人生の楽しみは後半にあり!

人生の楽しみは後半にあり!

2026年08月06日
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テーマ: 田舎暮らし(1600)
カテゴリ: Oの人生論
ひじを左右に張るようにして、
体は前かがみ。
彼女が自転車でやってくると、
遠くからでもだれだかわかる。

M子さんは80歳少し前。
よく働く。

今、ぼくは6時には犬の散歩をする。
いつも畑で作物に水をやったり、草を抜く彼女の姿を見る。

今日は自転車で畑に向かうM子さんとすれ違った。


あいさつをすると、M子さんは自転車を止めてサドルからお尻を下ろして足を地面につけると、
「今日も蒸し暑いな」
人懐っこい笑顔を見せてくれた。
「さっき畑に水をまいたんやわ。ちょっと家に帰ってて」
恐れ入った。

「まだ仕事あんの?」
畑仕事はいくらでもあるのは知っている。
しかし、
この暑さだ。もう帰って休んだ方がいい。

「ちょっとだけな。
今日はこれから窓の掃除や・

いつもの年は7月中にやるんやけど、
ちょっと遅れてしもたわ。
年を取るとあかんわ」
彼女の家はいつもきれいにしてある。
庭に草一本生えていない。


40代のころ夫と死別し、
長男、長女を女手ひとつで育てた苦労人だ。

とにかく面倒見がいい。
うちの母親は10歳ほど年上だが、
生前はどれだけお世話になったか。

毎日、寂しくないかと顔を見せてくれて、
たまには得意の料理をもってきてくれた。
彼女の作る炊き込みご飯は絶品だ。
スーパーや病院へも車で連れて行ってくれた。
母はよく言っていた。
「M子さんがおらんだら私は生きていけへんわ」

毎日、ぼんやりしている時間はない。
近くの公民館は常連だ。
ヨガで体を動かし、
健康マージャンで頭を使う。
自分の家に友だちを読んでマージャンを楽しむこともある。

まさにスーパーおばあちゃんだ。

我が村には、
彼女のように活発なおばあちゃんが何人もいる。

ぼくから見るとすごいおばあちゃんたちなのだが、
彼女たちは「ただの田舎のおばあさんやから」と謙遜ではなく、
本気で思っている。

自分たちの魅力に気がつかず、
当たり前のように畑で作物をとり、
きれいな花を作り、
毎日、お墓参りをし、
素朴だけどおいしい手料理を作り、
まわりで困っている人がいれば手を差し伸べ、
上手に息抜きをしながら、
淡々と日々を過ごしている。

自分がやっていることなんかだれでもできると思い込んでいるのだ。

もったいないではないか。
彼女たちも、
田舎ならではの財産なのだ。

これをどう生かすか。

大げさにならず、
負担にもならず、
自然な形で生かしていく。

さてさてどうしたらいいのか。

そのうちいいアイデアがひらめくだろう。


















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Last updated  2026年08月06日 15時34分37秒
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