人生の楽しみは後半にあり!

人生の楽しみは後半にあり!

2026年08月05日
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カテゴリ: Oの人生論
50年近く前、
大学を卒業後、大企業に就職した。
オイルショックの影響で景気はあまり良くなかったと思う。

ぼくはゲームのような感覚で何社か就職試験を受け、
第一志望の会社に合格した。
しかし、
仕事は面白くなかった。
経理的なことだったので、
ぼくにはまったく不向きだったのだ。


夕方ジョギングをしながら、
「俺はこのままだらだらと会社員を続けていくのか」と思ったら、
涙が流れてきた。

毎日が窮屈だったし、
仕事にも意欲がもてなかった。

思い切って辞めた。
辞めてはみたものの、
何をしていいのかわからない。
教員になろうと、
通信教育で資格をとり、採用試験を受けたが失敗。
挫折。


今ではとても有名な会社のアルバイト職に応募。
合格した。
これが面白かった。
ビジネスの第一線の一端を体験することができた。
弱肉強食、24時間働けますか、の世界なのだが、

ビジネスの世界で成功してやろうという野望をもった。
ところがすぐに挫折。
数字ですべてが評価される営業の世界。
ぼくにはついていけなかった。

大学の先輩が声をかけてくれて小さな会社に再就職した。
地味な仕事だった。
毎日1トントラックに乗ってお客さんを回る。
燃えない。
やる気が出ない。

ここでは企業社会の非情な現実を叩きつけられた。
大企業の横暴さ。
頭を押さえつけられ、
へいこらしていないと仕事をもらえない下請けの悲しさ。

「世の中、おかしい」
ぼくの社会に対する目が少しだけ開いたのは、
小さな会社で営業をしていたときだった。

取引先の大きな会社と、
自分が勤務する小さな会社の間にはさまれ、
ぼくはクタクタだった。

仕事が終わると、
駅前の立ち飲みのお店に寄って、
熱燗とおでんという日々だった。

いつもイライラしていた。
あのままだったら、
ぼくは壊れていた。

そんなぼくに救いの手を差し伸べてくれた人がいて、
ぼくは東京へ出ることになった。

フリーライターという想像もしたことのない仕事に就くことになったのだ。

東京はあこがれの都。
文章を書く仕事はカッコよくて、
雲に乗って夢の世界へ導かれているような気分だった。
28歳。

機が熟し始めてきた。

飽きっぽいぼくが文章を書く仕事は40年以上続けている。
紆余曲折はあったし、
誇れるような実績を残したわけではないが、
この仕事に就いて良かったと思っている。

そもそも、
文章を書く仕事を意識したのは大学時代だった。
ラグビー部に入って、
ちょっと変わった先輩たちとかかわることになったのがきっかけだった。

工業大学なのに、
小説や詩を書いている先輩がいた。
2人も。
学校もあまり行かず、
ラグビー部の練習にはたまに出るけれども、
あとは、
何をしているのかよくわからない。
ぼくとはまったく違うタイプの人たちだった。

まじめな田舎者のぼくには、
彼らの姿は新鮮だった。

あとから考えれば、
大多数の人が疑問を感じずに進んでいく道を良しとしない生き方かな。
ぼくには、
みんなと一緒にぞろぞろ歩いていきたくないという意識が潜在的にあったのだと思う。
だからと言って、
多くの人が進む方向から大きく外れる勇気はなかった。

先輩たちのようになりたいとは思わなかったけれども、
彼らが自己表現している文章を書くという行為に興味をもった。
文筆業という仕事は、
ぼくの好む立ち位置を与えてくれるのではと、
あのときはそんなことが考えてもなかったけれども、
感じるものがあったのではなかっただろうか。

サラリーマンを続ける能力はぼくにはなかった。
しかし、
社会を知る上では必要なことだった。

まるっきりの世間知らずでは困るからという天の好意だったかもしれない。

なんで運動音痴のぼくがラグビーをやったのかと不思議だったけれども、
大学のラグビー部で、
将来の方向性を決める出会いがあったということで、
ぼくは納得している。

「すべての出来事には意味がある」
ぼくがモットーにしていることだが、
これくらいの年齢になってから過去を振り返ると、
いろいろなことがつながって、
ぼくの70年間が作られているということがよくわかる。

まだ人生は続く。
これまでにまいてきた種が芽を出し、花を咲かせる。
実をならせる。

たくさんの種をまいてきたから、
もうすぐ、
すてきな「お花畑」が出来上がるかもね。












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Last updated  2026年08月05日 12時34分09秒
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