投資逍遥

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2005/01/30
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カテゴリ: 読書
この本は、平成9年3月31日から8月9日まで、産経新聞に掲載された連載をまとめたものです。
以下は気になった箇所の【引用】と【感想】です。

【引用】
『ポーツマスの旗』は、当時の国際情勢を背景に、会議の全権となった小村寿太郎のポーツマス会議での苦心と、その前後の生涯にスポットを当てて描いています。

【感想】
『ポーツマスの旗』は、吉村昭の小説のようです。
いずれ読んでみたいと思います。
その後に、感想を書きたいと思います。

1月28日の私の日記では、渡部史観による小村寿太郎について触れました。


しかし、この『ポーツマスの旗』で描かれている小村寿太郎像は、別の角度から見ているようです。
あくまでも小説(と思います)ですので史実とは異なりますが、小村寿太郎を好意的に描いているようです。
ちょっと楽しみな本です。

【引用】
アメリカのエール大学教授だった日本人、朝川貫一は『日本の禍機(かき)』のなかで次のように警告しています。
「アメリカは今後いっそう国力を傾けてアジアでの経済競争に乗り出していく。
アメリカを味方にするも敵に回すも日本の行動ひとつである。
将来中国に関してアメリカと刃(やいば)を交える国は、必ず不正な利益のために戦っていると世界に評させるだろう」

【感想】
『日本の禍機(かき)』という本は、何時頃書かれたかを調べてみました。
明治42年版(1909年版)というのが存在するので、それ以前、つまり日露戦争後でしょうか。


福島県二本松市出身の方でした。

日露戦争を境にして、アメリカは反日的になっていったというのが史実のようです。
この辺は、1月28日の日記に書きました。

今回は、小村寿太郎がハリマン構想を潰した理由と思う当時の世相を書き出してみます。

■日露戦争で戦死者が10万人を数えた。

■ポーツマス条約調印に反対して、東京で憤激した市民の暴動(日比谷焼き打ち事件)が発生した。
■新聞は、「10万の血であがなった満州」というスローガンで、国民の怒りをあおった。

つまり国民の怒りは無視できなかったということに尽きると思います。

それで私の感想ですが、「過去のことを思い悩んでも仕方がないです。ただ、今後も似たようなことはあるはずなので、いい教訓になると思います」
偉そうなことを書いてしまいました。(笑)





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Last updated  2005/01/30 05:23:48 PM
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