MATRIX7

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2009.01.17
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カテゴリ: サッカー
 ワールドカップがスポーツイベント化して久しい。FIFAは商業権を拡大して、ワールドカップを開催することに目的化している。FIFAはすべての収入をTV放映権や入場料に頼るシステムを構築した。こうなると金が入らないと、ワールドカップを運営できなくなる。そこで巨大スタジアムの義務化が課せられることになった。ワールドカップ開催を希望する国は、8万人収容のスタジアムを建設しなくてはならない。1回限りのイベントに豪華なスタジアムを建設しても、サッカー途上国の日本では、スタジアムの使い道がないという深刻な話が起きた。さらに巨大化したのでは、普通の国ではワールドカップなど開催できなくなる。もちろん、それがFIFAの狙いだと指摘する声もある。
 南アフリカはワールドカップの実験台だろう。資金の乏しい途上国が無理をして巨大スタジアムを建設させられる。それもすべて新規の専用スタジアムの建設が義務付けられる。南アフリカだと、ワールドカップが終わった後に再利用する方法がない。プレミアやセリエAのようなトップクラスのサッカーリーグが存在していれば、スタジアム建設はプラスに働く。バルセロナのように8万人の観客が集まればサッカーは繁栄する。しかし、途上国のサッカーリーグには夢物語だろう。
 驚いたのは、FIFAはスタジアムに新基準を設定したので、過去に日本に建設したスタジアムの再利用はできないという話だろう。日本がワールドカップを開催するには、複数の巨大スタジアムを新たに建設する必要がある。このFIFAの陰謀には驚かされた。旧スタジアムを再利用させないために、新基準を設定して建設させる戦略なのである。国内にある旧スタジアムを再利用すれば、破格の低予算でワールドカップが開催できる。それは金儲けを狙うFIFAにとって鬼門らしい。過去の巨大スタジアムをもてあましている日本人には、8万人収容スタジアム建設の目的が理解できない。どう見ても、野外コンサート以外に使い道がない。
 調布スタジアムの芝生が荒れたことがある。コンサートに使ったところ、天然芝が踏まれて凸凹に荒れてしまい、サッカーの試合に支障が出た。主催者側は金儲けのために音楽業者に貸したのだろうが、コンサートに使うことは芝生を痛めることが浮かび上がった。サッカーの試合が不可能なほど荒れてしまうのでは、見直しが必要になる。つまり、サッカースタジアムは大規模な催しやイベントには向いていないことになる。やはり、使い道のない巨大スタジアムが誕生することに変わりはない。これが日本にワールドカップ開催反対論が強い理由だろう。すべての負債は地方公共団体が抱えて、人々の記憶から消えることにはならないなあ。





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Last updated  2009.04.08 05:06:18
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