投資逍遥

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2005/01/08
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カテゴリ: 読書
この本の発行日は2002年6月10日で、著者の芹田氏は1941年中国(旧満州)生まれで、現在は神戸大学院教授です。専攻は国際法です。

なお、2月7日は「北方領土の日」です。

まず、日本のかかえる領土問題は3件あります。北方領土・尖閣諸島・竹島です。もう少し詳しく書くと、
■ロシアが支配するいわゆる北方領土の返還を日本が求めている。
■日本が支配している尖閣諸島(中国名釣魚諸島)の領域権を中国が主張している。
■韓国が支配する竹島(韓国名独島)については日本が領有権を主張している。

ここでは北方領土に絞りますが、そもそも北方領土問題が発生した理由は何かというと、1945年2月11日のヤルタ秘密協定に原因があるようです。ヤルタ秘密協定は米英ソ三国首脳間の協定であり、日本降伏後の1946年2月11日に公表されました。日本側の主張は、ヤルタ秘密協定は米英ソが勝手に決めたので拘束されないというもの。なお、ヤルタ秘密協定については、12月18日の日記に書きましたが、ルーズベルトの深い考えがあったようです。
そこで日ソ交渉を行い、1956年の日ソ共同宣言をしました。日ソ共同宣言によると、ソ連は平和条約締結後に歯舞及び色丹は日本に引き渡すことに同意しているとのこと。現在のロシアも歯舞及び色丹の返還(いわゆる2島返還論)を主張しています。それに対して、日本側は4島の一括返還を主張しています。



『北方領土問題を巡る日本とロシアの駆け引きが活発になってきた。プーチン大統領が2島返還論を主張すれば、小泉純一郎首相も4島返還を求め応戦。町村信孝外相は1月にモスクワでラブロフ外相と会談し、「来年初め」で合意している大統領の訪日日程の確定を目指すが、今のところロシア側が時期を明確にする気配はない。政府・与党内には「来年後半にずれ込むのではないか」とロシアの揺さぶりを警戒する声も出ている。

 大統領は23日のクレムリンでの記者会見で平和条約締結後に歯舞、色丹2島を引き渡すと規定した1956年の日ソ共同宣言に触れ「平和条約の調印とはすべての領土問題の決着を意味している。日本も(共同宣言に)批准しているのになぜ今になって4島を求めるのか」と指摘。2島返還で最終決着を図る考えを改めて示した。

 首相は24日、「なぜ4島返還しないのか不可解だ」と強い調子で不快感を表明。町村外相も「日本の基本スタンスは従前通りだ」と述べ、4島すべての帰属問題を解決して平和条約を結ぶ方針は不変だと強調した』
とのこと。











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Last updated  2005/01/08 03:31:39 PM
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征野三朗 @ Re[1]:MXS全世界株式(2559)を新規買付(06/08) mkd5569さんへ おはようございます。 オ…
mkd5569 @ Re:MXS全世界株式(2559)を新規買付(06/08) こんばんは なにかと話題のオルカンですね…
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