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2007/03/21

善き人のためのソナタ

テーマ：映画館で観た映画(8582)

カテゴリ：映画

今日は、ドイツ映画 「善き人のためのソナタ」 を観に行ってきました。

善き人拡大

この映画は、 ２００７年アカデミー賞外国語映画賞 を
受賞した作品ということもあり、映画館は、超満員でした。
（ミニシアター系の作品なので、映画館自体、収容人数が
そんなに多くないと言うこともありますが・・・）

この映画の感想を一言で言うと・・・
「よくできた、かなり良い映画だった！」 です

まだ、ソビエト連邦の解体も、ベルリンの壁の崩壊も、起こっていない時です。

（↑反体制の疑いがかかった、劇作家ドライマン宅を盗聴するヴィスラー）

途中、飽きさせることなく、感動？の最後を迎えます。

主人公の、シュタージ（国家保安省）の局員ヴィースラー（ウルリッヒ・ミューエ）が
最後に言うセリフに、この映画の良さが、凝縮されているといっても
過言じゃないと思います

あの一言で、
私の心の中のわだかまり（ヴィースラーは自分の行為を後悔しているのか？）
が消え、ホッとしました

贅沢を言えば、
ヴィスラーの気持ちの変化（党への想い一辺倒芸術・愛・自由に心を開く）
をもう少しだけ、丁寧に描いて欲しかったかなぁ～

最初、観ている私までがショックを受けましたが、
党という、権力・圧力の前では、ああする他、無かったのかなぁと
観終わった今なら、思えます。
一番の犠牲者は、彼女だったんでしょうね。

珠玉のヒューマンドラマ系　歴史映画です。

ミニシアター系の映画なので、上映している映画館が少ないというのが
非常に残念です

（↓あらすじ・詳細は、下記公式ＨＰをご参照下さい）
善き人のためのソナタ