MATRIX7

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2007.01.26
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カテゴリ: 自然と生命


 ラブカは口を開くと頭が半分に割れる。口をガバッと大きく開いて、大物に食いつくのが得意技になる。原始的な魚類の姿と習性を受け継いでいる。海底では餌を手に入れる機会が少ないから、自分よりも大きなイカやタコなどにがぶっと食いつかねばならない。口が大型化する原因になる。目は少ない光を集めるために反射板を内蔵している。すべてを深海に適応させた生物になる。 進化した新世代のホホジロザメは、鼻があってその下に口がついている。鼻先には何とレーダーを装備している。生物の出す微弱な電波を探知して、獲物の大きさや動きなどを探ることができる。すばやい魚でも動きを読むことで捕らえる技を持つ。ホオジロザメは研究が進んでいて、潜水艦並みの探知能力があることが知られている。2キロ先の獲物の音を聞いて接近し、1万分の一に薄めた血液さえもかぎ分ける嗅覚で獲物を探り、闇の中でも光を探知できる視力で襲い掛かる。南アフリカの沿岸では、海中からジャンプして、泳いでいるオットセイを一撃でしとめる作戦が知られている。知能も高く、獲物の動きを計算しながら襲い掛かるから、恐ろしい生物である。
 ホホジロザメニ比較すれば、ラブカは原始的な生物にすぎない。サメの仲間は軟骨魚なので、全身骨格の化石が残りにくく、歯だけが化石になって残されていることが多い。歯の構造や大きさなどを現代のサメと比較して、進化の過程を想像している。ラブカの標本は、サメの進化を探る材料になる。あまりにまずそうな魚なので、猟師たちは網にかかっても捨てていたという。貴重な古代魚だと漁民に知れ渡って、ラブカが捕獲されるようになった。個体数は少なく、深海魚だから短時間のうちに息絶えてしまうので、生きた個体は水族館にもおらず、生態はほとんどわかっていない。海底に4億年もひっそりと隠れてきた古代魚ラブカの運命やいかに?






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Last updated  2007.01.27 12:44:03
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