MATRIX7

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2007.11.07
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カテゴリ: モータースポーツ


 コンコルド協定が承認されなかったことをブリアトーレは嘆いて、多数決システムの導入を主張している。51%の賛成で案件が承認されるならば、F1会議はずっとスムーズになる。ゴタゴタや嫌がらせや牛歩戦術も消える。ところが、多数決を採用するにも、全員の一致が必要になるから、マンションの立替と同じだと嘆いている。日本ではマンションの建替えに成功した例はごくわずかであるが、どうやら欧州でも同じらしい。誰だって自分が不利になることに参戦票を投じないから、話はまとまらない。
 コンコルド協定が合意できなかったのはカスタマカー問題に尽きる。問題点は二つあった。(第1)そもそもカスタマカーの導入を認めるかが議論されている。これにはウィリアムズが強硬に反対論を唱え、おかげでコンコルド協定調印は延期されてしまった。(第2)カスタマカーを認めるとしても、工場や開発部門を持たないカスタマカーチームにコンストラクターズポイントを与えるかが議論されている。マシンを借りてくるだけのチームが好成績を上げた場合、賞金の配分が多くなるのは許せないと言う声が高まった。トロロッソやSuperAguriはせっかくの賞金を減らされてはたまらないと反対している。さまざまな妥協案が提案されたけれど、どちら側も譲らずに時間切れになった。おかげでプロドライブは斬り捨てられようとしている。
 ウィリアムズの主張する「マクラーレンやフェラーリが4台ずつ走ったら怖いぞ~」という説はワークス側さえも動揺させている。確かに8台の高性能マシンがグリッドに並ぶと、トヨタやホンダが表彰台にたどり着く日が大幅に遅れる。BMWもせっかく3位に到達したのに、圏外にはじき出される。弱小チームを救うカスタマカーが、ワークスさえも脅かすことがはっきりしてくると、なんだかなあと言う雰囲気になってしまった。議論は来年度に持ち越しになるのも当然だろう。大金を投じて開発したマシンが借り物に足蹴にされたのではたまらない。カスタマカーを認める立場だったワークス側もウィリアムズの主張に耳を貸すようになっている。
 FIAのモズレー会長も、FOMのエクレストンも、ルノーのブリアトーレ親分も、進まない会議に腹を立てて、多数決の導入を探っているのだが、そんなことが不可能なのは明らかになっている。プロドライブがマクラーレンと交渉を開始したときは、弱者同士だったから誰も反感を持たなかった。急激にマクラーレンの性能がアップして、プロドライブが危険な存在になった瞬間に雲行きが変化してしまった。モズレー会長としては無念やるかたないだろう。プロドライブがホンダやトヨタと交渉していればと悔やんでも遅すぎる。さらに、スポンサー契約などもマクラーレンを通じて交渉していたと言う話が流れてくると、カスタマカーに対する疑問が噴出してしまった。とばっちりを食ったトロロッソとSuperAguriは、予定していたカスタマカーが使えないことになって怒っているだろう。解決策は・・・。






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Last updated  2007.11.07 14:04:25
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