投資逍遥

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2006/08/31
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 資源小国である日本にとって戦略的な資源外交の強化は、最重要課題の一つである。

 小泉首相がカザフスタンとウズベキスタンを訪問した。

 カザフスタンでの首脳会談では、世界2位の埋蔵量を誇るウランの鉱山開発を含め、資源・エネルギー分野の協力を強化することで合意した。ウラン埋蔵量世界10位のウズベキスタンでも、ウラン開発・取引の協力で一致した。

 経済・産業を支える基幹的なエネルギー資源であるウランの価格は、この5年で6倍以上に高騰している。

 経済成長が著しい中国やインドが電力需要の急増から原子力発電所の新規建設に力を入れ、需給逼迫(ひっぱく)の懸念が高まっているためだ。原油価格の高騰から、米国や英国が新規原発の建設に乗り出すなど世界的な“原子力回帰”の傾向が、これに拍車を掛けている。

 各国間のウラン争奪戦の激化は避けられそうにない。日本も後れを取るようなことがあってはならない。

 だが、この地域での資源外交では、日本は出遅れている。今回の訪問も巻き返しのため、首相自ら乗り出した形だ。

 カザフスタンでは、中国が既に2004年にウラン鉱山開発を含む協定を締結し、05年には胡錦濤国家主席が訪れ、エネルギー分野の協力強化で合意した。フランスやカナダの企業も鉱山開発事業に乗り出している。

 日本がウラン開発の権益を獲得したのはようやく今年1月に入ってからだ。

 カザフスタンやウズベキスタンが注目されるのは、ウランだけではない。

 ウラン同様、レアメタル(希少金属)の価格も軒並み上昇している。特にモリブデンはこの3年で約6倍、タングステンは約4倍に跳ね上がった。

 レアメタルは、耐熱性や強磁性といった金属特性から、先端技術分野を中心に幅広い産業で利用されている。超硬合金を作るのに不可欠なタングステンの場合、中国からの輸入が約9割に達する。供給源の多角化も重要な課題だ。

 ウズベキスタンは、タングステンやモリブデンが豊富だ。カザフスタンは、クロムの生産量が世界3位、マンガンの生産量も世界6位だ。両国との関係を強化することは、レアメタルの安定確保に資するだろう。

 日本の首相の中央アジア訪問は初めてだ。やはり高騰著しい銅や石炭が豊富なモンゴル訪問に続くものだが、これまでの遅れを挽回(ばんかい)するのは容易ではない。

 「小泉後継」政権は、資源外交に本腰を入れ、さらに強化、発展させなければならない。

(2006年8月30日 読売新聞社説より)



【上記の感想】

よくまとまっているので、読売新聞の社説を転載した。
ウランのことが書かれており、これを機に、オーストラリア関連の過去日記を読み返してみた。
関連日記は、 5月27日分

ウランの埋蔵量は、オーストラリアが世界一とされるが、2位はカザフスタンのようだ。
カザフスタンがどのへんにあるのか、よくわからないので、あとで調べておこう。
















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Last updated  2008/07/20 10:05:17 AM
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