投資逍遥

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2010/05/03
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テーマ: 本日の1冊(3688)
カテゴリ: 読書
この本は、2004年4月に発行されました。
今から、6年前になります。
著者の宇田川清江さんは、当時、NHKのラジオ深夜便のアンカー。
ただ、今年になり、20年間務めたラジオ深夜便を勇退されたそうです。
お疲れ様でした。


以下は、4月13日の産経新聞の引用です。



---引用開始---

“大人のラジオ”として中高年を中心に絶大な支持を得ているNHKの「ラジオ深夜便」。スタートから20年にわたりアンカーを務めてきた宇田川清江さん(75)が3月、番組を勇退した。働く女性として、母として、必死に駆け抜けた半生を振り返り、「人とのつながりが大切だということを、しみじみと感じます」と語る。

 「ラジオ深夜便」がスタートしたのは平成2年。宇田川さん50代の時だった。ラジオの深夜放送といえば若者向けの番組が多い中、静かな音楽を挟みつつ、メーンキャスターに当たるアンカーがリスナーに語りかけるようにゆっくりと話す番組は人気となった。



 優しい声が印象的な宇田川さんだが、これまで歩んできた道のりは決して平坦(へいたん)ではなかったと明かす。

 NHK入局は昭和32年。当時はまだ、女性がニュースを読むと信憑(しんぴょう)性がないといわれていた時代だった。初任地の札幌勤務を経て、35年に東京のアナウンス部に異動。テレビの「生活の知恵」「婦人の時間」などの番組を任されるようになった。
しかし、転機はすぐに訪れた。「デスクには『子供は産むなよ』といわれていましたが、どうも私は間が悪い人間のようで、2年後に子供ができました」と笑う。

 39年にNHKを退職。フリーになるが、子供の交通事故を機にすべての仕事を降りた。軽いけがで済んだものの、目を配らせられなかったことに自責の念を感じたからだ。

 2年ほど家庭で過ごしたが、時々、仕事の虫がうずく。姑(しゅうとめ)に育児の協力を嘆願し、NHK国際放送の「ラジオ・ジャパン」に復帰。子供がようやく手を離れたころ、「ラジオ深夜便」の仕事が舞い込んだ。時に悩み、立ち止まりながらも、仕事を続けてきた女性が放つ言葉は、多くのリスナーの心に響いた。

 3月末、放送界を牽引(けんいん)してきた功績が認められ、「放送ウーマン賞2009」の「40周年特別賞」が贈られた。「細々とでもマイクの前で仕事ができたのは、いただいたご縁があったから。フリーとなり、家庭に犠牲を払いながらも続けてきたことが、評価していただけたのかな。私の一世一代の受賞でございます」

 トロフィーを胸に抱え、はじけるような笑顔が輝いていた。(三宅陽子さんによる文章です)

---引用終了---






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Last updated  2010/05/03 02:05:46 PM
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