投資逍遥

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2005/02/06
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カテゴリ: 読書
この本は、平成7年8月25日の発行です。

加藤寛氏は、大正15年岩手県生まれの経済学博士で、平成7年4月より千葉商科大学学長をされています。

以下は気になった箇所の【引用】と【感想】です。

【引用】
現在20ある国の省庁をいっきに10にしてしまうとか、地方制度でも道州制を採用するとかして徹底した地方分権を実現する。

【感想】
これは瀬島氏の意見です。

道州制は全く興味をもっていなかったので、ちょっと調べてみました。


「日本は今や、世界の国々を追い越して経済大国といわれるまでになり、人々の生活にも余裕ができて、成熟した社会となっています。そして、人々の求める政策も、全国画一的なものではなく、それぞれの地域の特性に合ったものに変わってきました。このような時代に、中央政府の一つの政策によって、土地の条件や気候が違う各地方をまとめるには無理があり、また、場合によっては、地域住民の生活を害することとなってしまいます。

 このような状況を背景に、各地方が独自に政策を展開し、現在の成熟した社会に対応し、住民自治を実現することができる仕組みとして注目されはじめたのが道州制なのです」

現時点では現実感に乏しいのですが、昨年11月の自民党憲法改正草案大綱案では、この道州制導入に踏み込んでいるようです。

これからは、少し関心をもって道州制関連のニュースを見ようと思います。

【引用】
発展途上国に援助の手を差し伸べるのは、何も日本が国際福祉事業をやるためではない。
世界やアジアが平和でないと、日本が「存在」する仕組みが動かなくなっていくからです。

【感想】
これも瀬島氏が語っています。
日本の仕組みを明快に語っています。

日本は資源のない国で、年間6億トンの資源・原料が必要です。

これらの6億トンのほとんどを、外国に依存しなければなりません。
そして、この6億トンを得るために、7000万トンの製品を出していく必要があります。
この構図を忘れてはいけないと。

日本の人口1億2千万人が生きていくには、世界やアジアが平和でなければならない。
また、7000万トンの製品を出し続けるには、「国民の優秀な労働力と努力」が必要であると。








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Last updated  2005/02/06 08:04:44 AM
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mkd5569 @ Re:MXS全世界株式(2559)を新規買付(06/08) こんばんは なにかと話題のオルカンですね…
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