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鳥と歌舞伎とコーヒーが好きなBeakの毎日です。
2008/09/14
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カテゴリ: 歌舞伎
毎日の午前様が祟ってか、ここんとこ何にもやる気がしませんで。

だけど昨日は久々新橋演舞場へ行きました。
腰は重かったのですが、2ヶ月前にチケットを取っていたので(しかも1階席2列目!)無駄にするのは惜しいと思って出かけたわけです。

『加賀見山旧錦絵』は初めての演目。
「通しか~長いな~」くらいのネガティブさ。本当にどうしちゃったんだろう。。。

なんて思っていたら、あらま、面白いじゃない!

「女の忠臣蔵」ってくらいなので、忠臣蔵好きの私にはもってこいの演目。
尾上の品格、岩藤の憎々しさ、お初の利発さ、三者三様でよい役ですね。


“亀ちゃん”のお初、なんて可愛いの!
黄八丈姿で飛び込んで来ちゃった様子なんて、恥じ入ってながらも「やってやるわ!」的な挑戦的で、尾上を守ろうとする感じがとてもよかったです。
その可愛らしさと、岩藤への仕返しに燃える強さのギャップがナイス。

講座の先生がおっしゃっていましたが、お初のような役は、亀治郎という人そのものなんじゃないかと。
頭脳明晰で気遣いができて、ほんのちょっと生意気な感じ(笑)で。
確かにその通りかもしれませんね。

何年か前に見た『櫓のお七』をもそんな役でした。
私はこういう娘役の“亀ちゃん”が好きだなぁ。
次の『かさね』は腰元役。
もちろんぴったりハマってるんですが、二幕続くとちょっと感動は半減しちゃってもったいないかな?

時蔵さんはさすがの品格、海老蔵さんはあの大きな目が「憎らしさ」を通り越してもう荒事の世界。


最近の無感動生活に、ちょっとした潤いの時間でした。
やっぱりここに戻ってきたか~。





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最終更新日  2008/09/15 12:18:05 AM
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