞳さんを轢いた加害者も「過失運転致死傷罪」でたったの１％に該当して正式起訴されて刑事裁判が行われましたが、 やはり理不尽なセオリー通りの「禁錮３年・執行猶予５年」という判決でした。
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昨日はあの絶望的で悔しい刑事裁判判決から４年が過ぎて、あとたった１年で加害者の執行猶予があけることへの憤りを強く深く感じた日でした(>_<)
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（さえりん４歳７カ月 ひな祭りpart２）
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