MATRIX7

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2007.01.09
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カテゴリ: モータースポーツ


 コストダウンひとつをとっても、F1チーム側と自動車企業側では考え方が180度違う。F1チームは勝利のために多額の資金を必要とする。自動車企業としては無駄な費用を消耗するよりも、純粋な投資に向けたいのが本音になる。運営の枠組みとして捕らえたときには、FIAと自動車企業に共通点が多い。ハイブリッドシステムの採用や低燃費エンジンの開発などは、性能を競うF1チーム側とって不満なのだが、乗用車生産を行っている企業としては歓迎する話になる。そこで、モズレー会長はワークスと対話するよりも、直接に自動車企業と対話するほうが効率的なことを発見したのである。 F1に参戦している自動車企業側は無意味なパワー競争に大金を消耗するよりも、効果的なエンジン技術の開発に使いたい。F1チーム側は本社に頭が上がらない。そこで重要な議題はまず本社側の意見を聞くことに切り替えていく。新委員会で話がまとまれば、F1チーム側は結論を飲み込むしかない。コンコルド協定をめぐってF1チームと議論を重ねても、なかなか合意に達しなかったのが、ワークス本社の参加で風向きが変わってきた。
 委員会にはフェラーリ、BMW、ダイムラークライスラー、ルノー、トヨタ、ホンダが席を並べる。F1チームと異なって過去の因縁が存在しないから、冷静な議論が可能になる。無駄遣いに悩まされてきた本社が工場並みのコストダウンに取り組むことは確かだろう。F1チームにしてみると、敵は前方のFIAだと信じていたのに、背後に自動車企業が待ち構えているという挟み撃ちにあうことになる。はたして、どうなることやら。






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Last updated  2007.01.09 08:10:00
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