投資逍遥

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2005/02/27
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カテゴリ: 読書
この本は、平成4年発行です。

著者の神渡良平氏は、昭和23年生まれの方です。新聞記者、雑誌記者を経て独立されたとのことです。

以下は気になった箇所の引用と感想です。

【引用】
元来、識にはおよそ三つある。その一つは知識。これは人の話を聞いたり、書物を読んだりして得る、ごく初歩的なものであり、薄っぺらである。これに経験と学問が積まれて見識にならなければならない。さらにその上に実行力が加わって初めて胆識となる。したがって、知識だけではだめで、知識が見識になり、その見識も最後には胆識となって、初めて役に立つ。

【感想】
三識というのは、知識、見識、胆識ですが、知識というのはわかります。
見識とは、「しっかりした判断力・意見」(手元の辞書による)とのことです。

胆識となると、わかるようなわからないような。

車の運転時の認知・判断・操作という一連の流れがありますが、これは何となく知識・見識・胆識に対応しているように思えなくもないが、かなり無理がありそうです。(汗)

【引用】
安岡正篤の読書とは、情報を得たり知識を増やしたりする読書のことではない。聖賢の書を読むことで自分を練り、ひとかどの人物になるためのものである。

【感想】
情報を得たり知識を増やしたりする読書。
娯楽のための読書。
暇つぶしのための読書。

これらの読書姿勢は、多分私だけに限ることではないと思います。
現代の一般的な読書が軽いものであり、逆に安岡先生の読書が重いものであることでしょうか。

いわゆる愛読書(座右の書)についてですが、「西郷隆盛は自分の資質を練るのに、日頃から『言志四録』を読んでいた」とのこと。


また、「佳書」といわれるものがあるそうです。
佳書とは、自分の「霊魂を神仏に近づけ」てくれるほどに興奮し、教え諭されて読まされる書物であるそうです。
あふれるほどの本がある現代日本でもありますので、佳書と出合うのは難しいかもしれません。
読書姿勢だけでも安岡先生に見習いたいと思います。

P.S(2005年3月12日)








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Last updated  2005/02/27 09:01:51 AM
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