ひとりごと♪

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2007/03/15
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カテゴリ: 映画
残業の後、
レイトショーで 「パフューム~ある人殺しの物語~」 という映画を観てきました。


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すごく重く、グロテスクな映画なので
賛否両論が有るようですが、
私は、観に行ってよかったと思いました。

(但し、観終わった後は、主人公のグルヌイユのあまりにも哀しい境遇を想い、
どっぷりと疲れ、しばらく放心状態でした・・・)


“パフューム”という映画の題名から想像出来る様に
臭覚


面白いですね~
映画を観ている間、まるでどこからか、芳しい香りが漂ってきている様な
感じがします。



主人公グルヌイユ。

それ以来、誰からも愛されることなく、
また、人を愛するということも知らずに育ちます。
その彼が、唯一(?)神から与えられた特別な能力が、
嗅覚でした。

色々なチャンスを経て、彼は香水調合師となるのですが、
この仕事は、 彼にとって 正に、 「天職」 でした。


自分の存在感・愛を、心から求めて、
彼はある 香水 を必死で作ろうとします。


それが、どんなに他人を苦しめているとは
考えずに、必死で・必死で・必死で・・・
ただ、ひたすらに香りを追い求めるのです。

それは観ていて悲しくなるほどの切ない想いでした


そして、ついに彼は、追い求めていた、その香水を完成させます。


その香りは、ものすごいパワーを持っていました。

(話題になっている)処刑場のシーンも、その香りの魔力により、
一瞬にして、楽園に変わります。

それは、観ているこちらまで、
不思議な気持ちにさせる力がありました。


世界中がひれ伏す香を持つ、グルヌイユでしたが、
最後の最後まで、
どの様にしたら「人から愛され、人を愛すること」ができるのかを
知ることができませんでした。

それが、彼にとっての最大の不幸でした。


「愛」を“香”に求めた男の最後の行動は、
母への思慕・自分の存在感の認識だったのでしょうか?




セリフがとても少ないにもかかわらず、
主人公のグルヌイユを演じた、ベン・ウィショーさんの
演技は、本当に素晴らしかったです
鬼気迫る想いが伝わり、かなり怖く、悲しかったです


観る人を選ぶ映画だと思いますが、
嗅覚がテーマという、あまり無いタイプの映画だと思いますので、






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Last updated  2007/03/16 01:08:16 AM
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