国際親善試合なのに、PK戦がおまけについていた。その瞬間にアジアカップの悪夢がよみがえる。中村俊輔が最初にPKを蹴ったことは意味がある。(この男は失敗を恐れない)遠藤は例のフェイントで満員の観客を沸かせてくれた。ところがPKに慣れていない今野が外してしまう。GKの読み筋に止めごろのボールを素直に蹴ってしまった。男気の中沢も力んで枠に当てて外してしまう。何度もPKの練習はしていても、本番の緊張は別物になる。やはり代表選手は、クラブのゲームでPKを蹴らしてもらう習慣を作るしかない。こんな場面で外すのはつらい。(遠藤のように経験を積んでおけば、恐れずに蹴ることができる)国際試合のトーナメントではPK決着が多いから、オーストリアに負けてもマイナスではない。(いずれ役に立つときが来る)
問題は試合内容にある。誰もがアジアカップを思い出させられるのはうんざりだろう。サッカーの発達段階は日本のほうが上でも、ゲーム内容をリードしていても、得点できないと最後に追い詰められてしまう。せっかくカメルーン戦で光明が見えていたのに、アジアカップ段階に戻ってしまったのは無念になる。せっかく召集したルマン松井も後半に出場した程度で終わっている。(短期間ではチームになじめなかったらしい)こんなサッカーの内容では、相手がイングランドのような強豪だったら、あっという間に蹴散らされて終わる。心残りはPK戦の敗北ではなく、得点力不足の解決策を見出すことなくゲームが終わったことにある。
2戦目のスイスにはどう対応したらよいのだろう。スイスはワールドカップで無失点で終わっている。欧州の強豪に包囲されているスイスは、守備重視に活路を見出すしかなかった。失点しなければ、勝つか引き分けに終わる。普通に日本代表がスイスと戦うと、0-0のまま引き分けに終わり、PK戦の悪夢が繰り返される。そうなる前に総攻撃するしかない。FWがいないならば、闘莉王を前線に置くのもひとつのアイデアだろう。(一度やってみたい!)1トップ2シャドウの配置は闘莉王(あるいは巻)、松井、山瀬の3人を抜擢するしかない。3列目は俊輔と遠藤にする。ボランチはやはり鈴木、センターバックは中沢と坪井を使い、サイドバックはいつも通りに加地と駒野にする。スイスが失点しないのならば、こちらも失点できない。いざというときは遠藤が下がって守りを固めればよい。
堅い守備を崩して得点するには、俊輔のFKしかない。FKをもらうには最前線で走り回り、スイスを脅かす人間が必要になる。巻や矢野では力不足だし、田中達也や佐藤寿人では簡単に転がされてしまう。そこで闘莉王に暴れまわってもらおうというわけである。理論を外れた危険な賭けだが、普通にやっては得点できないのならば、地雷を仕掛けるべきだろう。(国内でこういう博打を打つと怒られるし、公式戦では試せない)俊輔のFKを演出できないような攻撃陣では、いらいらするだけで終わる。いつまでも高原頼みでは進化がない。闘莉王の高さはCKなどでは役に立っているから、面白いと思うのだが・・・。
クリスティアーノ・ロナウド包囲網 2010.07.15
マラドーナ惨敗! 2010.07.04
ブラジル敗退! 2010.07.03