全4696件 (4696件中 1-50件目)
岐阜県のお客様から窓のペアガラスが割れたので交換して欲しいというご依頼を頂いておりましたが、その交換用建具(障子)が入荷して参りました。輸入窓は、木製アルミクラッドのペラウィンドウ(Pella)社製ダブルハングサッシ。上・下ある建具のうち、下窓建具のみの交換です。輸入のアルミクラッド木製サッシの殆どは、ガラスのみの交換が出来ず、ガラスが割れた際はガラスが入っている建具ごと交換するやり方です。ペラは20年くらい前に製造された窓でも、交換用の建具を作ってくれます。(尚、廃番になったシリーズのものは、供給不可の場合もあります)今回調達した建具も、昔のものと同じ形状・サイズで製作されていますから、既存の上窓との相性も問題ないはずです。とは言え、新しい建具と古い建具とでは若干の調整が必要になるかも知れません。そういう場合に備えて、いくつか道具や材料を準備して施工に伺うつもりです。写真の建具は、既にガラスやアルミカバーのつなぎ目などに防水処理を施して、室内側の木枠にもティンバーケアで防水塗装を2度塗りしています。交換後に現場で塗装や防水処理をするよりも、会社の倉庫で時間を掛けてじっくり作業していますから、細かな部分まで行き届いた施工が可能です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月08日
コメント(0)
木部が腐った為に以前名古屋市のお客様からお預かりした輸入サッシの建具が、建具屋さんから戻ってきました。このサッシは、マーヴィン(Marvin)製のダブルハングの上窓(アッパーサッシュ)ですが、建具の下枠全部と両側枠の下部に酷い腐食がありました。その為、四方枠のうち上側の枠を残して、三方の木枠を全て新しくしました。まだ未塗装の状態ですから、三方の木枠が白木であるのが分かりますね。ダブルハングの建具は、サッシ枠のレールをスライドしたり、上下の建具がうまく閉じるように召し合わせ部分に隙間が出ないように細工を施さなければなりません。その為、木枠の形状がケースメントサッシよりも複雑で、木を加工するのも大変になりますし、建具ですから小さな節などがない綺麗な木材が必要です。今までであれば、メーカーに依頼して新しい交換用の建具を製作してもらえばよかったのですが、マーヴィンが日本から撤退した現状では、私共の方で古い建具を修復する以外直す方法がありません。これから、既存の窓枠に近い色で木部を防水塗装して、それから屋外側もガラスやアルミカバーの周囲を防水処理する作業を行います。(尚、木部防水塗料は、パラペイントの外部用ティンバーケアを使用します)これだけちゃんと修復出来る業者さんは国内でも少ないと思いますが、手間・暇が掛かりますからコストは新しい建具を作るよりも高くなります。ただ、今後は雨漏れで木が腐ったり、ペアガラスが曇ったりするリスクは最小限になるはずですから、将来のメンテナンス費用は抑えられます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月07日
コメント(0)
鹿児島のお客様から輸入サッシの戸車部品を調達出来ないかというご相談を頂きました。戸車と聞くと、大きな掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)のドア下に取り付けられた金属製のものを想像する方も多いと思いますが、腰窓の引き違いサッシにも小さな戸車が付いているものがあります。輸入サッシは、アルパイン(Alpine)社製のスライダーと呼ばれるもので、片方の建具が固定された片引きのタイプと両方が開閉する両引きタイプが存在します。お客様のサッシがどちらのタイプなのかは分かりませんが、私共が以前ブログ記事に掲載させて頂いた写真を見て問い合わせを頂きました。今回調達した部品の写真はこちらですが、ナイロン製の車輪が2つ並んで付いています。本体自体もナイロンで出来ていますから、非常に軽く錆びて動きが悪くなるということもありません。ただ、ローラー部分にゴミや髪の毛が付着したりすると、車輪の回転が悪くなりますから、定期的に掃除をして頂くのが大切です。ナイロンは、紫外線に当たらなければ然程劣化をすることがありませんので、建具の下に隠れた状態であれば長くお使い頂けますが、それでも摩耗等が生じますので、15年くらいで交換して頂くのが適切かと思います。こうした戸車部品は種類や大きさも様々ですから、調達のご依頼を頂く際は部品の形状・デザインが分かる写真と詳細寸法図をご案内頂けると適切な部品の調達が出来ますので、予めご相談時にご準備下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月06日
コメント(0)
先日、弊社の近くのお客様からバルコニーの防水工事をご依頼頂きました。通常、ベランダの防水というと、床面のFRP(強化プラスチック)防水のことを指すのが殆どですが、雨漏れの原因は床だけではありません。写真のように、手摺の笠木カバーやハンドレールの立ち上り・つなぎ目といった場所が見逃されるケースが多くあります。これらの場所には、プラスチックやゴム製のカバーが付けられているのですが、予めちゃんとした防水処理が施されていなかったり、カバー自体の経年劣化があったりして、隙間が生じていることが殆どです。こうなると、雨漏れによる構造体の腐食や劣化が建物内部で起こってきますから、それが目に見えるようになった頃には中が手が付けられない状態になっているかも知れません。こういう場合、悪くなったものを交換すればいいのではと思われがちですが、実際にはサイズの違う手摺材の部品類しかなかったりして交換出来ません。これも国産資材にありがちなモデルチェンジによる修理部品の生産終了が問題だと思うのですが、私たちではどうしようもありません。私たちは、こうした部材をこれ以上傷めないように、部材を接着・固定したり、隙間を防水材で埋めたりしてから、最終的にはウレタン塗装などで防水塗装を施します。勿論、塗装前には付着した汚れや水垢などを丁寧に拭き取って、塗装の下地に浮きが生じないようにすることも大切です。この洗浄作業が不十分だと、接着剤や塗装が密着せず、そのうち剥がれてきてしまうというトラブルが発生しますので、信頼出来る業者選びは最も重要な要素です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月04日
コメント(0)
2009年に私共が新築した輸入住宅ですが、エコキュートの給湯機から水漏れするという相談を頂きました。どういう状況かをチェックする為に現場へ行ってみると、室外機の中の排水管から常に水が出ている状態でした。排水管の中に溜った余分な水が出ているのか、それとも給水管の方から漏れているのか、奥の配管まで見ることが出来ない状況でしたので、少し様子をみて頂くようにお願いしました。その数日後、ポタポタ排水管から出るといった状況ではなく、蛇口を少し回したくらいの水が室外機の底板から下に落ちるというくらいになってきました。ここまでいくと、室外機の内部配管に不具合があるということがほぼ確定しましたので、メーカーであるパナソニックのサービス会社へ連絡をしました。そうした処、サービス会社からは、製品が古くて交換部品の在庫もなく、見に行くことは出来ても修理することは不可能との案内を受けました。施工から15年になるかならないかというくらいですので、家電製品と考えればそろそろ寿命かなとも思いますが、住宅設備と考えればもう少し長くメンテナンスが出来るようなモノづくりをしてもらいたいというのが本音です。製品の改良は大事なことですが、素材の見直しだけにして、交換時にはユニット部品の交換で修理が出来るようにするなんてことは出来そうに思えるんですが・・・。とにかく、日本のモノづくりは、どんどんモデルチェンジして、不具合が起こったものは修理せずに買い替えていくという方向でしか作られていません。既にスクラップ&ビルドの社会では持続不可能な経済状況ですから、日本の住宅設備も直しながら長く使っていくという方向に舵を切る時期に来ているのではないでしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月03日
コメント(2)
茨城県のお客様から、古い輸入サッシの網戸を直したいというご相談を頂きました。破損している網戸は複数あるようで、当初は新しいものを作ることが出来るかという相談でした。でも、送って頂いた写真を見させて頂いた処、アルミフレーム自体は曲がってもおらず使えそうな感じです。交換が必要なのは、プラスチック製の網戸コーナー部品や網戸を窓に固定する為のピン4つ、網戸の網や網押さえのゴム。こういった部材は、ほぼ汎用部材である為、アメリカの部品メーカーから取り寄せれば、網戸を新調しなくても修理して使うことは可能です。取り敢えず、網戸の詳細が分かれば、修理費用をご了承頂いた後壊れた網戸を弊社宛に送って頂くことで修理を実施することが出来るはずです。勿論、お客様自身で修理をして頂くことも出来ますが、いくつも網戸があるとなかなか修理に時間も掛かりますので、私共のような専門業者にお願い頂いた方が簡単で時間もセーブ出来るかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月02日
コメント(0)
アメリカで製造され、日本の輸入住宅でも多く採用されてきたドアノブ(ドアレバー)の製造・販売が終了します。それは、クイックセット(Kwikset)社のハンコック(Hancock)とコモンウェルス(Commonwealth)。昔は、クイックセットのドアノブと言えば、真ん丸の形状をしたサーカ(Circa)でしたが、随分前にサーカの販売が終了してからはおまんじゅうを少し潰したようなハンコックが販売されてきました。ドアレバーについても、昔はツーレーン(Tulane)と呼ばれるタイプがありましたが、現在はコモンウェルスが標準的でした。その2つのドアノブ(ドアレバー)が終売となってしまうというのですから、輸入住宅にお住まいの皆さんにとっては、少し大変なことかも知れません。勿論、それに代わるものはクイックセットに存在しますが、どうしたってデザインは少々違うものになってしまいます。最近家中のドアノブの調子がおかしくなってきたので、そろそろ違うものにしたいと考えている方であれば、全て新しいタイプにして気分を一新するのもいいとは思います。ただ、1ヶ所2ヶ所調子が悪いというお客様にとっては、そこだけデザインが変わるというのが気になることがあるかも知れません。そういう場合は、私共のような輸入の専門業者に相談して、入手可能なうちに購入をしておくことをお勧めします。基本的に製造が終了した段階で、販売は在庫限りとなることをご留意下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月31日
コメント(2)
尾張旭市の輸入住宅の屋根裏で、ダブルハングサッシのガラスが割れたので、修理をしたいというお話を頂きました。輸入サッシは、マーヴィン(Marvin)製インテグリティ(Integrity)の木製アルミクラッド。屋根裏には2つの妻壁があって、そのどちらにもダブルハングが付いているのですが、その両方の窓共ペアガラスが割れているそうです。勿論、ペアガラスの内側と外側の両方のガラスが割れたということではなく、室内側のガラスのみが割れているようです。屋外側であれば、鳥が当たって割れるバードストライクということもありますが、室内側ですから温度差(変化)による熱割れのような気もします。ただ、屋根裏に2つあるダブルハングの両方にそういった不具合があるというのは、非常に珍しいケースかも知れません。ガラスの交換が出来ないように作ってあるインテグリティの建具(障子)ですので、ペアガラスを外すというのは非常に厄介です。何れにしても、メーカーが交換建具を供給してくれない以上、私たちが建具のガラスを交換する以外に方法はありませんから、困難でもやるという方向になると思います。また、費用も時間もそれなりに掛かる仕事ですから、まずはお客様の注文を頂かないとスタート出来ないことは確かです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月30日
コメント(0)
長野県のお客様から、シングルハング用のバランサーに不具合があるので、交換部材を調達したいというご相談がありました。サッシ・メーカーについては不明ですが、おうちは築10年だそうです。バランサーに不具合があるということですが、10年というのは意外と早い寿命だと思います。写真がそのバランサーですが、バランサーに内蔵されているバネが複数箇所で破断しているのが分かります。また、バネの破断によって吊りヒモが緩んでしまい、外れ掛かった状態になっているようです。今回はバネが切れてしまっていますが、場合によっては吊りヒモの方が切れてしまうこともありますから、そのどちらかが悪くなれば交換せざるを得ません。バネは若干錆びが出ている感じもありますが、寿命については現場環境や製造ロットなどいくつか要因があると思いますので、要因が複数に亘ることもあるでしょうから、はっきりとは原因を断定出来ません。何れにしても、このような状況になりましたら、サッシの両サイド共バランサーの交換が必要ですし、おうちのサッシ全体も同様に寿命が来ていると思われます。海外からの送料といった経費のことを考えて、一度に全部のバランサーを交換することが得策のような気がします。特に、今後円安やアメリカのインフレが進んでいけば、更に購入金額が高くなることも考えておかなければなりません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月29日
コメント(0)
岐阜県の輸入住宅にお住まいのお客様から、輸入サッシの木枠が黒くなってきているので直せないかというご相談を頂きました。サッシは、マーヴィン(Marvin)製アルミクラッド木製サッシ。そういう状態のサッシは複数あるようで、程度の違いこそあれ修理が必要なのは明らかです。以前からブログ記事等で書かせて頂いている通り、アルミクラッドサッシは外装をアルミのカバーで覆っていますが、長年使っていればカバーが及んでいないカバーのつなぎ目やガラスとの接点などから雨が建具(障子)の内部へと浸入してきます。そうした水はアルミカバーで覆われた木枠の中に溜まり続ける為、そのうち木が腐ってきてしまいます。ただ、中から腐ってくるので、最初は全く表面にその兆候は見られず、枠が黒くなってきた頃には木枠の中に空洞が出来る程腐っているという状況になります。マーヴィンのサッシでは、こういう場合建具そのものを交換して対処をするのが一般的でしたが、マーヴィンが日本から撤退してしまった今は、部分的に建具枠を外して新しい木で枠を作る以外方法はありません。ただ、外側のアルミカバーやウェザーストリップ(気密パッキン材)が装着出来るように細工をしなければなりませんから結構な手間が掛かります。当然そういうことが出来る職人も国内では限られていますから、誰でもどこでも簡単にやれるという代物でないことはお分かりでしょう。円安やインフレ等による材料高や職人の工賃の高騰などもあって、こうした修理は新品のものを買うよりも高価になることもしばしばです。これから台風や梅雨で大雨が降るシーズンに突入しますので、まずはご自宅のサッシの状態をチェックすることが大切です。もし新築から一度も外部の防水作業を行ったことがないということなら、早急にガラスの周囲等を防水処理する必要があります。そうしておいて、建具木部に腐食や損傷が見受けられるようなら、それが広がらないうちに木枠の修理を行うようにして下さい。もう一度言いますが、雨漏れは最初気付かないうちに進行します。パッと見うちは大丈夫だと思わずに、新築から10年以上経っていたらすぐに外部の防水対策を行いましょう輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月27日
コメント(0)
私共が新築した築20年弱の輸入住宅ですが、キッチンの水栓金具が水漏れするというご連絡を頂きました。アメリカンスタンダード製のハンプトン(Hampton)というキッチン水栓ですが、クラシックなゴールドのボディに白いクロスハンドルが付いた可愛らしい水栓です。今は、こんなに美しい水栓金具をアメリカで殆ど見掛けなくなりましたが、出来れば長く使って欲しいと思うのは、私だけではないと思います。水漏れしているのは、丁度鶴首の吐水管とその台座が接する部分ですが、ここの台座の中には水漏れしないようにゴム製のリング・パッキンが付いています。通常はそのリングを交換してやれば元通りになるはずですが、鶴首に少しガタツキがありますので、もし鶴首の管が歪んだり変形していたりしていれば、リングだけを交換しても水漏れは止まらないかも知れません。そのリスクをお客様にもお伝えした上で、もし交換してもダメであれば水栓金具ごと交換しましょうということになりました。最初から水栓を交換してしまえば、そんな余分な費用や手間も掛かりません。でも直して使えるという僅かな希望を、何とかつなげたいというのも人情です。まずはアメリカから交換部品を調達して、修理をやってみるというのもSDGsじゃないでしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月26日
コメント(0)
以前千葉県のお客様から輸入サッシの網戸を固定する為の網戸クリップが手に入らないかというご相談を頂いておりましたが、ようやく今回アメリカから部品を入手することが出来ました。通常の網戸クリップは、脚の長さは数ミリから1cm程度なんですが、お客様のおうちに取付けられているもの(写真の白いクリップ)は長さが3cmもあるタイプでした。結構特殊なサイズでしたから探すのにも苦労したのですが、写真にある黒い網戸クリップを見付けました。長さが若干違う為、もしかするとワッシャーを1枚程度噛ませて取り付ける形がいいかも知れませんが、そんなことをしなくても大丈夫なくらいの大きさだと思います。あと、今回固定用のクリップを窓枠に取り付ける為のネジも調達しました。既存のものは鉄製で錆びてきておりましたので、将来のことも考えてステンレスで出来たネジ(スクリュー)を手配しました。こちらのネジも既存のものと比べると若干長い気がしますが、こちらもワッシャーで調整出来るくらいの差でしかありません。本当は既存のものちょ同じ色の白があれば一番でしたが、色は黒しかありませんでしたし、ネジもインチで作られたものでしたので、これが今手配出来るベストだと思います。それにしても、各地からいろいろご相談を頂きますねぇ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月25日
コメント(0)
岐阜県のお客様から、アパートの輸入上げ下げ窓が開けられないということでご相談を頂きました。輸入サッシは、カナダのCWDウィンドウ製樹脂サッシ。こちらのシングルハング(下窓だけが開閉する上げ下げ窓)は、少し特殊なスパイラル・バランサーと呼ばれる吊り金物が使われています。螺旋状に動く金属棒がバランサーに仕込まれていて、それがバネの力で建具を持ち上げて開閉させるという構造になっています。つまり、バランサーが経年劣化で破損してしまうと、窓を持ち上げることが出来なくなり、サッシを開閉させることが難しくなります。バランサーの寿命は15年程度ですから、そのタイミングが来たら建物の全ての窓バランサーを交換しなければならないのですが、殆どのおうちではそれ以上の年数が経っても使い続けているのが現状です。耐用年数を超えている訳ですから、いつ壊れても不思議ではないのですが、突然そうなると多くの人はパニックになるかも知れません。国内のリフォーム屋さんやサッシ屋さんは、輸入のバランサーには慣れていないと思いますので、材料の調達や施工に関してもやったことがないということが多いと思われます。CWDは既にプライジェムという会社に吸収合併されて会社が存在しませんから、カナダのメーカーに部材供給や施工をお願いすることも出来ません。ですから、私たちのように海外の部材メーカーから直接材料を入手し、交換施工まで行えるという会社は国内でも珍しい存在かも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月24日
コメント(0)
先日、建具を取り外してきた2連のケースメントサッシですが、ペアガラスを交換する為にその建具(障子)を順次分解しています。輸入サッシは、木製アルミクラッドのサミット(Summit)社製。以前雨漏れで木枠が腐ったことがあるそうで、その際新築した工務店さんが建具(障子)の木枠を交換したとのこと。その際、どんな修理が行われたのかちょっと不安ではありましたが、比較的簡単に建具を分解することが出来ました。(他社の大半のものは、もっと分解が難しいのが実情です)写真は、内部結露して曇ったペアガラスとその周囲の建具枠ですが、変な固着もなくきれいな状態です。ただ、逆に言えば、木枠を交換しただけで、何も防水処理の仕事をしていなかったということでもありますから、この修理のやり方ではペアガラスの内部結露が発生しても不思議ではないとも思います。そうは言っても、修理後に雨漏れに拠る木枠の腐りといった不具合が起こらなかったという点では非常にラッキーだったのかも知れません。分解後にガラスの詳細寸法を計測したのですが、建具のペアガラスの厚みは8分の5インチ。つまり、約16mm。国産のペアガラスとは、やはり若干サイズが違いますね。白い飾り格子が入った新しいペアガラスの調達が出来次第、これを組み立ててガラスや建具枠のつなぎ目の防水処理を行います。木部の防水塗装に関しては、特に劣化や損傷もないようですので、多少のタッチアップ補修を行えばこのままお使い頂けると思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月23日
コメント(0)
以前愛知県のお客様からペアガラスの交換をご依頼頂いた半円窓付き2連ケースメントサッシですが、まずは2連のフレンチ・ケースメントの建具(障子)を外す作業を実施しました。今回建具を外したのは、木製の建具枠を分解してガラスの実寸法を確認する必要性があったことと、新しいガラスに入れ替える際にペアガラスの周囲を防水処理したり、木部を防水塗装したりするのに、どうしても弊社に建具を持ち帰らなければいけなかったという理由からです。輸入サッシは、木製アルミクラッドのサミット(Summit)社製。半円窓(ハーフサークルウィンドウ)のペアガラスも交換予定ではありますが、2階のハメ殺し窓である為、どうしても外部足場がないと適切な作業が出来ないということもあって、まずは足場なしでも作業が出来るケースメントサッシのペアガラスをメンテナンスすることにしました。ケースメントサッシの建具については、以前サッシの雨漏れで下枠の木を交換したことがあるということでしたが、その際防水作業を全くしていなかったという状況の為、ペアガラスが内部結露を発生させてしまったようです。写真の養生は、外からは一切釘やビスが見えておらず、この養生板を破壊しない限りは、泥棒や空き巣も侵入することは出来ません。勿論、この窓は2階に設置されていることから、長いハシゴで登らない限り触ることすら出来ないという状況です。養生板の周囲には、雨や外気が入らないように、ウレタンの気密パッキン材を回してありますから、隙間もなく当然光も入りません。こうした施工は、アイデアと綿密な寸法取りがなければ適切に行うことは難しいですが、経験豊富な私たちなら完璧な養生が可能です。ガラスを入れ替えて防水作業を行うには1ヶ月半程度の時間が掛かりますが、何とか梅雨の走りくらいまでには完了させたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月21日
コメント(0)
天白区のお客様のおうちからダブルハングサッシ(上げ下げ窓)の建具を引き揚げてきました。輸入サッシは、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)社製。何ともなっていない場所の木は、非常にきれいな木目を見せていますが、こちらの上窓(アッパー・サッシュ)の建具は、下枠の部分が脱落寸前というくらい木部が腐ってしまいました。原因は、屋外側のガラス周囲からの雨の浸入だと思いますが、一旦腐ってくると腐朽菌のせいで止まることなくどんどん腐食が進んでしまいます。写真でも腐った木の奥に白いものが見えますが、これは外装のアルミパネルの裏側が露出して見えているという状態です。本来この場所にはピボットバーと呼ばれるバランサー固定部品が装着されているはずなんですが、木が腐ってしまった為にそれらが完全に外れてしまっています。ここまで来ると、建具の下枠だけでなく、両サイドの側枠もある程度交換しないとちゃんとした修復は難しいように思います。こういう場合、従来のマーヴィンの標準的な修理方法は、建具そのものを新しいものに交換するというものですが、マーヴィンがアフターサービスを含めて日本市場から撤退してしまった以上、木を加工して建具を修復する以外方法はありません。ただ、外装のアルミカバーやペアガラス、気密パッキン材のウェザーストリップといった部材をちゃんと付けて元通りにするというのは、結構な手間と技術が必要です。そういった点で、建具を新しく調達するよりも、費用と手間と時間が掛かる仕事になると思います。それでも、修理不能なマーヴィンのサッシがきれいに修理出来るということであれば、それはお金の問題ではないかも知れません。勿論、私たちは建具の修復後に、雨漏り対策として外装の防水処理やティンバーケアを用いた木部の防水塗装も行ってから元のサッシに取付けします。その時は、開閉調整も実施しますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月19日
コメント(0)
福島県のお客様から頂いた注文で、入荷が遅れていたロック金物が届きました。この部品は、アルパイン(Alpine)社の引き違いサッシやシングルハングサッシの鍵金物として使われます。ただ、ここ数ヶ月の間製造が間に合っていなかったのか、注文しても出荷未定という状態が続いていました。オーダーの取り消し(キャンセル)にはなっていなかったので、いつか出荷されるだろうとは思っていましたが、待っている間は少しヤキモキした気持ちでいました。勿論、ご依頼を頂いたお客様は、私以上にヤキモキしていただろうとは思いますが、私からは「注文自体は通っているので、大丈夫」というお話だけはさせて頂いておりました。このまま製造が終了なんてことになるとは思ってはいませんでしたが、ようやく手元に届いて安堵しております。まだ、製造ラインが以前の状態にまで戻っていないのか、まだ注文数量に制限がありますが、今後はそれも解消していくものと思います。アルパインのクレセント・ロックは、多くの輸入住宅で使われていますから、今後も交換部材の安定供給を部材メーカーに望みます。とは言え、少量しか購入しない日本の小さな輸入住宅ビルダーがお願いしても、殆ど聞いてもらえないというのが実情ですけどね。あと、ロック・クレセントが破損した原因は、金物の劣化ではなくサッシの歪みや調整不足ですから、それを直さない限りスムースな開閉が出来ませんので、ご注意下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月18日
コメント(0)
三重県のお客様から、ケースメントサッシのロック金物についてご相談を頂きました。窓は、コシンズ(Cossins)かウェンコ(Wenco)製の木製アルミクラッドではないかとのこと。使われている木は、木目が美しいダグラスファー(米松)のようですから、高級感のある輸入サッシだと思います。今回は、そこに付けられている鍵の不具合なんですが、鍵がちゃんと掛からなくなっているということのようです。写真のロック金物は、恐らく正常に機能している他の窓のものを撮影したんだと思いますが、ロックの受け金物を引っ掛けてガッチリ引き込む為の内蔵された樹脂パーツが割れてしまったのが原因です。そういった問題が古い金物で頻発した為か、現在製造されているロック金物は、中の樹脂パーツの形状が若干変わり改良が施されています。勿論、それに伴って受け金物の形状も変更されていますから、ロック金物本体だけでなく、受け金物も一緒に交換しないとうまく鍵が掛けられません。ただ、こうしたロック金物の破損の原因は、樹脂パーツの劣化というより建具の歪みや開閉の為の金物が正しく動いていないという問題であることが殆どですから、そういう部分の調整メンテナンスをしてやらないと、いつまで経っても調子がよくないということになりかねません。壊れたら壊れたものだけ交換すれば直るとは思わないで、他にある壊れた原因を見付けて解決してやることが、根本的な修理と考えて下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月17日
コメント(0)
愛知県のお客様から、ダブルハングサッシの木部の腐食についてご相談を頂きました。輸入サッシは、アンダーセン(Andersen)の木製窓。デザインからすると、ほっそりした華奢な木枠が美しいチルトウォッシュ・シリーズのものではないかと思われます。上げ下げ窓ですから、建具(障子)が上と下とに分かれているのですが、その両方共下枠の木が腐ってきているような感じです。恐らく雨が強く当たる東面か南面の外壁に取り付けられたサッシだろうと思いますが、ガラスの周囲から雨水が建具内に入り込んで、内側から木を腐らせてしまったのだと思います。そうなると、アンダーセンの場合は、枠を部分的に交換することは出来ないので、上・下の建具を両方新しいものに交換することとなります。ただ、新しいものに入れ替えるだけでは、また同じように雨漏れを起こす危険性がありますから、屋外側のガラスの周囲や木枠のつなぎ目といった部分には防水処理を施してやる必要があります。また、室内側の木部にも、木部用の防水塗料を2度塗りして念には念を入れた防水施工をしてやることが大切です。それから、雨漏れメンテナンスの他に、こちらのサッシには両サイドにバランサーが装着されているでしょうから、それがちゃんと機能しているかもチェックしないといけません。一つの事象だけを解決するのではなく、その周辺の状況も一緒に改善してこそ専門家と言えるように思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月16日
コメント(0)
山形県のお客様からケースメントサッシのハンドルが欲しいというご相談を頂きました。輸入サッシは、メーカーが不明なのか、どこかをお知らせ頂いていない状況です。写真がそのハンドルですが、可倒式のオペレーターハンドルで、コンパクトに折り曲げておくことが可能なものです。その分、他のハンドルよりも価格が高く、倍以上の単価となります。こんな小さなハンドルでも、北米から取り寄せるとなると、送料や通関費、関税・消費税といったものを含めると、円安の昨今結構な金額になってしまいます。まあ、何れにしても、この部品は他の窓メーカーも使っている汎用部材ですから、調達するのは然程難しくありません。ただ気になるのは、どうしてこのハンドルが欲しいのかです。本当にハンドルが破損しているのか、その先のオペレーターと呼ばれる開閉金物に問題はないのか、そもそものサッシ自体に歪みや支障はないのかといういくつかのチェックポイントをちゃんと確認しないと、正しい修理メンテナンスは出来ません。今回は、こんなに費用が掛かるなら注文を諦めるというご連絡を頂きましたが、このまま不具合を放置すれば、もっと破損が広がってきますから、ちょっと心配な気がします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月15日
コメント(0)
長野県のお客様からダブルハングサッシのロック金物を調達したいというご相談を頂きました。輸入サッシは、木製アルミクラッドのようですが、金物に刻印された文字が判別しにくく、「Craft・・・?」という名前が入っているようです。埋め込み型の金物で、すっきりしたデザインになっていますが、この形状のものは今まで見たことはありませんでした。でも、部品メーカーをいくつか当たってみた処、ようやく1つだけ該当しそうなものを見付けました。色は、ブロンズ色と黄色味がかった銅色。ただ、このクレセントロックを受ける側の受け金物は販売されていないようですお客様の要望は、ロック本体側のみということでしたから、特に問題はなさそうですが、受け金物が欲しいという場合は何か別の方策を考える必要があります。何れにしても、お客様から注文手配のご承諾が得られましたら、アメリカから調達したいと思います。それにしても、輸入住宅のサッシ部品だけでもほんといろいろありますね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月13日
コメント(0)
愛知県のお客様から、輸入の玄関ドアのガラス交換についてご相談を頂きました。輸入ドアのメーカーはよく分からないようですが、デザインからすると昔よく取り付けられていたメソナイト(Masonite)社のような気がします。ドアの表面にはファイバーグラスのパネルが張ってあり、ガラスは強化のペアガラスになっています。その為、ガラスはバットのような鈍器で叩いても全く割れませんが、一旦割れるとご覧のように蜘蛛の巣状に細かくヒビが入ってしまいます。お客様は、ペアガラスの外側の割れたガラスだけを交換して欲しいというご要望でしたが、ペアガラスはスペーサーでピッタリと接着されて気密を保つように作られていますから、割れたガラスだけを剥がして交換するということは出来ません。ですから、ペアガラスそのものをドアから外して交換することとなるのですが、接着剤や防水材がベッタリと周囲に付いていますから、これが結構大変なんです。まずは、ガラスの周囲のガラス押え(押縁)を外して、ペアガラスが全て露出した処で、厚みを含めたガラスのサイズを計測しないと新しいペアガラスが製作出来ません。ですから、実際の交換の際も作業が大変ですが、その前の寸法調査をする時も手間や時間が掛かります。交換する際にも雨が入らないように雨仕舞をしっかりしないといけませんので、如何に適切な防水・気密処理をするかが大切です。ただ、古い輸入ドアの場合、重さでドアが下がってきているという不具合もあるかも知れませんので、その場合はヒンジを交換してドアの建て起こしも調整するなど追加の仕事も必要かも知れません。そういう面倒な仕事は、私共にしか回ってこないでしょうが、敢えてそういうことを率先してやるのが、私たち ホームメイドです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月12日
コメント(0)
東京都のお客様から、輸入掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の鍵についてご相談を頂きました。輸入サッシは、カナダのPH Tech社の技術を導入してIMS カナダ社がOEMで製造していたボレアル(Boreal)ウィンドウとのこと。輸入住宅ブームの時は、高断熱な輸入サッシを国内で製造していた先駆的な窓メーカーがいくつか存在していましたが、最近は少なくなりました。今は国内での製造はされていませんが、ボレアル ウィンドウもそういったサッシの一つでした。お送り頂いた写真を見ると、破損したロックケースはヴァイスロイ(Viceroy)に取り付けられていたものと同じタイプのもののようです。ただ、カナダのヴァイスロイも既に会社は存在していません。今回のロックケースもヴァイスロイのものも、鍵本体とフェースプレートが一体となったロックケースとなっています。また、このデザインのフェースプレートは北米でも製造されていませんから、入手可能な新しい鍵本体を既存のフェースプレートに装着して、交換用のロックケースとして組み立てる必要があります。フェースプレートは鋳物で出来ていますから、鉄のような柔軟性はありませんので、固定している爪を外す際は爪が折れてしまうリスクがあります。そういうことを踏まえてどう修理をしていくかを、施工者の想像力と知識や経験で考えるしか方法はありません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月11日
コメント(0)
兵庫県のお客様から、またもやヴァイスロイ(Viceroy)製スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の鍵についてご相談を頂きました。ついこの間の4月末に福岡県で交換修理をしてきたばかりの鍵問題ですが、今回もロックレバーが欠損する形で鍵が掛けられなくなっているようです。こちらについても、やはり情報が少なく、ロックケース(バックセット)や内外のハンドルの交換も必要かどうかははっきりしない状況です。(お客様(サッシ屋さん)が元請けさんから頂いたのがこれらの写真だけということで、それ以上の情報がないらしいです)ということで、万一の交換に備えて、ロックレバーの他にハンドルセットやロックケースといった部材も手配して、必要あれば私共が修理にお邪魔するということでお話を進める以外にありません。勿論、お客様側でこれらの交換作業を行えるというのであれば、部材のみの供給をさせて頂きますが、部材の加工や組み立てを伴う交換になりますから、もし出来なかったということになると、その作業中に起きた問題も追加で直さなければならなくなるかも知れません。そうなると、手間(費用)や時間も余分に掛かるでしょうから、急がば回れで私共 ホームメイドに最初からお任せ頂くことの方が反って費用も時間も省けるような気もします。愛知県から兵庫県まで片道3時間くらいでしょうから、また1日他の仕事が出来なくなってしまいますね。因みに、この件の原因もドアの建て起こしが悪いことでしょうから、ドアや鍵の位置調整が必修です。(ドア調整は、特殊な輸入工具が必要です)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月10日
コメント(0)
名古屋市のお客様から、2階バルコニーの下にある1階の部屋が雨漏れするというご相談を頂きました。こちらの輸入住宅は、わざわざ外人さんを呼んで施工をしてもらったというおうちだそうです。ですから、お客様自身としては構造としても間違いがない本格的な輸入住宅とお考えでいらしたそうです。でも、実はそうではありませんでした。それは、恐らくこの家の設計自体は日本の建築士が行っていたのだろうと思われるからです。アメリカやカナダでは、一般の住宅で物干し用のバルコニーを設置することは、まずないと思っていいでしょう。だって、外人さんは、下着などを外に干すという習慣がありませんし、バルコニーなんてものはどこかの豪邸でしか造らないのが一般的。ですから、外人さんの大工さんは、バルコニーの納まりというものは全く知識がないと言っても過言ではありません。ですから、建築士がバルコニーの納まりを細かく図面に描いて、その通りに外人さんに造ってもらうことが必要ですが、設計士自体もどういうふうに造れば雨漏れしない家になるかを細かく知っていないことが多いのです。輸入住宅の専門家である外人さんの大工と、建築の専門家である設計士が造った家なんだから、設計的にも施工的にも一流と考えてしまうのは、仕方がないことかも知れません。でも、ご覧の通りサッシの位置や外壁の水切り材の位置が、あまりにも低過ぎます。これじゃあ、強風で吹き上がってきた雨が壁の中に入ってしまうのは明らかです。また、ジョリパットの外壁にも所々クラックが見受けられるようですから、壁下地の設計・施工がしっかり行われていなければ、そういった部分からも雨水は入ってしまうかも知れません。お客様は水切りの下をコーキングやウレタン塗装で処理すれば、問題が解決すると考えているようですが、外壁内を乾燥させる為の通気層を確保する為に通常水切りの下が明いているのですから、無暗に塞いでしまうのは反って危険だと思います。恐らく設計士は現場管理の義務があるにも係わらず、簡単な図面を描いただけで何も現場を見て来なかったんだと思います。どういう納まりが必要か分からない外人さんの大工も、指示がない為に適当に納めてしまったということなんでしょうね。建築士や工務店が建築のプロだと思っていらっしゃる方が殆どだと思いますが、半分以上は素人に毛が生えたくらいしか現場を理解していないと考えるべきだと思います。信頼のおける建築屋は、自身の失敗や他社のミスをいくつも見て、そこから問題の原因や解決方法を常に考えて実行する人です。大きな住宅メーカーや名のある建築士だというだけで、設計や施工の専門家だと考えるのは早計かも知れませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月09日
コメント(0)
以前福岡県のお客様から、ヴァイスロイ(Viceroy)製の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の鍵の修理をご依頼頂いておりましたが、ゴールデンウイークの4月末に出張修理へ行ってきました。ロックレバーがブラブラの状態で、レバーを上げても下げても鍵がうんとも寸とも動かない状況でした。お客様の方では全く触れないという状況でしたので、掃出しサッシのハンドルセットやロックレバー、ドアに内蔵するロックケース(バックセット)といった部品を全て揃えて現場に伺いました。写真は、その時外してきた壊れたロックレバー。(正常なものは、弊社の古い在庫品)ロックケースの穴に差し込んで鍵を操作する為の金属バー周辺が、欠損しているのがお分かりでしょうか。ロックレバーが破損したという状況からすると、可動ドア自体の建て起こし(左右・上下の位置)がずれてしまって、レバーを無理に動かさないと鍵が掛けられなかったような気がします。(そういう場合、鍵爪を引っ掛けるロック受けの金物の位置をずらしても鍵は掛からないと思いますので、ドア自体の建て起こし調整が必修です)。部品が壊れたので、部品だけ供給してもらえれば自分で付け替えるというお客様がよくいらっしゃいますが、建て起こしを調整する技術や専用の道具がない為、ロックがしづらい状態で使っているかも知れません。また、ヴァイスロイの掃出しサッシの鍵は、単に取り付ければ終わりという代物ではありません。鍵本体は、ロックケースとフェースプレートとが一体で出来ています。ただ、現在手に入るのは、ロックケースだけとなっていますので、フェースプレートは既存の一体型のものから取り外して、それを新しいロックケースに組み直すということが必要です。でも、フェースプレートは鋳物で出来ており、ロックケースとフェースプレートを切り離す際にフェースプレートの固定部分が破損する危険があります。そうなると、古いフェースプレートを新しいロックケースに固定することが難しくなりますから、分解・組立を如何にうまくやるかという点で、知恵も必要になってきます。ヴァイスロイは会社自体が既にありませんから、部品自体を大切に扱わないとそれを直すには相当な手間や費用が掛かります。今回もいろいろイレギュラーな問題が発生しましたが、お客様の協力もあって何とか修理を完了することが出来ました。遠く愛知県から福岡まで出向いて行って、もし修理が出来ないなんてことになったら、ほんと大変なことになりますからね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月08日
コメント(0)
宮城県のお客様から、またもやテラスドア上に設置されたエリプティカルウィンドウ(欄間窓)のガラス交換についてご相談を頂きました。輸入サッシは、木製アルミクラッドのハード(Hurd)社製。3連になったテラスドア(中央ドアのみ開閉)の上に明かり取りとして取り付けられている、カマボコ型のハメ殺し窓のペアガラスが曇って内部結露を起こしています。原因は、やはり屋外側のガラス周囲からの雨の浸入だと思います。屋外側のアルミ枠については、取付けビスや押縁(ガラス押え)といったものが見当たらないので、屋外側からガラスを外すことが出来ないタイプだと思います。そうなると、室内側の木枠を外して、ペアガラス全体を露出させることとなるのですが、頂いた写真ではビスが付いていないようですから、何等かの隠し釘のようなものが入っている可能性があります。何れにしても、室内側の木枠をきれいに外すのは、時間も労力も相当必要かと思われます。あと、問題なのは窓ガラスの形状でしょう。当然最初のアプローチとしては、メーカーに依頼して交換用のペアガラスを作ってもらうことですが、もし製造を中止していて供給してもらえないなんてことがあれば、実際の窓からガラスを一旦外して実寸法を採寸せざるを得ません。そうなると、愛知県から宮城県まで採寸調査の為に車で往復した上に、それを基にガラスが出来上がった後修理の為に再度往復するということが必要です。そういった点では、費用と手間と時間が掛かる仕事になるかも知れません。まあ、そういう難しい仕事だから、わざわざ私共 ホームメイドにご相談頂いていることは間違いないと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月28日
コメント(0)
本日、みよし市の輸入住宅にお伺いして、形状がおかしかった洗面水栓のハンドルアダプタを交換してきました。輸入水栓は、モエン(Moen)製のモンティセロ(Monticello)。ハンドルアダプタは、開閉するハンドルレバーと止水パッキン材のカートリッジバルブとをつなげる役目を果たす部品ですが、これの形状が変でメーカーに正しい交換部品を再度送ってもらうようにお願いしておりました。取り替え自体は然程時間が掛かりませんので、すぐに作業に取り掛かりものの15分程度で修理は完了。写真のように、お湯・水共に問題なく吐水し、レバーを回せばちゃんと止水することも出来ました。施工後20年近い洗面水栓ですが、デザインも古さを感じさせませんし、こうして今でも交換部品を手に入れられるということは本当に素晴らしいことだと思います。また、20年くらい経ったらメンテナンスのタイミングになるでしょうが、その時も交換部品が調達出来ると更に素敵ですよね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月27日
コメント(0)
先日、輸入サッシ用の網戸の網(スクリーン)がアメリカから届きました。輸入サッシの網戸は、アンダーセン(Andersen)のものは金属の網が張られていますが、それ以外のメーカーのものはグラスファイバー製。ホームセンターでも売られている国産のプラスチックの網だと5年くらいで破れてきますが、グラスファイバーのものは15年経っても大丈夫。その分価格は高いですが、それでも張替えをする手間(頻度)が3分の1ともなれば、反ってコストは掛からないかも知れません。また、グラスファイバーの網は、タバコの火を押し付けても破れませんから、ベランダでのタバコや蚊取り線香についてもリスクはほぼありません。私たちは、お客様にもこれを販売していますが、お客様から網戸の張替えをご依頼頂くこともありますので、一定程度ストックを持っています。写真のロールは、1巻で30mの長さ、90cmの幅があります。ですから、このロールが1本あれば、ほぼおうち1軒分の窓の網戸を張り替えすることが可能です。ただ、おうちによっては、幅が2.4mもある掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)を設置している場合もあるので、そういう場合は1.2m幅のスクリーンロールを用意したり、必要分に切った網をお分けすることもしています。(普通のサッシでは、それ程幅の広い網を使うことがないので、1.2m幅のものを1巻お送りしても、余分が多く出るだけでもったいないかも知れません)そろそろ初夏の陽気になってきましたので、輸入サッシの破れた網戸を張り直ししてみては如何でしょうか。トライされる方には、網や網押さえのゴム等を必要分お分けしますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月25日
コメント(0)
写真は、私の家の裏に植えてあるツツジが花を咲かせた様子です。ゴールデンウイーク前から至る処で、サツキやツツジが満開になっていますね。毎年、この時期にはシロアリが羽アリとして巣立っていくという記事を書かせて頂いておりますが、今年も同様に書かせて頂こうと思います。サツキやツツジがシロアリの繁殖と関係している訳ではないのですが、花が咲くこの時期に重なって羽アリが出てくる為、いつも思い出すのです。多くのシロアリは土の中にコロニーと呼ばれる巣を作って、そこから蟻道を徐々に延ばしていって活動範囲を広げていきます。ただ、そのコロニーにもキャパシティーのようなものがあるようで、繁殖範囲を広げる為には一部のシロアリが羽アリとして別の場所にコロニーを建設する為に巣立っていかなければなりません。ただ、その羽アリの数は半端ないくらいすごい量が出てきます。勿論、その殆どはすぐに死んでしまうのですが、僅かな羽アリだけが生き残ってコロニーを形成するのが、この時期です。ですから、家のどこかから羽アリが大量発生すれば、住んでいる皆さんにはすぐに大変なことが起きていると分かります。これは、シロアリが自分たちの住み家を教えてくれているようなものですから、そこを叩けばコロニーごとやっつけることが可能です。ただ、庭や近くの空き地にいるシロアリは、腐った木を土に返してくれている生態系循環の機能を果たしているに過ぎませんから、それまで駆除することは人間にとってもよくないことです。家の中やその周囲で羽アリを大量に見付けた場合は、専門家に相談して局所的に対処することをして下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月24日
コメント(0)
先日、福井県の輸入住宅で掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の強化ペアガラスを交換してきたという記事を書かせて頂きましたが、その際にお客様から別のガラスの不具合も相談されました。そのサッシは、ガラスを交換した掃出しサッシの上に付いているカマボコを少し押し潰したような形の楕円形のハメ殺し窓。こうしたサッシを、エリプティカル ウィンドウ(Elliptical Window)と呼ぶのですが、高級志向の輸入住宅では結構多く施工されています。その窓のペアガラスの周囲に回してあるゴム状の気密スペーサーが、今回見える部分のガラスにまで飛び出してきていました。掃出しサッシの上に付いている楕円の窓は、全部で5ヶ所あるのですが、そのうちの4ヶ所で同様のトラブルが発生しています。国内ではローウェン(Loewen)の直接の代理店は存在せず、ローウェン本体に直接問い合わせするか、実際のガラスに型紙を当てて実寸法を絵として転写するか、その2つの方法しかありません。でも、写真のように、サッシの枠に奥行があることから、ここに型紙を当てて正確にサイズや形状を測ることは至難の業だと思います。であれば、一旦木製の押縁を外してから、ペアガラスそのものも窓から外して、床等に寝かせた状態でガラスの採寸を行うという方法が最も現実的な気もします。取り敢えず、メーカーに寸法図の提供を問い合わせている処ですが、既に生産中止の製品の為、詳細図が存在しない可能性もあります。その場合は、再度現場にお邪魔して、ガラスの詳細を採寸することとなりますが、現地調査の経費もご了承頂けるかどうかが問題です。掃出しサッシのガラス交換に伺う前に、そういう不具合を連絡頂けていれば、採寸の道具や材料も一緒に持っていけたでしょうが、そうして頂けなかったことが残念です。何れにしても、もう少し状況がしっかりした処で、どう対処するかを検討したいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月23日
コメント(0)
本日、岐阜県の輸入住宅にお伺いして、先日ブログ記事に書かせて頂いた水栓金具のカートリッジバルブを交換してきました。吐水口からポタポタ水やお湯が漏れるという不具合でしたから、止水バルブを交換してやれば、元通りに出来るだろうということで行ってきました。いざ現場に伺うと、水漏れしているだけでなく、中央の吐水口の台座もグラグラしていて、固定が甘くなってきていました。取り敢えず、お湯と水の両方のカートリッジバルブを外して、新しいものを装着しました。次に、洗面キャビネットの下に潜り込んで、吐水口の固定ナットを回して何とかぐらつきをなくしました。でも、その部分は水道の配管類が一杯ある場所でしたから、レンチも使えず固定するのに苦労しました。写真は、全ての作業を完了して、お湯・水の両方がちゃんと作動することを確認し終わった時の様子です。左横にあるのが古いバルブ類ですが、錆びて劣化が進んでいるようです。輸入水栓は、止水バルブがセラミックバルブで出来ていますから、ゴムパッキンのようにすぐに劣化することはありませんが、それでも寿命というものがありますから、その際は交換が必要です。皆さんのおうちの水栓金具も不具合があるようでしたら、専門家に相談して修理をお願いして下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月22日
コメント(0)
昨日、福井県の輸入住宅にお邪魔して、スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のガラス交換を行ってきました。輸入木製サッシは、アルミクラッドのカナダ ローウェン(Loewen)社製。カナダでは高級サッシとして有名ですが、こちらのおうちを設計した建築士さんもこれでなきゃと拘っていたそうです。ただ、新築から19年の間、殆どサッシのメンテナンスを建築業者さんにもして頂いていなかったようで、至る処修理や調整が必要になっています。今回のガラス交換は、掃出しサッシのハメ殺し側のドア。ガラスの周囲から雨水が長年入っていたようで、それが基でペアガラスの中が結露してしまい、せっかくの強化ガラスを交換せざるを得なくなりました。ただ、ローウェンのこのタイプのサッシは、既に製造が中止されていてメーカーからは部材の供給もして頂けないといった状況になっていました。インチサイズで作られたペアガラス自体は、ローウェンでなくても何とか作ってもらえるのですが、ガラスを固定する為の木製の押縁(ガラス押え)は交換時に破損させたら、もう替えはありません。ですから、押縁を壊さないように外さないといけないのですが、押縁もガラスも接着剤や防水材が嫌というくらいビッチリと付けられています。押縁を壊さないように、こうした材料を外さなければならないので、通常の輸入掃出しサッシよりも大幅に時間が掛かってしまいます。また、どうしても押縁も外す際に傷が付いてしまいますから、着色や補修をしないと取り付けることが出来ません。写真は、そういう苦労を乗り越えて、新しいペアガラスを装着した様子です。隙間がないくらいピッタリしたサイズの新しいペア強化ガラスでしたから入れるにも苦労をしたのですが、ご覧の通り見事に交換することが出来ました。多分、この作業が出来る住宅メーカーさんやリフォーム業者さんは、この日本ではあまりいらっしゃらないかも知れません。特に押縁をそのまま再利用出来るように外すなんて、経験と道具がなければ不可能だと思います。尚、作業完了後に木製の飾り格子をガラスの室内側に装着し、屋外側はガラスの周囲等に防水処理を行って、最後にドアの開閉調整や鍵の調整も実施しましたよ。皆さんのおうちもこうならないように、15年くらいしたら全てのペアガラスサッシを防水処理して下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月21日
コメント(0)
お近くの輸入住宅で輸入サッシのメンテナンスをご依頼頂きました。窓は、メーカー不明の樹脂製サッシ。3連のトリプルウィンドウの上にハーフサークルウィンドウが飾りで付いているのですが、そこに付いているペアガラスに不具合が発生しました。こちらの窓は2階の東面に面したサッシですから、雨や風当たりが強く、窓の押縁(ガラス押え)の周囲から雨水がサッシに浸入したものと思われます。こうなるとペアガラスの中で内部結露が発生したり、曇ってしまったりするのですが、今回はそうしたこと以外にガラスの周囲に接着してあるゴム状の気密スペーサーが飛び出してきたようです。雨水の浸入によって、スペーサーの接着が劣化したことが原因ですが、接着をしていなければ当然気密は保てませんから、水分や湿気がペアガラスの中に入り込みますし、断熱性能も落ちてしまいます。全体の接着がなくなってしまえば、最悪ペアガラス自体を保持出来なくなりますから、ガラスが動いたりしてくる恐れもあります。ただ、こうしたペアガラスを交換する場合、屋外側にある押縁を外してペアガラスの採寸調査や交換作業を行う必要がありますから、高い足場がなければ仕事は出来ません。ここだけの部分足場を設置することも可能ですが、それだけではどうしても設置費は割高になってしまいますから、こういう場合私共では家全体に足場を組んで、全てのサッシのガラス防水の仕事をすることをお勧めします。勿論、ここだけの部分足場を設置して、半円窓のガラス交換やこの周囲の窓のペアガラスの防水処理だけを行うことも可能です。尚、輸入のハーフサークルウィンドウのペアガラスは、真円ではなく楕円ですし、厚みを含めた寸法はインチ単位で出来ていますから、普通のガラス屋さんやサッシ屋さんでは対応出来ないかも知れません。そういう場合は、信頼のおける輸入住宅の専門家にご相談頂くと、適切な施工をして頂けると思いますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月18日
コメント(0)
先日ブログ記事に書かせて頂きました洗面水栓のメンテナンス用の部品が届きました。輸入の洗面水栓は、ヤスダプロモーション製のゴールドの水栓金具。蛇口から水がポタポタ落ちるということで、レバーハンドル内に内蔵されているカートリッジバルブを交換することになり、それが弊社に届きました。レバーハンドルが比較的高い位置にある関係から、バルブの頭部のスピンドルと呼ばれる部分もそれに合わせて長くなっています。バルブのお尻の赤い方がお湯用、青い方が水用となっています。今回、同じ水栓金具が2ヶ所あるということで、このお湯用・水用のセットを2セット用意しています。週明けに岐阜県まで取り替えに伺ってきますから、また交換後に状況をお知らせしたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月17日
コメント(0)
今日、豊田市の輸入住宅にお伺いして、輸入の玄関ドアの塗り直しを行いました。輸入ドアは、ファイバーグラス製のダブルサイドライト付き3枚ドア。美しい楕円のステンドグラスも、ドアを引き立たせています。7年前にドアの塗装やメンテナンスを行ったのですが、ドアが南面に面していることから、太陽の紫外線や熱さ、台風等の風雨、中国の黄砂にも曝され、塗装が酷く剥げてしまいました。通常のファイバーグラス製ドアの塗装であれば、表面に塗ったトップコート(クリアの表面保護塗料)のみが傷むのですが、下地の着色塗料も剥げてきている状況でした。ですから、今回の塗装メンテナンスは下地作りから行わなければなりません。(着色塗装が無事であれば、トップコートのみの塗り増しでOKなんですが、そうではありませんから、劣化した塗装の除去を行った上で、着色塗装1回、トップコート塗装2回の合計3回の作業が必要です)木目調ファイバーグラス製ドア専用の塗料とは言え、厚塗りしたんでは油性塗料をベタ塗りしたように木目が消えてしまいますから、塗料を塗ってはそれを少し擦り取るという作業を繰り返し、木目の濃淡が浮き出るように仕上げていきます。そうして着色した下地が出来上がっただけでは、ドアにツヤもなく古びた寂しいドアにしか見えません。そして、トップコートの塗装を2度塗って完成した様子が、2枚目の写真です。木目も表面のツヤも見事に再現されて、新築した当時のドアの趣きが蘇りました。技術とセンス、適切な道具と材料さえあれば、このように高級感のある玄関ドアになるのですから、10年以上経ったファイバーグラスの玄関ドアは、是非塗り直しを行ってみては如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月16日
コメント(0)
大分県のお客様から、輸入ドアノブ(ドアレバー)のドアラッチの調子が悪いので、交換部材が欲しいという相談を頂きました。ドアノブは、旧タイタン(Titan)製の空錠タイプ。空錠タイプとは、キーで施錠する機能が付いたタイプ以外のものとお考え頂くといいかも知れません。古いタイタンのドアノブに付いていたドアラッチは、写真のようにフェースプレートが付いていないものが多く、頭の部分が丸いままになっています。これをドライブイン・ラッチと呼ぶのですが、取付け穴にラッチを差し込むだけでラッチが固定出来るという施工が簡単な部材です。フェースプレート付きのラッチは、国産のドアノブにも付いているタイプで、戸先に露出したフェースプレートをビスで固定することで、ラッチが動かなくなります。ですから、ドライブイン・ラッチよりは、取付けに少しだけ手間が掛かるのですが、このフェースプレート付きのラッチの方が普及しているのです。勿論、北米でもフェースプレート付きのラッチの方が一般的になってきていますが、まだまだドライブイン・ラッチも多く使われているようです。今回私共が供給可能なドライブイン・ラッチは、改良版で少しデザインが異なりますが、施工方法やドアノブへの納まりは全く変わらないものとなりますから、安心してお使い頂けます。今回お客様からは交換用ラッチを2個欲しいというご依頼でしたが、20年以上経っているようならラッチ自体の耐用年数は過ぎています。恐らくおうちの開きドアは8ヶ所以上あるでしょうから、2つと言わず全てのドアラッチを定期交換する時期が来ているように思います。日本ではなかなか手に入らないドライブイン・ラッチですが、北米では普通に調達出来ますから、何十年経っても大丈夫です。但し、ラッチを数回交換したらドアノブの方が悪くなってくるでしょうから、その際はドアノブを含めて新しいものに交換するようにお願いします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月15日
コメント(0)
先日、お近くのお客様から輸入掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の網戸の戸車がおかしいので、グラスファイバー製の網の張り替えと一緒に戸車の交換をご依頼頂きました。写真は、古い網戸に付いていた比較的状態がいい戸車と、今回調達した新しい戸車を並べてみました。針金のような部分は、戸車を上下させるサスペンションの役割を果たす所ですが、多少バネが弱っているのか、下がり気味になっています。戸車に付いているナイロン製のローラー部品も心なしか摩耗して少し小さくなっているようにも感じます。この古いローラー部分は網戸の上枠に付いている戸車で、下枠の戸車はローラー部分が割れていて回らない状態になっていました。掃出しサッシの網戸の場合、どうしてもサッシ下のレールを戸車が移動するという仕組みですから、網戸下の戸車に比較的大きなストレスが掛かります。勿論、上側の戸車も同様に劣化はしてきていますから、下側だけを交換して上側の戸車を交換しないという訳にはいきません。掃出しサッシの網戸の動きが悪くなってきたら、レール等の掃除を行うと共に戸車の交換をして頂ければ、またスムースに左右に動くようになるはずです。20年以上前のこういった輸入網戸の部品は、今でも北米で作られていますから、調達するのに問題はありません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月14日
コメント(0)
昨日、京都の輸入住宅にお伺いして、シングルハングサッシのコイルバランサーを交換してきました。輸入サッシは、樹脂製のカナダ MBFウィンドウ。コイルバランサーのバネが切れてしまうと、重いサッシ建具を吊り上げることが出来なくなり、窓を開けられなくなります。ですから、この切れたバネさえ交換出来れば、サッシは元通りスムースに開閉出来るようになるのですが、コイルバランサーを装着するサッシ枠の溝(レール)は狭く、通常ではコイルバランサーは絶対に入りません。その場合、溝をノコギリやナイフのようなもので切って、装着出来るだけの幅を確保するという方法が取られるのですが、一旦切ってしまったらそれを元には戻せませんし、その分見た目も悪くなります。そこで私たちは、写真のように専用工具を使って、樹脂製の枠を広げて溝の幅を確保します。そのようにして、不具合のある古いコイルバランサーを取り出して、そこに新しいコイルバランサーを入れ込むことを行いました。勿論、溝を広げた工具を取り外せば、サッシの枠は元通りに戻ってくれます。ですから、枠を切ることもなく、今までと変わらぬ見た目で窓を使うことが可能となります。ただ、非常に強い力で広げますから、慎重に作業を行わないとプラスチックの枠が割れてしまったり、広げた枠が元に戻らなくなったりしますから、注意しないといけません。綿密な修理調査、交換部品の調達ルートや正しい修理手順、専用工具といったものが全て揃って、初めて完璧な修理メンテナンスが可能となります。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月13日
コメント(0)
岐阜県のお客様から、輸入の洗面水栓のメンテナンスについてご相談を頂きました。水栓金具は、ヤスダプロモーションの洗面用水栓です。ゴールドの本体に白いレバーハンドルのコンビネーションが、クラシックで美しいですね。施工されたのは、2011年。輸入住宅ブームが1990年代ですから、それから10年以上後に建てられた輸入住宅ということで比較的新しい製品になります。今回の不具合は、レバーを閉じても吐水口から水やお湯がポタポタ落ちてくるというものですから、内蔵されたカートリッジバルブを交換すれば元通りに直ると思います。ヤスダプロモーションの古い水栓金具は、製造時期によって使われている止水バルブが異なるという事象がありますので、現地調査を実施しないと入手したバルブが取付け出来ないというリスクが生じます。ですが、今回のものは、止水バルブに製造時期による新旧はなく、事前調査は必要ありませんでした。その分修理費用も抑えられて、お客様にもメリットがあったのではないかと思います。交換用のカートリッジバルブが入荷次第、修理にお伺いする予定です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月11日
コメント(0)
先日、京都府の輸入住宅で、浴室の樹脂サッシのバランサーについて修理調査を行ったという記事を書かせて頂きました。そのサッシは、カナダ東海岸にあるMBF Windowsというメーカーのシングルハングサッシですが、このメーカーのものはあまり日本には輸入されておらず、国内に販売やサービスを行う代理店もありません。私たち ホームメイドは、カナダへ材料視察に伺った経験があり、このメーカーについても熟知しておりました。取り付けられていたシングルハングサッシは少々大きめのもので、重いサッシ建具(障子)を持ち上げる為に、コイルバランサーのバネは強力なダブル・タイプになっています。現地調査を実施した際に、可動する建具の大きさや重量、サッシ全体の寸法などを計測すると共に、枠内に内蔵されたバランサー自体も取り外して、どういったものが装着されているかをつぶさに調べました。それに基づいて調達した新しいバランサーが、こちらです。以前のブログ記事に掲載した古いコイルバランサーと見比べて頂くと分かりますが、全く同じ形状・全く同じバネ強度のものになっています。数日後にこれを現場に持って行って、サッシに取り付け(取り替え)を行ってきますが、固い樹脂枠の溝を広げてバランサーを入れ込むという作業は普通のサッシ屋さんや工務店さんでは不可能かも知れません。サッシ自体にキズを付けずに元通りに窓を開閉したいのであれば、私共のような専門家に相談頂くことをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月10日
コメント(0)
千葉県のお客様から、輸入の掃出しサッシの鍵が壊れたので相談に乗って欲しいというご連絡を頂きました。2つある掃出しサッシのうちの1つが、ロックレバーを操作しても鍵が全く動かないということでした。頂いた写真がこちらですが、このハンドルロックはカナダ ヴァイスロイ(Viceroy)のスライディング・パティオドアに付属しているもののようです。ヴァイスロイの輸入サッシは、仙台にある大手輸入ハウスメーカーが採用していた製品ですが、ヴァイスロイが会社を止めてしまってからはどこかのサッシメーカーに依頼して自社ブランドのものを施工している感じのようです。ただ、それまで新築してきたおうちについては、当然アフターサービスを実施して、修理・メンテナンスをやらなければならないはずなんですが、部材の調達ルートがないのか、私共の方にお客様からご相談を頂くという状況になっています。幸い私たちは部材を調達するルートや施工手順を知っていますから、こういったご相談を頂いてもおおよそ対応することは可能ですが、やはり建てた建築会社が責任を以ってサポートしていくべきと感じます。価格等で私共に注文するのではなく、建ててもらった会社で一貫して最後まで面倒をみてもらわなければ、家を長く維持することなど出来ません。工務店やメーカーが倒産・撤退したことで相談先を失ったという場合に、私共 ホームメイドを頼って頂くのであれば、何とか手助けをして差し上げたいとは思っています。今回の場合、原因はドアに内蔵されたロックケース(バックセット)が破損したか、それに連動しているロックレバーの心棒が折れてしまったかのどちらかではないかと考えています。ただ、このトラブルの根本的な原因は、ドアの建て起こしや位置のポイントが長年の使用でずれてきていることで、ロックラッチが受け金具に噛まなくなったり、それを何とかしようと無理に鍵を掛けたりしたことですから、それを修正しないといくら交換をしてもすぐにまた部品が破損してしまいます。そういう知識と不具合への深い考察を持った輸入住宅ビルダーは、日本では少なくなってきましたよね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月08日
コメント(0)
中津川市のお客様の処に装着する飾りの格子がメーカーから届きました。こちらの格子を装着する輸入サッシは、アンダーセン(Andersen)製のナローライン・ダブルハングサッシ。元々付けられていたものは、プラスチックで出来た格子だったのですが、夏の太陽の猛烈な熱によって曲がってしまった為、新しいものを取り寄せたという訳です。形状的にはほぼ同じものではありますが、僅かに違いがあるようです。ただ、ほぼ分からないと言ってもいいのではないでしょうか。また、新しいものと古いものとの違いは、新しいものは木製になったということでしょうか。プラスチックで出来た従来の格子は、古くなってくると生(しょう)が抜けてしまうとでも言いますか、柔軟性がなくなって窓に取付け・取り外しをしたりすると取付け部分が割れたり折れたりしてしまいます。それに比べると、木はいつまで経っても柔軟性はありますから、結構長持ちするかも知れません。ただ、窓は太陽の紫外線や熱に曝される場所でもありますから、木製の格子と云えども過信は禁物です。皆さんのおうちのアンダーセンのサッシに格子が付いていたら、一度格子に破損がないか確認してみては如何でしょうか。メーカーはまだ交換用の飾り格子を作ってくれますので、壊れていたら交換することは可能ですよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月07日
コメント(0)
みよし市のお客様の輸入洗面水栓をメンテナンスする為に、ハンドルアダプターと呼ばれる部品をカナダから取り寄せました。水栓金具は、モエン(Moen)製のモンテセロ(Monticello)。このシリーズにはキッチン水栓などもありますが、日本でよく使われてきたのは洗面用の水栓金具です。ただ、この洗面水栓は、時代によって使われる部品がいろいろあるということが難点でもあります。写真は、ハンドルレバーを水栓本体の台座に固定する為に使うアダプターなんですが、同じシリーズの同じ洗面用なのにこんなにも違います。また、これらとは違うものがもう1つ存在するということもビックリです。ですから、メーカー自体も混乱しているようで、最初に注文した時は要求と違う左の黒い部品が送られてきました。部品が合わないと再度手配をお願いした処、送られてきたのが右側の青い部品です。恐らく今回の部品はうまく適合するように思いますが、微妙に形状が違う部品も存在している為、実際に装着してみないとはっきりしたことが言えません。特にこちらのお客様は、手元に何も資料が残っていないということでしたので、水栓の品番や製造時期から部品を特定することが難しく、結構手配に時間が掛かってしまいました。それでもこうやって部品が手に入れられたというのは、根気と経験に拠る処が大きいでしょうね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月06日
コメント(0)
静岡県のお客様から、輸入サッシの網戸を窓に固定する為のピンが欲しいというご相談を頂きました。サッシは、古いアメリカ ハード(Hurd)社製。今回網戸をご自身でメンテナンスしたいということで、網戸ピンだけでなくグラスファイバー製の網や網押さえのゴムなども一緒に手に入れたいということでした。網戸ピンについて、頂いた写真がこちらですが、大きさや形状からするとマーヴィン(Marvin)のサッシに付いているものと同じと考えていいでしょう。シャフト部分はアルミで出来ているようですが、ツマミのパーツは樹脂製でピンを動かす為のバネは鉄製です。写真のものは、バネが劣化していると思いますが、不具合を起こしやすいのはやはりツマミの部分かと思います。今回お客様からは、ピンのセットを75本欲しいとのご希望を頂きましたので、家中の窓の網戸を修理する以外に、ある程度予備を見越した数になっているのではないかと思います。網戸固定用のピンは消耗部品ですから、やはり15年くらいしたら定期的に交換したいものですね。皆さんのおうちでも、夏を前に輸入網戸のメンテナンスをしては如何でしょうか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月05日
コメント(0)
日曜に埼玉県のお客様のおうちにお邪魔して、玄関ドアのメンテナンスを行ってきました。輸入の玄関ドアはスチール製のカナダ トリムライト(Trimlite)。ドアは重さで斜めに下がってきており、戸先(ハンドル)側の方が敷居(ボトムシル)に擦っていました。ですから、ドアを閉める際はドアノブを持ち上げて、ドアが幾分上がった状態にしないと鍵も掛けられないということでした。その為か、ドアハンドルのラッチは既に破損しており、ちゃんと出てこないという感じのままお使いでした。当然ドアクローザーの力を使って引き込もうとしても、それくらいではどうにもならないのは必然です。また、ドアを閉めても周囲に隙間が空いているという状況で、気密性や防音性・断熱性も機能していませんでした。そこで、蝶番が摩耗した玄関ドア用の輸入ヒンジとデッドロック付きのハンドルセット、ドア枠用のウェザーストリップ(気密パッキン材)を交換して、新築時の状態にまで戻すことを目標に作業を行いました。下がったドアはヒンジを新しくすることである程度は上がりますが、ドアの傾きはヒンジの交換だけでは直りません。ヒンジを取り付ける前にその下地に薄いシム材を入れて、傾きを調整しながら下がりや傾きを補正します。また、長い取付けビスを使うことでドア枠自体を構造にガッチリ固定することでも傾きを変化させました。そうすることで、鍵が掛かる位置も元の状態に戻りますから、ハンドルのドアラッチやデッドロックバーの取付け位置も特に変える必要もありません。つまり、元になった原因を正せば、付随した様々な問題も自ずと解決するという訳です。でも、普通のリフォーム屋さんや鍵屋さんは、特殊な輸入ヒンジを調達せずに、ヒンジの位置を変えたりラッチ受け(ストライク)の位置を変えたり、対処療法でメンテナンスを実施します。ですから、ドアやドア枠に傷を付けるだけで元通りに直すということは出来ないのです。調整作業が完了した後、最後にライフタイム仕上げのハンドルやデッドロックを取り付け、ウェザーストリップを新しくしたら、このようにきれいな輸入ドアになりました。通常の金メッキは10年で茶色く錆が出てしまいますが、ライフタイム仕上げは10年経っても美しいゴールド色のままですから、あとは小まめに水垢が付かないように柔らかなタオルで拭いてあげればOKです。10年で交換部品の供給がなくなる国産の製品と比べて、何十年経っても直しが利く輸入住宅は本当に素敵だと思います。(但し、信頼出来る専門家を見付けることが、家づくりでは一番大切ということを忘れないで下さいね)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月03日
コメント(0)
先日ご相談を頂いた岐阜県のお客様のおうちにお邪魔して、現地調査を行ってきました。アルミクラッド木製サッシのボウウィンドウのガラスが脱落してきたということでしたので、まずは開かずの窓を開けて状況を確認することから始めました。写真が、その窓の一つを慎重に開けた様子です。一見何もなさそうに見えますが、建具の下枠が密着しているはずのガラスから外れて、大きく隙間が明いているのが分かりますでしょうか。また、下枠の左端に木枠の継ぎ目が見えますが、下枠部分の木が腐って黒く変色しているのが分かります。つまり、この下枠の木は、ほぼ中が全て腐ってなくなっている状況になっています。そういう状態ですから、下枠が重いペアガラスを支えることが出来ず、ガラスが下枠の下の方までずり落ちてきているという訳です。(その様子は、以前のブログ記事を参照下さい)この輸入サッシは、ジェルドウェン(Jeld-Wen)傘下であったノルコ(Norco)製のアルミクラッドサッシですが、既にサービスを止めてしまっていますから、交換部材は自力で探すしかありません。腐ってしまった木の部分を加工・修復し、脱落したペアガラスも正確なサイズで新しいものを製作します。また、オペレーター等の開閉金物やウェザーストリップも劣化が進んでいますから、そういった部材も全て手配をしなければなりません。なかなかハードルが高い案件ではありますが、何とか新築時の状態近くまできれいに直したいと考えております。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月02日
コメント(0)
京都府のお客様から輸入樹脂サッシのバランサーの糸が切れてしまったので、バランサーを入手出来ないかという相談を頂きました。サッシ・メーカー自体はおっしゃられなかったのですが、シングルハング用のバランサーはいくつかの種類に限定される為、部材の特定さえ出来ればアメリカからの調達に問題はありません。写真がお客様から頂いた不具合のあるバランサーですが、バネにつなげてあるはずの吊りヒモが2本共なくなっています。こうなると、窓が自重で落ちてきてしまう状態ですから、何かつっかえ棒をしない限り窓を開けておくことは出来ません。今後、お客様に部品を特定する為の必要事項をお伺いして、部材の見積をお出しするのですが、それと同時に取付け作業をお客様で行うことが可能かどうかもお聞きしなければなりません。全くやったことがないということなら、私がメールでやり方を教えた所でちゃんと作業が出来る訳はないでしょうから、最初は私たちが伺ってやり方を見て覚えて頂くことをお勧めしています。でも、このお客様は仕事が建築関係らしく、以前にもバランサーを交換したことがあるそうなので、わざわざ私がお伺いする必要はなさそうです。そういうお客様は珍しいと思いますので、もし取り替えは初めてというお客様であれば、適当に挑戦してみるのではなく、正しい手順と今後のケアの方法を習ってからご自身で作業をして頂ければと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月30日
コメント(0)
私たちの会社から程近い場所にある輸入住宅のお客様から、輸入サッシのペアガラスが割れたという不具合の連絡を頂きました。夜中に突然割れる音がしたということで原因はよく分かりませんが、外側のガラスだけが割れているということですから、内外の急激な温度差による熱割れか、誰かが石のようなものを投げ付けたか、鳥がぶつかったのかということが考えられます。ただ、私たちも見た訳ではありませんから、原因を具体的に特定することは出来ません。こちらの窓は、マーヴィン(Marvin)製のアルミクラッド・ダブルハングサッシ。マーヴィンの場合は、通常ガラスのみの交換は不可で、建具そのものを交換することが求められますが、メーカーが国内の販売から撤退していますので、交換用の建具の調達も出来ない状況になっています。しかしながら、それではお客様もお困りになるだろうと思い、多少建具が傷付くかも知れないですが、何とか枠材を分解してガラスのみを交換するという形でご提案を差し上げました。勿論、少し高額になるというお話を差し上げた上で、他社にオーダーで上下の建具を作って頂いて、それを既存のサッシ枠に入れるということも可能である旨お伝えもしました。ただ、結論から言えば、予算がないので今回の修理は見送るというのがお客様からの回答でした。まあ、そういうことであれば、私たちも今回の件から手を引かざるを得ないということになりますが、このままにしておけばガラスからの雨漏りによって木枠が腐ったり、ガラスの一部が下に落ちて誰かを傷付けたり、なんてことになる恐れもあります。大ごとになる前に何とかしないと、後悔先に立たずということにもなりかねませんから、早めにどこかに修理をお願いすることをお勧めします。また、今回のトラブルが火災保険で求償出来るかどうかは、契約条件次第ですので、修理と補償は一旦別々に考えて進めることが大切です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月29日
コメント(0)
岐阜県のお客様から輸入サッシのガラスが下に落ちて、上に隙間が空いているという不具合の連絡を頂きました。写真を見ると、ペアガラスの周囲にある金属スペーサーから外側のガラスだけが外れて、落下してきているという状況が確認出来ます。窓は、ノルコ(Norco)製の4連ボウウィンドウを構成しているケースメントサッシです。両サイドの2枚の建具が開閉し、中央の2枚の建具がハメ殺しという窓ですが、そのうちの3枚にこういう現象が見られるそうです。ノルコという窓メーカーは既になく、アフターサービスも望めない状況ですから、自力で修理する他はありません。今回の問題は、建具のペアガラスの防水性に原因があるように思いますから、ペアガラスが使われているサッシでは似たような不具合が起きる可能性があると思います。通常の状態ではペアガラスは木製の建具枠に支えられているはずですから、ガラスが下へ落ちてきているということは、もしかしたら既に下枠は腐ってなくなっているかも知れません。ただ、お客様自身では怖くて窓が開けられない状況ということですから、どうなっているかは私たちが伺って窓を開けてみなければ分かりません。恐らく修復は可能だろうと思いますが、修理に係る費用や時間は相当なものになるでしょうから、火災保険で求償するなどの対応が出来るかどうかが問題です。皆さんの輸入住宅でも、こうした問題が大きくならないうちに早めに外部の防水処理をして対策をしておくように対処して下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月28日
コメント(0)
全4696件 (4696件中 1-50件目)