投資逍遥

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2005/09/25
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カテゴリ: 読書
14年前に書かれた本ですが、絹について色々と知ることができました。
例えば、トヨタの車種にもありますが、絹をラテン語でいうとセリカ。
英語ではシルクですが、元が同じなのか、「セリカ」と「シルク」は発音が似ています。

以下は 【この本からの引用】 【征野の感想】 です。

【この本からの引用】
微粒子病という、蚕の伝染病の大流行で、養蚕業の危機にあったフランスやイタリアは、伝染病におかされていない蚕種を必要とした。
両国の強い要請におされて、江戸幕府は、やむなく慶応元年(1865)に輸出を認めた。

【征野の感想】
微粒子病については9月17日の日記に少し書きましたが、「蚕種」については間違った知識をもっていました。

少し考えれば、その方が運びやすい。

具体的にどうするかというと、産卵台紙に10~11万粒の蚕卵を産みつけたもの、これを蚕種紙(たねがみ)というそうだが、これを輸出していたとのこと。

1867年の日本の輸出を見ると、生糸が43.7%、蚕卵紙が19.0%となっている。
おそらく「蚕卵紙」と「蚕種紙」は同じ物だと思うが、当時の蚕卵紙の輸出はブームだったとのこと。
これも少し考えれば当然のことで、微粒子病の流行が収まれば必要がなくなるわけで、数年でこのブームは終わったとのことです。


【この本からの引用】
(アメリカの絹業は第一次)大戦景気と共に上昇し、消費生糸量は開戦当初の26万俵から1923年には34万俵、27年には50万俵の大台にのせ、32年には世界生糸の88%を消費する一大生糸ユーザーになっていた。
しかも、その94%は日本生糸という、日本蚕糸業とアメリカ絹業との間の密接不可分な関係が際立ってきた。

【征野の感想】
知らなかったことですが、ここは我が目を疑いました。
これほどの密接な関係にありながらも、それから10年もせずに日米は戦争することになってしまったからです。
このことは頭に入れておいて、戦争の原因を調べる機会があるならば、あわせて調べてみたいと思います。






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Last updated  2005/09/25 10:36:08 AM
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征野三朗 @ Re[1]:12636アクセス/日 (新記録)(06/25) mkd5569さんへ おはようございます。 記…
mkd5569 @ Re:12636アクセス/日 (新記録)(06/25) おはようございます。 10000アクセス超お…
mkd5569 @ Re:征野ファンドの運用状況---対TOPIX、今週はまあまあ(06/22) こんにちは いつもありがとうございます。…

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